アレフ(旧オウム真理教)の活動実態

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投稿者 転載 日時 2001 年 3 月 01 日 22:27:37:

原告陳述書(その3)



「※」印は広報部で付けた注釈です。

陳 述 書(3)

(※信者の名前。省略)

 平成12年12月に私たちアレフ信者が南烏山に転入して以来、私は地域住民や警察との対応窓口となり、住民との融和に努めてまいりました。そして、一定の成果は上がっているものと考えますので、ここにその状況をご説明します。

●転居後すぐに地域との対応を開始

 引っ越してきてからしばらくして、大家のTさんとともに近隣に引っ越しのご挨拶をしました。これは、隣家ならびに●●ハイム……(部屋番号。省略)……の各室です。さらに31日には、●●ハイムと××マンション(※ともに信者の居住する建物の名前)の住人の方に、引っ越しのご挨拶をし、その際に各種資料の配付もいたしました。この資料は、教団の現状や一連の事件に対する謝罪・賠償の取り組みの経緯、教団の危険性の不存在等を記したものでした。

 さらに、自主的にマンション前ならびに裏通りの道路清掃も毎日始めることにしました。これは2人ずつ程度、毎日欠かさず行なっており、年末から現在まで継続しています。大家さんによると、地元の住民の方が「ずいぶんきれいになりましたね」と話しているとのことです。

 また、地元の◆◆さん(※地元町会有力者の名前)が現場を視察に来られていたことからお互いに自己紹介し、地元町会などとの間での窓口となっていただくことになりました。何度も立ち話などをし、お互いの立場を話し合うことは頻繁に行なっています。

 地元住人だけでなく、地元の成城警察署ならびに警視庁公安部などとも適宜連絡を取り、当方の状況を明らかにする一方、成城警察署との話し合いで、警察署が出入りする信者の名前を確認すること、それに対して信者側は協力し、名前をきちんと名乗ることなどを約束しました。そして、この条件は今も守られており、現在に至るまで特に警察との間にトラブルは起こっていません。また、警察のほうから「交番を作ってもよいか」との打診が非公式ながらありましたが、これについても住民の不安を除去し、また治安を保つために設置していただいてかまわないと答えています。

●年末年始における住民との交流

 年末の12月31日には、地元町会の会長、副会長(※実名は省略)、ほか2名の方にGSハイム102、103の2部屋を見ていただきました。これは、「3部屋をぶち抜いて120畳の大きな部屋を作っている」「120畳あれば120人居住するに違いない」といった風評が立っていたのですが、実際には壁も全然取り除いていませんでしたし、また大量に居住することは無理であることを実際に見て確認していただくためでした。

 このときの町会の方との話し合いで、年初に住民の方に内部公開ならびに説明会を行ない、実態を見ていただいて不安を解消することが決まりました。

 平成13年1月2日には、●●ハイム、××マンションの住民の方に年始回りのご挨拶をしました。このときにも上記と同じ趣旨の各種資料を添付し、私たちに対する疑問や不安を解消するよう努めました。 ●内部一般公開ならびに説明会  このような経緯を経て、1月4日に●●ハイム1階部分の私たちの借りている……号室(※部屋番号は省略。以下同様に部屋番号は省略)の内部公開ならびに説明会を開催しました。もともとは●●ハイム・××マンションの住民の方と、町会・商店街・議会・区の代表の方をお呼びするだけの予定でした。しかし、区の方は裁判係争中の相手の説明になど行けないという理由で参加されないということを◆◆さんを介してお聞きしました。

 実際には当日、町会・商店街の代表者ならびに地元の議員さんの合計約40人、マンションの住民の方十名ほどに加えて、近所の住民の方、さらに同じ町内に事務所のある右翼団体・民声会の構成員なども入ってきました。この右翼団体員も「住民」には違いありませんので、あえてお断りはしませんでした。警察などは参加者を約50人としているようですが、私たちの調べでは、最大70人ほどの方が参加していました。実は50部ほど参考資料を用意して皆さんに配布したのですが、それでは足りず、一部の方には行き届かなかったという事実があります。

 さて、このとき、町会との事前の話し合いで、多少私たちにとって不公平な内容かとは思いましたが「アレフ側は一切撮影をしない。住民側はマスコミに渡さないなどの条件のもとで撮影を認める」という約束をしていました。これは、私たちにとって多少不利益となるような条件であっても、それで住民の皆さんに納得していただけるのであればかまわない、と考えたためです。

