事実とニュース[2]

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投稿者 くま 日時 2000 年 12 月 28 日 21:47:45:

僕はメディアが主体で、ヤクザ、右翼、「左翼」、政官と
書いたが、当然今の日本で既に大きな潮流となってしまっ
た幾つかのカルト宗教が大きく関わっている。なかでも、
創価学会のメディアとの癒着は深刻です。
というより、既にメディアの中枢には創価学会員がかなり
いるのでは?
NHKは、闇の暴力団体と密接な繋がりを持ち、その暴力団
体が或意図を持って行う凶悪な犯罪を、その意図にそい
ニュースで報じ、またそれを利用するような関係になって
いるが、次の拙文を読んでいただければ、それも全く脈絡
のないものだとは思われないだろうし、普段、他の事で
NHKをよく知る者にとっても、別段そのようなことは驚く
ようなことではないのではないでしょうかと思います。
創価学会との親密さが取り沙汰されてもいる毎日新聞が、
今日、オーム教の平田悟のインタビューに成功云々という
ニュースがあるが、・・・

・・・・・・
”参謀本部第二部(情報)ロシア班長の橋本欣五郎大佐
が、こんな手記を残している。
「昭和6年7月頃(?)花谷少佐、関東軍少壮派の満州
処理方針を携え、上京す。同案の骨子とする処は某事件
を満州に惹起せしめ、軍の行動を起こすにありて、之に
要する費用五万円」
ここにある某事件とは、中野氏(「橋本大佐の手記」の
著者の中野雅夫)の解説によると、満州浪人(日本人)
を満州人に変装させ、満州人を指揮させ、武器弾薬をも
たせ、日本領事館、関東軍守備隊、日本人居留民会、大
和ホテル、鴨緑江鉄橋など」を爆破する計画とのこと。
とくに領事館では多くの日本人を殺害する予定になって
いた。このために満州浪人ならびに満州人に与える成功
報酬などの予算が、金五万円ナリという次第なのである。
[永井荷風の昭和/半藤一利著]”
この大金を出したのは政界の黒幕であった藤田勇である。
「某事件」が幸い起らなかったかわりに、柳条湖事件が
起こされ、以後も様々な「治安の破壊」状況が工作され、
戦争は拡大されていく。
藤田勇というのは、東京毎日新聞社の社長で、1937
年に、陸軍中佐であった長勇から20万英ポンドのアヘ
ンの密輸の話を依頼され行動した男である(注1)。現
在のXXXXX新聞社毎日の祖として相応しい男である。
”新聞は、戦争とともに繁栄し、黄金時代を迎える法則
があると聞くが、それが見事に立証されている。そして
そこでは、ニュースの最重要特性である客観性が、セン
セーショナリズムに侵され、特大の活字でくり返され、
軍部の選択したコースへ読者を誘導していく役割だけを
はたすことになる。[同]”

日独伊三国同盟締結が正式に公表されたときの朝日新聞
の朝刊には特大の次の文字が躍ったそうだ。
「いまぞ成れり”歴史の誓”/めぐる酒盃、万歳の怒濤」。
情趣も才能もない文だが、「新聞が日本をダメにした」
という本を読むと、毎日、読売、朝日の中では、戦時中
は朝日新聞の記事が最も文章力としては優れている。
もっとも、これは詐欺師のその技巧を誉めるようなもの
かもしれない。
右翼などに対しても臆することなく、おのが信ずること
を文にする知識人の中にも、当時のジャーナリズムには
遠慮をして口をつぐむという者が多いようだ(?)。現
在の人的な、またその分野での社交的な団体交流からだ
ろうが、やはり当時の状況はジャーナリズムの問題を除
外しては語れぬものである。
また、現在のほとんどのマス・メディアに、如何なる免
罪符的な功徳が存在するというのだろうか。
別に当時を断罪しようというのではなく、マス・メディ
アの連中は今も同じようなことをやっているので、そう
いう認識が必要であるということなのである。
日独伊三国同盟締結の時の永井荷風の日記。
「侵略不仁の国と盟約をなす、国家の恥辱之より大なる
は無し」。
閣議で承認された同盟案を近衛文麿に奏上された時の昭
和天皇。
「ドイツやイタリアのごとき国家と、このような緊密な
同盟を結ばねばならぬことで、この国の前途はやはり心
配である。私の代はよろしいが、私の子孫の代が思いや
られる。ほんとうに大丈夫なのか」。
ナチスかぶれしていた近衛文麿は「ご心配ありません」
と力強く言ったらしい。
この年の日本は次の言葉が日常の挨拶語のように流行し
ていたらしい。
「バスに乗り遅れるな」。
この意味は以下のようなものであるらしい。
”ナチスばりの「強力な一元政治」を実現すべし。そし
て、フランス、オランダの敗北にともなうアジアの資源
地帯へ進出すべし。いまこそチャンスである。そのため
にも日独伊三国の軍事同盟が絶対条件である。[永井荷
風の昭和/半藤一利著]”

