ハリウッド映画が予言する人類の未来(『ムー』96年12月号)

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投稿者 SP' 日時 2001 年 9 月 15 日 08:04:49:

回答先: 毎日がインデペンデンス・デイ!(別冊宝島356『実録!サイコさんからの手紙』) 投稿者 SP' 日時 2001 年 7 月 27 日 16:19:18:

◎緊急レポート◎11ページよりつづく
文=並木伸一郎

SF映画の超大作が次々と公開され、一気に加速したかに見える異星人の地球侵略映画ブーム──。
だがこのブームが、実は巧みに演出されたものだとしたら……?
それは、これから起こるわれわれの実際の未来であり、知らず知らずのうちにそのイメージを植えつけられているのだ!!


  異星人侵略ものが目立つハリウッド映画

 今年の7月4日に、アメリカ全土でいっせいに公開されたSF映画の超大作『インデペンデンス・デイ/ID4』(以下『ID4』)が巻き起こした空前の異星人侵略映画のブームは、今や世界中を席巻しつつある。
 カラーページでも触れられていたように、この映画以後、アメリカではここ数年ほとんど作られていなかったSF映画の大作が、続々と公開され、また製作が決定している。
『アライバル 侵略者』はもうすでに日本でも公開されているが、年末には火星人の地球侵略を描いた『マーズ・アタックス!』の公開が決まっている。
 さらに来年には、スピルバーグ製作・総指揮の『メン・イン・ブラック』や天文学者カール・セーガン博士の著作『コンタクト』、『エイリアン4』も映画化が決定しているのだ。
 ところが奇妙なことに、こうしたSF映画に共通しているテーマが、時間ものやロボットものといった類いのSFではなく、すべてが人類と異星人との接触であり、さらに、そのほとんどが地球侵略を目的とした異星人に人類が立ち向かっていく、という設定になっている。
 まさに、来年のハリウッドの合言葉は「異星人を倒せ」なのだ。
 なぜ、よりによってこのテーマがこれほどまでに、しかも今この時期に注目されるようになったのだろうか。単なるブームとして片づけられない何かが、そこにはあるのではないかという疑問が、筆者の中に頭をもたげてきたのである。
 そこで、ここでは映画というメディアが果たしてきた役割と、それがこのブームとどんな関係があるのかを考えてみようと思う。

  権力者は映画の絶大な影響力に群がる

 映画は1995年で誕生100周年を迎えた。
 それは、素晴らしいものを作り、人々を感動させたいと願う映画人たちの情熱と意欲の歴史であり、そこに携わる人々が表現の自由を獲得しつづけるために、体制の規制や弾圧に対して戦いつづけた歴史でもあった。
 だが、それは同時に、映画というメディアがいかに民衆の心をつかみ、多大な影響を与えうるかということを証明する歴史でもあったのだ。
 かつての社会主義や共産主義の国々では映画産業は国有化された。検閲が徹底して行われ、言論や表現の自由は厳しく規制されたのである。
 一方、映画のもつ力を政府のプロパガンダとして利用しようとしたことも少なくなかった。その最も代表的な例がナチスである。
「素晴らしくよくできた映画は、イデオロギーをもたないどんな人間をも、ナチス支持者に変えることができる」
 ヒトラーは、ナチス宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスのこの考えに賛同し、映画製作のためだけに開いた大規模なニュールンベルクのナチス党大会を撮影した『意志の勝利』や、ベルリン・オリンピックの記録映画『オリンピア』といった、プロパガンダ映画を次々に製作したのである。
 こうした映画の中に登場した、翻る鉤十字の旗や一糸乱れぬ兵士たちの行進の不思議な躍動感と高揚感は、観る者を圧倒し、催眠術のような劇的な煽動効果をもたらしたという。
 また、アメリカのアニメ映画の大御所ウォルト・ディズニーも、第2次世界大戦中に空軍戦略をアニメ化した『空軍力による勝利』を作り、のちにそれは日本への原爆投下にまでつながっていったという事実がある。
 しかし、このような政治的・思想的にはっきり意図をもって作られた映画とは別に、われわれが楽しんで観ている娯楽映画にも、“隠された意図”が存在することをご存じだろうか。
 かつてスクリーンの中でジェームス・ディーンが履いたリーバイスのジーンズが若者の神器となり、オードリー・ヘプバーンによってティファニーが世界的なブランドになった。
 ハリウッドは映画を媒体としてアメリカ文化を世界中にばらまき、そしてフィルムに意図的に映し込んだアメリカ商品を売ることに手を貸したのだ。
 清涼飲料水にファーストフード、音楽業界……映画の恩恵を受けて世界的産業になった業種は数えきれない。
 さらに映画は、冷戦時代にもその力を発揮する。ソ連に代表される共産主義国は、スクリーンの中で徹底的に悪役として描かれた。そしてそれを叩きつぶすことで、世界中の反共思想の高揚に貢献したのだ。
 ハリウッドで作られる映画の一部には、間違いなくアメリカ政府やアメリカの経済界の意図が反映している!
 そう考えたとき、今回の「異星人の地球侵略映画」の製作ラッシュも、単なるブームという言葉ではかたづけられない何かがあるような気がしてくる。
 そしてブームの火付け役となった映画『ID4』には、やはりアメリカ政府の異星人政策が、はっきり見え隠れしていた。