 ……号室はトイレ等も含めて60畳(いわゆる団地サイズなので30坪にはならない広さ)ですので、ここで説明を行ないました。まず、私が烏山に転入してきた信者について、その経緯や現状、どういう部屋を何人でどのように使っているか、また将来的にどのように使う予定なのか、といったことを説明しました。それを受けて、荒木浩広報部長が教団全体の観点から、アレフになってどのような点が変わったのか、教義はどのように変っているのか、どのような謝罪・賠償の努力を重ねてきたか、などの点について説明をし、その後、住民の方からの質問にお答えするような形になりました。

 このときは内容についてすべての人に納得していただけたとはいえないと思いますが、このような話し合いの機会を持つことは一定の評価をしていただけたように思います。また、住民の方からの質問は、むしろつるし上げと言ってもいいような批判も多かったのですが、それについては帰り際や事後に、私たちのほうに同情的な声をかけてくださる参加者も少なくなく、「出ていけ」「解散せよ」と強硬に発言しているのはむしろごく一部の方であるように見受けられました。

 なお、このとき私室であるために公開を予定していなかったのですが、●●ハイム……号室・……号室についても内部を見せよ、という要望が住民の方からありました。一部住民の方からはかなり激しい口調での要望があり、暴動などになるのではないかと不安になったほどです。そこで、混乱を避けるため、●●ハイムの住民の方のみ限定とさせていただいて人数を絞った上で、内部を公開することにしましたが、実際には関係ない人も紛れ込んでいたようでした。

 右翼団体員もいたこと、また他の地域の住民運動ではかなり激しい反対運動が起こっていたことから、ことによっては私も無傷では済まないかもしれない、と覚悟して説明させていただいたのですが、幸い、右翼団体員もこの場では暴れることなく、一住民としておとなしく説明会に参加していたため、説明会そのものは何とか無事に終了しました。また、ある程度穏健な住民の方にはかなりご理解を深めていただけたようです。

●右翼による発砲事件は右翼に責任がある

 その説明会の当日、右翼民声会構成員による発砲事件がありました。これをもってアレフが危険であるという主張がなされていますが、危険なのはあくまでも右翼団体員なのであり、私たちアレフ信者は間違いなく被害者であります。右翼団体員が発 砲するから不安というのは、右翼団体員に対して主張すべきことであって、私たちに責任があるというのは不当な言い方です。

……(中略)……

 住民に不安を与えるから住民票を消除する、というのであれば、まさに発砲に関与している右翼団体員こそ住民票消除の対象となってしかるべきでありますが、そのような方針が区で検討されたとは現在に至るもうかがっておりません。

 なお、民声会については私のほうから被害届を出しています。これは、いかなる違法行為も断固として認めず、たとえ右翼団体員から生命の危険を感じさせるような恫喝があったとしても裏取引などには決して応じない、という遵法精神を示すものであります。

●二度目の公開がなかったのは住民の要請

 さて、当初は、4日の内部公開ならびに説明会後、改めて1月6〜8日のいずれかに再度公開・説明会を行なう心づもりでおりましたので、●●ハイム管理組合にどの期日がよいか尋ねたところ、1月6日の夜8時半ごろ、管理組合の▲▲さんより「前回の公開で大体わかったので、もう公開をしてもらわなくてもよい」との返答がありましたので、その後は特に内部公開を行なっておりません。

 またこのとき、●●ハイムの管理組合から「●●ハイムの分譲部分(3〜5階)の住民とは、個々に話をするのではなく、代表を通じて、文書によって話をするようにしてほしい」との申し入れがありました。そのため、現在は特に直接住民の方から個々に話がない限りは、●●ハイムの▲▲さんあるいは◎◎さんを通して要望書・回答書を交わしています。したがって、交渉は窓口を設けて誠実に行なっているといえます。

●「決起集会」への対応と各種要望書の提出

 1月9日に区が主導する「決起集会」というおどろおどろしい名称の集会が烏山区民センターで開かれ、その後、数十人の住民を引き連れて区・区議会・地元町会の代表者が訪れてきました。このとき、住民が多数集結した状態を見て、これまで他の地域で行なわれたような住民による信者への暴行などがありえるのではないか、と非常に恐怖しました。実際、一部住民が盛んにヤジを飛ばしており、穏健な対応ができるのかと危惧いたしました。

