フリーメーソン儀式殺人 「Jack the Ripper The Final Solution」

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投稿者 釜井@オリジナル 日時 2001 年 11 月 09 日 22:08:50:

回答先: 「世田谷一家殺人事件」と「切り裂きジャック」の類似性 投稿者 釜井@オリジナル 日時 2001 年 11 月 08 日 22:37:59:

切り裂きジャックがフリーメーソンの儀式殺人である事を論ずる研究書が、つい最近
日本語訳となって出版された。
元の書き込みで引用した文章にも出てくる、「切り裂きジャック 最終結論(最後の解決)」
である。
この本で論じられる儀式殺人の方法は、「世田谷一家殺人事件」を考える上で
非常に参考になるのでは無いか。その殺害方法から謎の遺留品に至るまで、フリーメーソンの
儀式殺人との同一性を指摘出来る。興味深いので引用する。

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それでは、切り裂きジャックとフリーメーソンリーの特異なつながりを見ていこう。フリー
メーソンリーは、儀式と寓意にみちた独特の体系に基づいている。すべての位階で参入者は残忍
な邪教の誓いを立てるだけでなく、誓いに背いたら受けることになる罰の象徴として、ある身振
りをさせられる。
徒弟というもっとも下の位階では、フリーメーソンの秘密を明かした場合、罰として左から右
に喉を切り裂くとされている。徒弟がおこなうこの「罰の身振り」では、したがって、喉元で手
を左から右に動かすのである。切り裂きジャックの五人の被害者のうち四人がまさにこのやりか
たで喉を切られていたことは、以前から広く知られている。
【中略】
第二の証言は前出のものよりさらに包括的だが、実のところ、内務省ファイルに含まれた四
ページ分の検死報告の写しである。記したのはトマス・ボンド医師、スコットランドヤードA管
区の嘱託外科医であり、ケリーの検死を担当した人物である。ケリーの検死査間会で伏せられた
数ある証拠物件のひとつでもあるこの報告書の中で、
ボンド医師はそれ以前の殺人事件にも触れ、ストライドの件も含めてこう記している−。

 「前の四件(の殺人)では、喉は左から右に切られていたと思われる。」

こうしてフリーメーソンとの第一の相似点が見えてきた。切り裂きジャックの被害者はすべて
昔から受け継がれてきたフリーメーソンの儀式にのっとって殺害されたのである。
スコットランドヤード・ファイルにはもうぴとつ重要な証言が含まれているが、その内容はこ
れまで一度も公にされなかった。ニコルズの検死をおこなったラルフ・ルウェリン医師の証言で、
それによれば、喉が切られたのは腹部を切り開かれたあとだとされている。医者にとってはさほ
どむずかしいことではなかったと思われるこの判断−−ルウェリン医師の所見はある重大な間題
を提起している。頸動脈を切断したのが被害者の息の根を止めるためでないとするなら、いった
いどんな理由があって喉に傷を負わせたのだろう?ニコルズの喉が切られたのには、純粋に象
徴的な意図があったとしか考えられない。
ドナルド・ランベロウはその著『十人の切り裂きジャック』(邦訳・草思社刊、宮祐二訳)の
中で、この件の被害者たちは首を絞められて息絶えたあと切り刻まれたと、説得力も十分に述べ
立てている。ランベロウの主張を考え合わせると、喉を切断したことに実質的な目的はなかった
という見解は確たるものとなる。その行為がフリーメーソンの儀式の神聖な一部分であるという
ことがもちろん重大なのである。
そのうえ、息の根を止めてから臓器切除がおこなわれたことも、フリーメーソンのしきたりに
従っている。死体に臓器切除がおこなわれたことにかんしては論争の余地はない。ことの詳細を
知り得るのは、切り刻まれた五人の女性のうち、チャブマン、エドウズ、ケリーの三人について
だけである。最初の犠牲者ニコルズについては、死体発見時にルウェリン医師がざっと検死した
にとどまったために、どのような臓器切除がなされていたのかを詳細に記した、信頼できる資料
がない。ルウェリン医師が詳しく調べなおしたときには、すでに遺体は安置所の助手たちの手で
服を脱がされ、洗い清められていた。ストライドについては、喉が切り裂かれてはいたが、臓器
切除にはいたらなかった。が、あとの三人については切り裂き魔の手で徹底的に痛めつげられて
いた。そしてすみずみまで調べられたその三人の死体には驚くほどの相似点があった。つまりフ
リーメーソンリーでの儀式的な殺害に奇妙なほど酷似していたのである。チャブマンの死体にか
んする当時の報告書によれば−。

 「腸間膜との付着部から切り離された腸が体から引き出されて、死体の肩の上におかれていた。」

そしてフレデリック・ブラウン医師はエドウズ事件の査間会で以下のように証言している−。

 「腹部が完全に切開されていました。腸がおおかたぴっばり出され、右肩にかけられてい
  ました。一部はすっかり体から切り離され、左腕と胴体のあいだにおかれていました。」

質間を受けたブラウン医師は、腸は「故意に」肩の上におかれていた明言した。
あまりにもフリーメーソン的である。フリーメーソンの儀式とアレゴリーの大部分は、ユベラ、
ユベロ、ユベラムという三人の弟子がソロモン神殿の建設をまかされていたグランド・マスター
ヒラム・アビフを殺害したとする伝説に基づいている。ヒラムを殺害して弟子たちは逃げたが、
ヨッパの海辺で見つかって処刑されたとされている。
胸を切り開かれ、取り出された心臓と内臓を左の肩に投げかけられたことにより。
裏切りをはたらいた親方メーソンの処遇についての重要な教えとなっている部分である。チャ
プマンの死体の損傷についての詳述は、査間会の席でバグスター・フィリップス医師が躍起に
なって拒もうとした証言である。
【中略】

「細部にひとつ興味深い点があるが、これにはさらに途方に暮れる。これを説明すること
など不可能であると思われる。が、私はこれこそが重要である気がしてならない。真鍮の
指輪が二つ、当時のファージング銅貨(四分の一ペンス)の新しいものが二枚、ほかにも
硬貨が数枚、死体の足のまわりにぎちんと並べられていたのである。」

この小細工に着目した点ではファースンは的を射ていたが、こうして少し触れるだけにとど
まった。真鍮の指輪やら何やらを死体のそばに置く−−この行為こそフリーメーソン的、つまり
歪んだシンボリズムによる行為なのである。真鍮はフリーメーソンにとっては神聖な金属だ。ヒ
ラム・アビフが真鍮職人だったからである。彼は、ソロモン神殿の入り口に立てられ、フリー
メーソンリーのシンボルとなっている柱−−内部が空洞となっている巨大な二木の真鍮の柱
この鋳造を指揮していた。並んだ二つの真鍮の指輪、それは二本の聖なる真鍮の柱の、まさに断
面のようではないか。この件でさらにはっきりとフリーメーソン的な側面が見えるのは、メーソ
ンたちはどの位階の参入儀式でも、そのまえには硬貨や指輪など、あらゆる金属を取り去られる
ということである。

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この本の著者、スティーブン・ナイトはこの本の後に「知らざれるフリーメーソン」等を出版し
34歳で1985年に死亡している。
日本語訳本の情報は以下の通り。
「Jack the Ripper The Final Solution   切り裂きジャック最終結論」
 スティーブン・ナイト著  監訳 太田 龍
 発行所 成甲書房
 発行 2001年11月5日


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