  今のSFブームは偶然ではない!?

『ID4』にその名が登場する「エリア51」は本誌でも何度も紹介しているので、読者もよくご存じだと思うが、ラスベガスの北方約145キロにある、広大なネリス空軍基地の一部を占領しているアメリカ最大の極秘軍事施設である。
 このエリア51の存在が世に出はじめたのが、今から約7年前の1989年のことだった。もちろん、同施設は地図にも載っておらず、軍もその存在を否定しつづけてきた。
 しかしその後、施設を撮影した衛星写真が出回るなどして、もはや政府も軍も否定しきれなくなっている。
 しかも、この秘密施設では、墜落したUFOを回収・再生させてテストフライトを実施しているほか、地下基地には異星人の死体も保存されているという話が根強く噂されていた。
 そのエリア51が、『ID4』に実名で登場してきたのである。これはいったい何を意味するのか。
 実は、この映画の監督のローランド・エメリッヒは一部のUFO研究家の間で、政府が送り込んだメッセンジャーなのではないかという疑惑に晒されている人物なのである。
 彼は1992年に、死人を再生し、感情のない殺人兵士として利用するという話を描いた『ユニバーサル・ソルジャー』を監督している。が、この死人を再生させるという研究は、驚くべきことにベトナム戦争以後、極秘に続けられている実際の計画として存在しているのだ。
 また彼は、1994年に大ヒットしたSF映画『スターゲイト』も手がけているが、これが公開されて間もなく、ペンタゴンがリモート・ビューイング=遠隔視を用いた諜報活動、その名も「スターゲイト計画」を行っていたことが明るみに出ている。
 そして、今度は『ID4』のエリア51である。なんと彼の製作した作品はいずれも政府の極秘プロジェクトの内容と一致していたり、われわれが知るはずのない計画名をタイトルに用いたりしているのである。
 こうしたことが3度も重なれば、ただの偶然だったとはどうしても考えられなくなってくる。
 では彼は、どこからそんな極秘情報を得ているのか。また、なぜ妨害もなくその情報を映画の中で流すことができるのか。普通なら、政府はどんなことをしても映画製作を妨害しそうなものだが……。
 そう、答えはひとつ。
 つまり、エメリッヒは、初めからこうした政府の極秘プロジェクトの存在を知らされていて、それをわざと漏洩させることを目的に映画を製作しているのではないかと思われるのだ。
 そしてもうひとり、絶大な映画の影響力によって、異星人の存在を真実として一般大衆に浸透させたといわれているのが、あのスティーブン・スピルバーグである。
 彼もまた、エメリッヒと同じように政府の送り込んだメッセンジャーではないかといわれている。
 実際、彼の『未知との遭遇』や『E.T.』は、観た者にごく自然な形で、広い宇宙には人類以外の知的生命体が存在しているかもしれないという可能性を感じさせた。
 だが、ここで疑問が生じる。
 彼はこの「友好的な異星人」というテーマを、いったいどこから仕入れてきたのだろうか。当時、異星人を扱った映画といえば、どちらかといえば侵略ものが多かったはずなのに、だ。
 こうは考えられないだろうか。スピルバーグは、政府の意志により、なんらかの理由で友好的な異星人を描く役割を担っていたのだと。しかも、その背後については後述するが、この戦略は、結果的に非常にうまくいったといえるだろう。
 ところが今回、そのスピルバーグでさえ、これまでの友好的な異星人のイメージを払拭するような、『メン・イン・ブラック』という凶悪な異星人と人間との対決物語を描こうとしている。
 政府のメッセンジャーではないかといわれている監督がふたりとも、なぜか地球侵略をもくろむ異星人を題材に取り上げた。
 特にスピルバーグは、以前とまったく正反対のテーマを手がけているのである。その裏には、どうしてもブームや偶然などではない何かの意志が働いているのではないかと思えてくるのだ。

  米政府はすでに映画を利用していた!

