浜岡原発の炉心配管破断事故について、報道統制が働いているように思える

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投稿者 転載(い) 日時 2001 年 11 月 10 日 18:34:08:

 浜岡原発の炉心配管破断事故について、報道統制が働いているように思える。事態
の重大さを思えば、もっと報道されてしかるべきだが、マスコミはこの事件を甘く見
ているとしか思えない。だが、実際には、この事故の内容は恐るべきもので、浜岡原
発の永久閉鎖を意味する内容である。とんでもない事態なのだ!

 緊急炉心冷却配管についての正確なデータはないが、通常、炉心は熱交換効率を高
めるために材料である水を加圧し、蒸気圧と沸点を高めて利用するので、高圧の熱水
の通る配管は、ちょうどサンドブラストを通しているように激しく摩耗することにな
る。そのため、内面には耐摩耗超硬鋼管を用いるが、非常に脆い性質を持っているた
め、強度補強のためステンレス鋼管で包み、さらに火災などの熱衝撃や物理的衝撃か
らの安全度を高めるため、耐熱プラスチックや石綿などで被覆すると考えられる。も
しも内径が15センチなら、外径は30センチほどになる。こうした配管は、一定条
件で一定の老朽度を持つと考えるのが常識で、ひとつの配管が疲労破壊したなら、同
じ条件の全ての配管も疲労破壊寸前にあると考えるのが普通なのである。したがって、
この炉心に用いられている全ての配管は、同時に破断寸前であると見てよい。すなわ
ち、1975年稼働の浜岡1/2/3号炉は、すでに全体が死んだものと断定すべき
である。それは、もはや断じて用いられてはならない!

 浜岡町など周辺自治体の対策協議会が、「再発防止の要請」を行ったそうだが。こ
の認識は、ほとんどお笑いの世界であって、自治体のバカ役人や議員が超高額の原発
持参金に目が眩み、超絶的恐怖をもたらすパンドラの箱を誘致したことに全く気づい
ておらず、今に至っても原発の本質さえも学ぼうともしていない。彼らは地元の土建
屋や旅館など業者に金が入れば、それでよしとする幼稚で痴愚的な思考しか持ち合わ
せていない。「後は野となれ山となれ」の発想だが、実際に、自分や家族も含めた死
体が累々と重なる恐怖の光景を目の当たりにして死んで行くことになるだろう。

 読者に警告しておきたい! インターネットに文鮮明、統一協会の魔手が伸びてい
る。ブッシュ大統領や中曽根康弘の資金源として名高い統一協会は、その傘下の国際
勝共連合のメンバーが金に汚い自民党の秘書団に易々と入り込み、その政治力を用い
て警察庁の情報センターに入り込んでいる。彼らは「サイバーネットテロ監視団」と
称して、ネットを監視し、情報操作を加えている。筆者のような反体制人間を、文書
の内容からリストアップし、ブラックリストに載せ、統制を企んでいるのである。警
戒されたい。反原発イコール反体制と判断し、非常時に警察力で拘束するための名簿
を整備している。


 昨夜、テレビニュースで、破断した浜岡の現場が映し出された。配管破断箇所も撮
影され、それを見て非常に驚いた。伝えられたような加圧配管ではなく、外径20セ
ンチ程度の、ごく普通の厚手ステンレス鋼管に見え、さらに、配管構造上、もっとも
危険なエルボーなどの部品も、せいぜい化学プラント程度の稚拙な代物であり、それ
が破壊したのである。その構造は、筆者が予想したような多重防護システムにはほど
遠い、「これが”科学技術の粋”を集めたプラントか!」 と、信じられないほどお
粗末で、思わず背筋に寒気が走った。ニュースでは破断の原因について、「ウオーター
ハンマー現象」を示唆していたが、これは水流が構造的に震動を起こす現象で、この
種の変則配管では普通に起きる危険な現象であり、”科学技術の粋”、”人類の至高
の英知”とやらを集めた原発なら、当然、水流についてのコンピュータシュミレーシ
ョンから容易に予測しうるはずの現象であって、もっとも核心である炉心心臓部の部
品について、今更、「予測できなかった」などと言い訳は通用しない。これさえも怠
った設計ならば、それは”科学技術”という名を辱める、最低のやっつけ仕事にすぎ
ない。

 設計者や運用者は、これを苦笑い程度で済ますつもりなのだろうか? 「プラント
の全体の水準は、その最弱点によって規定される」、これが本質である! つまり、
この破断配管こそ、浜岡原発全体の水準を代表的に示しているのである。これは明ら
かな欠陥原発だ!! 炉心冷却水のような、非常時に炉心潰滅を防護する唯一のシス
テムにあっては、炉心の熱暴走を防ぐシステムが他にないことから、最大級の核心施
設であって、最高にして最大の技術設備が投入されていなければならず、それが、こ
の程度の拙劣な施設であるなら、全体の水準もそれに習っていると考えるべきである。

 もしも、一次冷却システムのトラブルによって熱暴走が始まり、緊急冷却システム
が稼働しなかったら、どうなるか? これは十分にありうる話で、過去に緊急冷却系
が稼働した例は少なくないのだ。熱暴走を始めた数百トンの核燃料は、24時間以内
に炉心材料の融点を超え、炉心の底部を溶かし始め、やがて燃料や炉心材料を溶かし
たドロドロの超高熱塊となり、さらに加熱しながら、地下深く熔け落ちて行く。これ
をメルトダウンと呼び、地球の反対側に達するまで溶かし続けるという意味で、アメ
リカで「チャイナシンドローム」と名付けられた。実際には、浜岡の地下、数十m以
内には海水や地下水脈が存在し、そこに達した瞬間、巨大な水蒸気爆発を起こし、数
百トンの最強の放射能が半径数百キロにまき散らされ、数百万人を殺害するのである!

 この事態について、地元自治体は「改善要請」で済ませ、マスコミも、恐るべき危
険性を意図的に報道しようとしていないのだ。

http://www1.odn.ne.jp/cam22440/yoti01.htm


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