神戸事件「あの校長」が「深層本」を刊行!「私はもう一人の犯人がいると思う……」(サン毎)

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投稿者 YM 日時 2001 年 5 月 21 日 23:58:24:

サンデー毎日2001/6/3号
酒鬼薔薇事件 あの校長が書いた「深層本」の中身
「私はもう一人の犯人がいると思う……」

全国を震撼させた神戸市の小学生連続殺傷事件から丸四年、当時、事件の渦中にいた、市立友が正中学校の、あの岩田信義元校長(63)が「深層」を明かす本を出す。すべてをぷちまけたその中身とは──。

事件から4年。あの岩田氏は、どんな日々を送っているのだろうか。「事件の翌1998年3月に友が正中学校校長を定年退職してからはずっと自宅にいます。しいて言えば自称〃売れない作家〃でしょうか。朝7時前には食事をとり、ワープロに向かって原稿を書きます。それからNHKの朝の連続テレビ小説を見て、またワープロに向かいます。昼はテレビで時代劇を見ながら食事をとり、午後はまたワープロに向かうか、気が向けば、好きな草花の世話をしたり。夜はたいていサスペンスドラマを見ます。あとは風呂に入って寝るだけの悠々自適の毎日ですよ」

いまだに消えないマスコミヘの恨み
97年に神戸市で起きた小学生連続殺傷事件では、岩田氏が校長を務めていた神戸市立友が正中学校の生徒が逮捕された。事件に使われた「学校殺死」のメッセージや、少年が逮捕後、
「体罰を受け、『学校に来るな』と言われた」
と供述したと報じられ、岩田氏の元には取材が殺到した。「動機は学校に原因があるのではないか」
と問いただす報道陣に当時の岩田校長は、
「体罰もなかったし、『学校に来るな』と話した先生もおりません」
と否定したが、証言内容が二転一二転したこともあって、
「体罰があったことを隠しているのではないか」
と批判が集まった。
神戸市の場合、通常、校長が定年を迎えると、市教育委員会から退職予定者に再就職の意思があるかどうか問い合わせがあり、その意思があれば児童館や図書館に再就職できるという。岩田氏が再就職できなかったのは、事件の余波であろう。
その岩田氏が、なんと事件のことを本にしたという。タイトルは『校長は見た!酒鬼薔薇事件の「深層」』(五月書房)。なぜ、岩田氏は今になって本を書いたのか。岩田氏は当時、何を考え、事件をどうみていたのだろうか。
「本を書いた一番の理由は、マスコミに対する恨みです。とくに朝日新聞は根も葉もない記事で、全くの裡造ですよ。一例をあげると、98年7月1日付の朝刊は、『淳君殺害容疑の少年「教諭に何度も殴られた」』とありますが、事実はまるきり違うんです。しかし、こう書くことで、読者は体罰があったと思い込み、テレビや週刊誌もこれに追随する。
事実はこうでした。97年5月14日に少年が他の生徒を一方的に殴ったんです。歯だって折れてませんよ。それで生徒指導の先生と担任が少年の保護者を呼び出し、少年を引き取ってもらった。私はそこに立ち会ったわけではありませんが、生徒指導と担任に確認しました。体罰はなかったんです」

校長がみた事件の謎──犯人は一人ではない
体罰はなかったのに、あったと記事にされた。これがもとで、学校への憎悪がつくられた、と岩田氏は主張する。
記事の後、学校には「校長は腹を切れ」などと非難する文面のはがきや手紙が多数舞い込んだという。記述の多くはマスコミ批判に割かれ、とくに朝日新聞の記事は詳しく取り上げられ、それによって、学校がどんな被害を受けたかがつづられている。
だが、岩田氏が本を書いたのには、もう一つ理由があるという。それは、いまだ解けない事件の「謎」というべきものがあるからだというのだ。
「私には、彼(加害少年)が書いたとされている犯行声明文や作文『懲役13年』は、どうしても彼が書いたとは思えないのです。彼の成績は良くなく、英語や数学だけでなく国語も良くない。ところが、犯行声明文や『懲役13年』には、『透明な存在』や『僕には国籍がない』など、見事な比楡が使われています。とても、書けるものではありません。そして何より、彼一人の犯行にするには、あまりにも謎が多い。例えば、遺体の切断現場が、殺害現場と同じ『タンク山』とされていることです。被害者の小学生の姿が見えなくなった日から警察や自治会、PTAらが捜索に参加しています。被害者宅の裏庭ともいうべき『タンク山』は真っ先に捜索の対象となる場所です。私も『タンク山』に登ってみましたが、遺体のあった場所は山道からわずか数メートルのところで、捜索していた人の目に入らなかったはずはない。それに、切断場所であるはずのところに残った血痕は、けっして多量ではなかった。謎なのです。最初から遺体はそこにあったのか。本当は違うのではないか」
少年一人の犯行にしてはつじつまが合わない、と岩田氏は力説する。そして、さらに深い謎があると続けるのだ。

少年の登校拒否は渡りに船だった
「これはさんざん報道されたことなのですが、岡山県津山市のOAシステム経営者が事件の半年ほど前、あるホームページを見ていたところ、『酒』『鬼』『薔薇』の単語が無数に書かれていたというのです。果たしてこれは偶然なのでしょうか。彼に犯行声明文や『懲役13年』を書ける学力がなかったことを考え合わせると、犯行声明文や『懲役13年』を書いた人物はほかにいるのではないか、犯人はもう一人いるのではないか、そう思うのです。おそらく笑われるかもしれませんが、そう考えないと、あまりにも謎が多すぎるのです」
まるで、サスペンスドラマ仕立ての推測ではある。本の内容のほとんどは、マスコミ批判と、これらの謎の話で終わる。
とはいえ、そこは事件の真っただ中にいた教育者である。どこか加害少年や被害者に触れたところはないのか。
ところが、加害少年や被害者の遺族らに語りかける個所は皆無に近い。学校での加害少年のことは、マスコミ批判の中で、マスコミが報道したことへの反論の形で触れている。この部分について、岩田氏はこう語る。
「前に話したように、5月14日に彼が他の生徒を殴り、保護者に学校に来てもらった時、『学校に来るな』と教師に言われた、と朝日新聞に報じられましたが、そんな事実はありません。事実は、保護者から『いろいろ問題を起こすようなので、しばらく休ませます』と申し出があったので、学校としては正直なところ渡りに船みたいなところがあって、保護者がそう言うのならと。それで翌日から少年は登校しなくなりました。それから少年が逮捕される6月28日まで、生徒指導の先生や担任が自宅に出向いたり、しているはずですが、どうしていたのか私は知らない」
問題を起こす生徒が学校に来ないのは渡りに船。しかも、登校しなくなった生徒の動向も分からない一。これは教育者の言葉として首をかしげざるをえない。少年に対する神戸家裁の決定要旨の中に、「少年は、自分は他人と違い、異常であると落ち込み、生まれてこなければよかった、自分の人生は無価値だと思った」と、非行にいたる心理的背景の 一端が描かれている。
とすれば、周囲の大人たちが、少年に「自分は無価値だ」と思わせなかったと言えるだろうか。
「少年への思いですか?普通ならば、『早く立ち直ってほしい』と言うところでしょうが、本の中で『少年の犯行とするのはおかしい』と書いている以上、励ますという表現は使いにくい
事件の「謎」にまつわる岩田説の真偽はもちろん、その出版自体が、渦中にいた元校長の〃4年目の言葉〃として、世を騒がせるに違いない。

本誌・石丸 整





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