 ではそれが事実だと仮定した場合、なぜ米政府はこうした地球を侵略しようとする異星人を描いた映画に梃入れを行っているのだろうか。
 それを考えるためには、これまで米政府がUFOや異星人の問題についてどのような態度をとってきたのかを振り返ってみる必要があるだろう。
 まず大前提としてあるのは、米政府は現在にいたるまで、UFO問題については頭から否定するか、まったくわれ関せずという態度をとるかのどちらかしかしていないということである。
 記憶に新しいところでは、今年センセーションを巻き起こした、いわゆるロズウェル事件の“異星人解剖フィルム”がある。
 確かに、あのフィルム自体の真偽についてはUFO研究家の間でも賛否両論がある。が、政府や軍の見解にいたっては、事件そのものがUFOとはまったく関係がないという発表を行っているのである。
 もちろん、これ以外にもUFOや異星人遭遇などの事件は数多く報告されてきた。しかし、どんなに信憑性のある目撃者が現れようと、写真やビデオが出回ろうと、機密文書が漏洩しようと、政府の態度はまったく変わらなかった。
 UFO研究家の間では、もっぱら米政府と異星人が密約を交わしており、それを公にしたくないためにそれらの事件を無視するか、それができないときにはさまざまな妨害工作やでっち上げをしてきたと考えられてきたのだ。
 実際に政府の極秘プロジェクトに関わっていたことのあるアル・ビーレックという人物は、異星人と政府の最初の協定はなんと1913年にまで遡ると主張している。
 彼の話を鵜呑みにすれば、少なくともUFO研究家たちが考えているとおり、米政府は異星人となんらかの密約を結び、長い期間、友好的な関係を営んできたことになる。
 だからこそ、映画によって政府の意志を伝えるメッセンジャーでもあるスピルバーグは、「異星人が決して人類に害を及ぼす存在ではない」というイメージを世界中の人々に植えつけるために、『未知との遭遇』や『E.T.』という友好的な異星人の映画を製作し、発表したのではないだろうか。
 そして、これらの映画は大ヒットし、結果的に政府の思惑どおりになったといえる。当時、『未知との遭遇』や『E.T.』を観たあとに、異星人が凶悪な存在だというイメージをもった観客の数はゼロに近かったに違いない。
 つまり、米政府は映画を利用して、まんまと異星人との密約関係を大衆の目から逸らし、異星人はわれわれ人類を傷つける存在ではないということを印象づけることに成功していたのである。

  善から悪へ方向転換する理由とは?

