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投稿者 付箋 日時 2001 年 9 月 24 日 20:06:24:

回答先: 付箋 投稿者 暗黒裁判 日時 2001 年 9 月 22 日 20:33:47:

>タリバンは確実な証拠を示せばオサマ・ビン・ラディン氏をタリバンが処刑する

は誤まりです。
以下を参照して下さい。

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「週刊文春」2001・9・27 

 アフガン前国王かく語りき。「あの男は我々が公開処刑する」
            松浪健四朗

 《日本アフガニスタン協会理事長を務める衆議院議員・松浪健四郎氏はテロ発生直前の今月八日、亡命先のローマで「アフガン帝国最後の国王」ザヒル・シャー氏(85)と単独で会見した。ザヒル前国王は、いまもアフガン人から敬愛される一方で、タリバン政権にも影響を与え、ピンラディン氏を含むタリバンと密接な関係を持っているとされるキーパーソンである》

 お茶を飲みながらの約一時間半にわたったザヒル前国王との会談では、アメリカからテロリストと名指しされているビンラディン氏の処遇が重要なテーマとなりました。「いまの状況は非常にまずいですね」と私が問いかけると、ザヒル・シャーは毅然としてこう答えました。
「(テロをやったという)証拠がない。アメリカが証拠を出すのは難しいだろう。だがもし確たる証拠があれば、アフガン人が自らの手で裁く。これまでもアフガン人たちの手によって多くのタリバンたちが殺されてきたように、自らの手で公の場所で処刑しなければならない」イスラムには、「死をもって死を」という言葉がある。有史以来遊牧民としての規律と誇りを大事にしてきた民族の血を引き継ぐタリパン政権の指導者たちは、異教徒であるキリスト教国家からの引渡し要求に応じるくらいなら、自らの手で処刑する位のプライドを持っています。現にアフガニスタン国内では毎日のように公園や競技場などで公開処刑が行われています。ザヒル・シャー国王はこう言いました。
「もしアメリカによって殺されれば、ビンラディンは殉教者として英雄視され、事態はますます悪くなり、戦争に突入していくだろう」

 第二、第三のテロが

 アフガニスタンという国は経済的には貧しく、国民は戦乱によって食うか食われるかの生活を強いられてきた。しかも時間や空間の観念を無視し、復讐のためには死をも恐れずに生きている。だから国連が女性の人権問題や差別に異議を唱えても、彼らには決して通用しないし、「聖戦(ジハード)」という考え方を捨てないのです。現在、ビンラディン氏の所在については「(タリバン政権の首都である)カンダハール周辺にいるのではないか」という見方もなされていますが、山岳に囲まれたアフガニスタンでは、巡航ミサイルだけではビンラディン氏を殺すことは難しい。仮に大規模な軍事行動によってビンラディン氏を殺害できたとしても、その報復措置として、日本を含む二十数カ国に広がっているイスラム原理主義者による第二、第三のテロが起きる可能性が高いでしょう。ザヒル前国王も、「アメリカが戦争をしかければ、イスラム全体のジハードになり、泥沼化していくだろう」と語り、アメリカがタリパン勢力の実力とネットワークを低く評価していることに憤っている様子でした。
 忘れてならないのは、ビンラディン氏にしろタリバン政権にしろ元々は宗教的には穏健派に属するスンニ派であり、アメリカの援助を受けたために親米派であったということです。旧ソ連に近かった北部連合政権への対抗上アメリカに頼ってきたわけですが、クリントン政権下の九九年十月の国連安保理の決議によって、掌を返したように経済制裁が行われ、国際的に孤立し、経済的にも追いつめられて反米を標樗するイスラム原理主義を産み出してしまった。ザヒル前国王も、「アメリカがタリバンを追い込めば追い込むほどよくない結果が起きる」と危惧していました。日本政府は小渕内閣や森内閣の頃まではタリバン政権に協力的でした。その日本が慎重な議論も経ずに、ただやみくもにアメリカを支持するならば、日本にとっても最悪の結果を生むことになりかねないのです。
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