”昭和5年生まれのわたくしなんか、物ごころついたと
き、すでに「非常時」のなかにいた。少年時代より非常
時なんだからといい聞かせられ、ずっと耐乏を強いられ
てきた気がする。
非常時とはそも何なるか。国家の危機、重大な時期にち
がいないが、いまから観ずれば因果はめぐっての自業自
得のようなもの。昭和6年の満州事変にはじまって、7
年の上海事変、血盟団事件、満州国建設、5・15事件、
と軍国化への道をひた走る日本。この7年の国家予算は、
過去最高であった昭和3年の18億1千4百万円を上回っ
た19億4千3百万円(うち満州事変関係は2億7千8
百21万円)。そして11月に編成された8年度予算は
さらにはね上がって22億3千8百円という巨額になっ
た。新聞は「日本初まって以来の非常時大予算」と伝え
た。
これが実は「非常時」という言葉が流行する端緒らしい。
目ざとい陸軍はさっそく「非常時」「非常時」と吼えだ
した。
そして昭和8年になると、軍部の非常時宣伝は音量をあ
げる。旗振り役をひきうけたのが陸軍大臣荒木貞夫大将
で、この1月につくられた映画「非常時日本」に出演、
得意の弁舌をふるって非常時を連呼した。3月18日、
さらに国粋会全国大会で「これぞ非常時大会」と祝辞 を
ぶつ。ついでに非常時日本を救うのはわが皇軍であると、
「皇軍」が陸軍の代名詞になった。かくて非常時という
言葉は完全に定着してしまった。そして3月27日には
国際連盟を脱退し、世界の孤児となった日本は、まさに
非常時そのものとなる。[永井荷風の昭和/半藤一利著
]”
この種の流行語の作り方などは、今とほとんど変わらな
いようだ。またその浅はかさも。
それにしても、最近流行しているらしい「勝ち組・負け
組」とは如何なる退行現象であろうか。
・・・・・・・・・

(注1)
・・・・・・・・
この毎日新聞の前身の東京毎日新聞の社長の藤田勇が、
社長当時日中アヘン戦争において、重要な役割を担っ
た。
1937年、藤田勇は陸軍中佐であった長勇から20
万英ポンドのアヘンの密輸の話を依頼され行動した。
この20万英ポンドというのは、1963年における
或解説文によれば、”今日1キロ1億円という麻薬密
売市価でいうと9兆720億円というばく大なものだ。
麻薬史上世界最大である。”というものだ。
しかも、この大量のアヘンを売りさばいたのも、里見
甫という新聞記者出身の男であった。
ちなみに、内務省官房主事として特高警察を指揮して
いた経歴をもつ正力松太郎は、1985年に領有した
台湾において、当時の内務省衛生局長としてアヘン収
益政策を行った後藤新平が出した資金で、倒産しかかっ
ていた読売新聞を手に入れたのだが、藤田勇はこの後
藤新平とも親交があった。