 結果的には大事に至らず、区・区議会・住民協議会からの要請書・抗議書を私が受け取り、またこちらから区・区議会・住民への要望書をお渡しすることができたため、ほっとしました。なお、これらの要請書・抗議書に対しては、改めてそれぞれに1月12日、「回答ならびに要望書」を渡しています。これは区の要請書などが私たちの現状を正確に把握できていない部分があったため、その事実関係について改めて説明するとともに、「当団体信者に対する周辺の対応が、合法的かつ冷静に行なわれるよう」適切な措置を取っていただくようお願いしたものです。

 さらに、1月26日には首相、都知事に対して要望書を提出しました。私たちは対話と協調に向けての努力を精一杯積み重ねているのです。

●立入り調査、居住上の注意などの努力を重ねる

 これ以外にも私たちは日々、様々な努力を続けています。

 1月24日には公安調査庁による立入り検査が行なわれましたが、私たちはその調査を堂々と受け、その結果、危険なものが一切ないことが証明されています。

 また、居住信者が周辺住民の皆さんに迷惑をかけることのないよう、生活上の約束を取り決めて文書化し、改めて守っていくことを申し合わせしました。この内容は、1月30日から「居住に際しての注意」という題名で住民の皆さんに配布しています。

 この内容としては「物音・騒音に注意」「夜間の注意」「警察に名前を言う」「共有部分の使い方」「住民の方々への連絡」「外来の訪問者にも事前にこれらの内容を伝える」といった項目についてかなり詳細に取り決め、守るようにしているものです。

 また、警察への協力も惜しんでいません。1月4日の発砲事件に関する現場検証では、警察の方も●●ハイム1階の実況検分を行ない、内部の状況はすべて警察のほうにも公開したような状態になっています。また、警備上の問題について警察と打ち合わせをしたり、発砲事件ならびに恐喝事件の事情聴取もあって、私自身、成城警察署には多いときにはほとんど連日通っているような時期もありました。この1カ月あまりのうちに十数回は成城警察署に行っていると思います。警察署の受付の方が私の顔を見ただけで「Fさんですね」と言われるほどになりました。

 現在、すでにマンション前の警備の警察官の皆さんとは顔なじみの状態であり、私の出入りなども100パーセント把握されている状態です。しかし、むしろそのほうが住民の皆さんの安心につながると考え、プライバシーについてもあえて一部放棄している状態です。このような状況で私が何か危険なことをできるとしたら、警察は一体何をしているのかということにもなりかねません。それほど日本警察は無能ではないはずです。

 かつての事件の記憶として私たちに対する不安感があるということは事実だと思いますが、私たちはその不安を払拭するため、このように住民や警察と連絡を取り合ったり話し合いをしたりする努力を重ねてきました。仮に違法行為を肯定するような思想を有する団体であれば、ここまで情報公開の努力をしようとは思わないはずです。

●不安を抱かない住民も少なくない

 これらの努力を積み重ねてきた結果、住民の中にも私たちに対して不安感を特に抱かない人たちが増えてきました。

 たとえば、第2××マンションにこれまで居住してきた人に対して、大家であるTさんは、それよりも条件のいい第1××マンションに同じ家賃で移ってもらうよう打診していたのですが、そのうちの数軒では、「アレフの信者が隣や上下の部屋に居住していてもかまわないので。今のままの部屋にとどまりたい」との意向を示しています。その人たちは、私たち信者と壁一枚隔てた部屋、すなわち最も近い場所に居住しているわけですが、そのような人たちが特に不安も感じることなく、隣人として接してくださっているのです。

 実際問題として、近隣の人たちはぼんやりとした不安を感じてはいるかもしれませんが、私たち個々の信者と接するときには、「あなた個人が怖いとは思わない」と言います。

 むしろ、少しでも中立的・客観的な立場で一部反対派住民の過激な意見をたしなめるとすぐに「お前はオウムか」というような誹謗中傷を受けるとの悩みを聞くことも少なくありません。また、●●ハイム住民の中にも「あまり出ていけというようなことは言いたくないのだが、やはりつきあい上、出ていけというような運動に水を差すようなことも言いづらい」と私に直接言ってきた人もあるほどです。

