初の商業原発解体に着手 炉密封、周辺設備撤去へ

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 04 日 20:54:02:

12/04 17:23 初の商業原発解体に着手 炉密封、周辺設備撤去へ  社会49
共同
 日本原子力発電(東京)は四日、一九九八年に運転を停止し廃炉
となった茨城県東海村の東海発電所(ガス冷却型、出力十六万六千
キロワット)の解体に着手した。商業用原発としては国内初の解体
、撤去作業で、二○一七年度の終了を予定。総費用は九百二十七億
円を見込んでいる。                     
 この日は安全祈願の後、放射性物質を原子炉内に密封するため、
炉と熱交換器を結ぶ配管をふさぐ隔離弁を施錠。今後十年間、炉内
の放射性物質が減少するのを待ち、炉本体や建屋などを撤去する本
格作業は一一年にスタートする計画だ。            
 その間、使用済み燃料プールの排水や、燃料取り換え装置、熱交
換器など周辺設備の撤去を進める。              
 東海発電所は、国内最初の商業用原発として一九六六年に営業運
転を開始。天然ウランを燃料とするガス冷却炉は国内でほかになく
、軽水炉に比べ発電単価が割高なため、廃炉となった。使用済み燃
料は既に英国へ搬出した。                  
 解体で発生する廃棄物は約十七万七千トン。うち炉心部に使われ
た黒鉛など低レベル放射性廃棄物約一万八千トンは、放射能レベル
に応じた方法で地中に埋める。大部分が炉と建屋の撤去で発生する
ため、処分先は今後十年の間に決める。            
 約四万五千トン見込まれる建屋のコンクリートや鋼材は、放射性
物質として扱う必要のない区分値を設定するクリアランスレベル制
度が導入された場合、再利用を検討。残る約十一万四千トンは一般
廃棄物扱いとする。                     
 作業員の被ばくを避けるための遠隔操作による作業など、技術開
発も進める方針。費用はこれまで積み立てた五百二十億円では不足
するため、電気料金への上乗せも検討。受電した東京電力に支援を
仰ぐ可能性もあるという。                  
(了)  011204 1722              
[2001-12-04-17:23]

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