チャールズ・ウィロビーが、2・26事件などを起こ
した日本の旧陸軍の人間たちと親交を深め、お互い影
響しあったのではないかと思われるようなものが他な
らぬ−−−JFK暗殺に関連して、という意味だが−
−−ベトナム戦争でも起こっている。
それは、これまでのCIA活動のなかでも最大規模の
ものだというCIAがラオスで行った秘密活動には、
ラオス周辺におけるアヘン製造による収益と、その資
金による、議会を通さぬ非合法な戦争のための活動が
あったというものである。
日本が中国で行ったアヘン製造がそれと同じというこ
とだけでなく、勝手に兵を動かしては事後承諾をとり
つける日本の関東軍の行動ともよく似ていると思わな
いだろうか。
これは単なる憶測だとして片付けるわけにはいかない
問題を含んでいる。アメリカは、その他にも日本やド
イツの戦犯を免除し利用してきた事実が多々存在して
いるからである。
 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・
”過去の「サクラ」あるいは「チヨダ」のキャップ=裏
理事官にはどのような人物が名を連ねているのか。既述
のとおり裏理事官に就任するのは全てがキャリアの警察
官僚である。就任時期はいずれも40歳前後の警視正ク
ラス。入庁から15年前後の働き盛りの警視正クラスが
当てられる。
最近で最も著名な裏理事官経験者は衆院議員の亀井静香
だろう。亀井は「サクラ」時代の裏理事官として全国の
部隊を指揮した。その後は北海道警本部長、警察庁警備
局長などを歴任した伊達興治、オウム事件の際の警視庁
刑事部長で神奈川県警本部長などを経験した石川重明、
そしてすでに紹介した堀偵行は盗聴事件発覚時の裏理事
官で、その後茨城県警本部長などに就いた。[日本の公
安警察/青木理著]”
亀井静香は「勝共推進議員」であるが、西村真吾が最近
言っているらしい「スパイ防止法」というのは、勝共連
合が1980年代に推進していた法案である。
”「勝共推進議員」とは統一協会の教えを支持すること
を条件に、選挙で統一協会員の支援を受けている政治家
のこと”であり、勝共連合というのは、統一協会と児玉
誉士夫、笹川良一、岸信介らが結成したものであり、そ
れは次のようなものである。
国際勝共連合会はWACL(世界反共連盟)から派生し
たものであり、このWACLは、ヤロスラフ・ステッコ
がその礎を築いたという。彼はウクライナの革命家で
あったが、ナチスに捕らえられると転向をし、ユダヤ人
虐殺にも手を染め、反ボルシェビキ国家連合(ABN)
という反共団体を結成し、それがWACLにつながって
いる。
日本の勝共連合は、その設立と、発展とも、自民党及び
財界の首脳たちが中枢の人間として関ってきた。そして、
その勝共連合の関係者の連携者として、日韓米の軍部、
CIAがあった。政党では特に民社党が「シンパ野党」
として深いつながりをもってきた。この「隠れ自民党」
(民社党)は、財界や、戦犯の人脈も「本家自民党」と
重なっているらしい。
また、マスコミも「サンケイ」「日経」「読売」らを筆
頭順に勝共連合に深く関っており、それは「朝日」や
「毎日」も程度の差こそあれ例外ではなかった。勝共連
合が中軸となって推進した「スパイ防止法」(国家秘密
法)案が浮上したとき、その問題の本質が言論と思想の
弾圧と、市民の支配にあったにもかかわらず、総じてマ
スコミが問題の大きさと比して、穏やかであったのも偶
然ではなかった。
これらの勢力は、改憲、軍拡、文字通りの管理社会化、
さらなる私物国家化の推進を、数十年の単位で多方面で
行ってきており、これまで多くのマスコミが日本の政官
財マスコミの問題として日々歳々あげつらってきたもの
がほとんどそれらの副次的、表層的、ゴミ溜的なもので
あり、正鵠を射たものではなかったことが判然としてき
た。
また、連中が未だに口にしている「大東亜共栄圏」とい
うのは、端的には次なようなものである。
”日章旗の掲揚はアヘンの販売が日本側によって公認さ
れていることの標識であった。このことから日本側にし
てみれば、とんだ勘違いが生じた。関東軍総参謀副長か
ら敗戦直前に内閣総合計画局長官となった陸軍中将池田
純久は「陸軍葬儀委員長」(1953年)のなかで、つ
ぎのように書いている。
----- ---[支那]事変当時、日本で喰いつめた一旗組が、
中国の奥地に流れ込んで、アヘンの密売に従事している
ものが多かった。かれらは治外法権を楯に日の丸の国旗
を掲げて公然とアヘンを売っているのである。だから中
国人のうちには、日の丸の旗をみて、これがアヘンの商
標だと間違えているものが少なくなかった。時々日本の
国旗陵辱事件がおこり外交問題に発展することがあった
が、よく調べてみると、中国人はそれを国旗とは知らず、
アヘンの商標だと思っていたという、まったく笑い話の
ような滑稽談さえあった。
戦前にある日本の名士が中国奥地を旅行した。車窓から
山村の寒村に日の丸の旗が翻っているのをみて,「日本
の国威がかくも支那の奥地に及んでいるのか」と随喜の
涙を流したという話がある。なんぞ知らん、それがアヘ
ンの商標であることを知ったら、かれはなんといって涙
を流したであろうか。[日中アヘン戦争/江口圭一著]”

”私は数年前に「日中アヘン戦争」(岩波新書、198
8年)という本を書きました。いささか意表をつくタイ
トルで、はて、こんな戦争いつあったかしらと不審に思
われた方もおられたようです。
実は、日本は15年戦争の時期を通じて大量のアヘンを
中国で販売し、それを中国支配の重要な手段としていま
した。アヘンはもちろん国際条約によって禁止されてい
る麻薬ですが、日本は国策として中国でアヘンを売りま
くりました。
その目的は、一つは「満州国」をはじめとする傀儡政権
の財源や謀略工作の資金を獲得すること、いま一つはア
ヘン中毒によって中国の抗戦力を麻痺させることでした。
中国はこの日本のアヘン政策を「毒化政策」として非難
しましたが、たしかにアヘン政策は毒ガス戦や細菌戦と
ならぶ日本の戦争犯罪でした。日中戦争は実は大規模な
アヘン戦争であったという意味で、「日中アヘン戦争」
と呼んだわけです。[証言・日中アヘン戦争/江口圭一
編]”

ごらんのように、この「アヘン戦争」でもマスコミは重
要な役割を演じてきたのです。





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