 だが実際には、政府は彼らの人間誘拐や生体実験を容認していたし、その見返りとして彼らから高度な科学技術の供与を受けるという恩恵に浴していたのだ。
 しかし、これはあくまでも仮定の話だが、現在の状況を考えると、どうもその友好関係にヒビが入りはじめたのではないだろうか、と筆者には思えるのだ。
 なぜならここ数年来、“宇宙からの脅威”という問題について、いくつかの信頼に足る情報が飛び交っているのである。しかもその発端は、1988年5月に国防戦略フォーラムの席上で当時のレーガン大統領が演説した内容だった。
 レーガン大統領はこのとき、なんとわれわれ人類が“他の惑星からの脅威”に晒されていると発言したのである。
 当時、それはあまりにも現実離れしすぎていて、人々の心に実感として浸透することはなかった。知的生命体がいることの確認すらされていないのに、その前から脅威を心配するのは順序が逆だろうというわけだ。
 確かに、にわかには信じがたいような話ではあるが、実はレーガン自身、UFO目撃体験者であり、1986年には、北米宇宙航空防空司令部が衛星軌道上でUFOをキャッチした事件の報告書を目にしているのだ。
 そのレーガンが“他の惑星からの脅威”を説いたのだ。しかも、アメリカ大統領という立場にありながら、である。
 つまり、米政府はなんらかの形で実際に“宇宙からの脅威”が迫っていることを、大衆に知らせなければならなかったのだ。しかし、それまで隠しつづけてきた異星人の存在をいきなり公表すれば、大衆がパニック状態に陥るのは目に見えている。
 それを防ぐために、まず大統領の演説でショックを和らげ、さらにその危険性を自然な形で大衆の間に浸透させようと考えていたのである。
 そこで目をつけたのが「映画」だったのだ。その影響力の大きさについては、もう説明の必要はないだろう。しかも以前にも、同じように映画を利用して、友好的な異星人のイメージを植えつけることに成功している。
 このように考えると、今回にわかに起こった異星人地球侵略映画ブームの意味がおぼろげながら見えてくるだろう。
 さらに気になることがひとつある。先述したエリア51では現在、高性能の円盤形航空機とプラズマを使用していると思われる兵器の開発が急ピッチで進められているという情報がある。これについても、本誌でも再三紹介しているとおりで、読者にとってはあまり珍しくもない話であろう。
 しかし、筆者があえてここで述べたのは、『ID4』の内容が、まさにこの事実に酷似していたからである。
 しかも、これまで一部のUFO問題研究者の間だけで噂されていた事柄が映画の中に登場したという事実もさることながら、政府や軍がそれほどの機密を暴露されたというのに、まったく無視を決め込んでいることが非常に気になったからである。
 もしかしたら、政府自身が意図的に漏洩させたのではないかとすら思えるほどだ。
 実際の状況を考えてみても、冷戦が終結した今、そんなものを極秘で開発しなければならないほど、アメリカを脅かすような敵は存在しないはずだ。
 では、アメリカはなんのために開発を行っているのか。
 もう、おわかりだろう。それこそが“宇宙からの脅威”に違いないのだ!

  『ID4』は未来の地球の姿なのか!?

 日本宇宙現象研究会ロサンゼルス支部長の早川弼生氏は、本国で7月4日の独立記念日に合わせて公開された『ID4』を鑑賞し、その日のうちに筆者の元へFAXを送ってきた。
 それによれば、ここ1〜2年の間にアメリカでは映画だけでなくTVドラマの内容なども、いつの間にか友好的な異星人から地球を侵略しようとしている異星人へと、すっかり変貌してしまっているという。
 さらに早川氏は、『ID4』は、外宇宙の脅威から地球を守るために、全人類がひとつになろうというメッセージを伝えるための映画なのかもしれないというのである。
 彼のいうとおり、いよいよ以前から噂されてきた、異星人の存在を一般大衆に知らせる時期が迫ってきているのだろうか。
 これに関連しているかどうかはわからないが、UFOに関して非常に不可解な事実がある。それはここ数年来、UFO目撃事件が目に見えて減ってきているということだ。
 アメリカを中心に、世界各国で出現を繰り返し、飛行機や車を追いかけたりしながら、あらゆる場所でわがもの顔に飛び回っていたUFOが、ここ何年かはめっきりと姿を見せなくなってしまっているのだ。
 この事実はいったい何を意味するのだろうか。
 このようには考えられないだろうか。以前、UFOが数多く飛来していたのは、まだ米政府との関係が良好だったからであり、現在少なくなっているのは、その関係が崩れたからだ、と。
 この推測が正しければ、現在の状況は、まさに嵐の前の静けさといえよう。
 次にUFOが姿を現したとき、それは地球へ攻撃を加えるためなのかもしれない。あたかも『ID4』の異星人たちのように……。
 そして筆者は、『ID4』の中で、都市を覆い尽くした巨大なUFOから発射される白い光線を見て、あることを思いだした。
「1999年第7の月、天空より恐怖の大王が降りてくる」
 そう、ノストラダムスのあの有名な詩篇である。
 これまで本誌でも、ことあるごとにその解釈について言及してきた。だが、いまだに決定的な解釈はなされてはいない。さらにいえば、異星人襲来説は、どちらかといえばあまり支持されてはおらず、研究者の間でもすでに忘れられてしまっていることが多かった。
 だが、これまで見てきたような状況を考え合わせたとき、この忘れられた解釈がやはり正しかったと、思うときが来るかもしれない。そのとき、人類は有史以来の最大の危機を迎える!?

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