 そもそも住民の反対運動を煽動しているのはむしろ区のほうであり、「区が反対運動をやるというなら従わざるを得ない」といった発言をする人も少なくありません。しかし、表だってアレフ信者との共存を口にすることによって地元住民内部での村八分状態に置かれることを恐れるがあまり、反対運動にしぶしぶ参加しているという人が実際に少なからず存在しているというのが実態で す。

●「秘密裡かつ組織的な活動」という表現は不当

 区の意見書に「不特定多数の信者が昼夜を問わず頻繁に出入り」することが不安と述べていますが、出入りする信者はすべて出入り口において警察に氏名をはっきりと述べており、不特定といわれる理由はありません。

 また「これらの教団の行動は、全て教団内部で秘密裡に行なわれ、地域住民はもとより外部には事前に一切公表されずに行なわれているものである。」などと事実に基づかない主張がなされています。これは教団の閉鎖性をことさら強調しようとしているとしか思えない虚偽であり、実際には地元警察に事前にきちんと公表し、参加人数なども伝えてあります。私には、閉鎖性・秘密性をことさら強調しようとしてウソまでつく区のありかたこそ民主主義の原則にとって危険かつ不安を醸成するものであるとしか思えません。

 同様に転入届時の行動が「教団の秘密裡かつ組織的な活動」と述べられていますが、あくまでも合法的な範囲内で適切に転入届を出したのであり、何ら違法な活動ではありません。それによって誰かに身体・財産等に対する危害を及ぼしたわけでもありません。むしろ、区のかたくなな姿勢によってやむなくさせられた行動であるにもかかわらず、あたかも犯罪行為であるかのごとく陳述すること自体、区が遵法精神を失っている何よりの証拠であると言われても仕方がないのではないでしょうか。

 また、「進出した教団から、自らの身の安全を守るため、経済的負担を顧みず、他へ転出することを決意する者が相次いでいる状況である」との主張がありますが、これら転出についても、私たちが転入したことによるもののみとは言えないものです。というのも、実は大家であるTさんと入居者のあいだではこれまでにトラブルがあったようなのです。そんなところに私たちが招き入れられたという状況になったのをきっかけに、転出に踏み切ったという例も少なくありません。

 実際、今も居住している人のなかには、「アレフの人たちが何かをするとは思えないが、Tさんには文句がある」というようなことを言う人もあります。私たちはその紛争について是非や意見を述べる立場にありませんが、●●ハイムの管理組合とTさんのあいだで口論になっている場面で私たちが仲介するような構図になったこともあります。にもかかわらず、Tさんと住民の間の問題が、私たちの問題として報道されていることも多いのが実状です。  すなわち、転出に関しては、私たちが来たことが唯一の理由とは言い切れないことをご承知いただきたいと思います。

●住民の不安感の除去をはかるのが区の本来の任務

 以上のような現実を考えますと、区がいうような不安とはあまりにも実態のないものであり、住民票消除という違法行為を認めるだけの裏付けのある根拠とはなりえないものと考えられます。

 むしろ、私は、このような違法行為、差別行為を平然と行なっている区に対して恐怖の念を禁じ得ません。この恐怖は、現になされている行為に対する恐怖ですから、根拠のあるものです。このような上記のごとく虚偽や矛盾に満ちた意見の提示まで行なって反対活動煽動を区が本格化させていることに対し、恐怖、不安、ストレス等を訴える信者の声は、枚挙の暇もないほどに増大しています。

 もし住民が不安を感じるというのであれば、行政の対応としては、住民票消除という違法行為を行なうのではなく、公安調査庁や警察の力によって危険性の有無を確認し、もし危険が発見されればそれを除去するという方法によって不安を解消すべきであろうと思います。実際、公安調査庁による立入り検査によっても何ら危険なものが出てこなかったのですから、そのことを住民に周知徹底して不安感の除去をはかるのが本来の姿であって、根拠のない不安感をことさらにあおり立てるというのは行政として本末転倒の対応であろうと考えます。

 私たちは不安を解消する努力を今後とも一層続ける決意であります。そして、それに呼応すべく、一刻も早く、区が行政の本道に立ち戻られることを期待します。  

平成13年2月9日

(※信者の住所・氏名。省略)

東京地方裁判所民事第2部御中

東京地方裁判所民事第3部御中






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