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【ジュネーブ26日共同】来年一月三十一日からニューヨークで
開かれる世界経済フォーラム(WEF)の年次総会は、経済が中心
だった従来の会議と異なり、米中枢同時テロを受けた「グローバル
安全保障の構築」に軸足を移した内容となることが二十六日までに
固まった。
首脳クラスを筆頭に、世界の政財官界トップ数千人が一堂に会す
る年次総会は、過去三十年以上にわたりスイス東部の保養地ダボス
で開かれ「ダボス会議」と呼ばれてきた。
今回はテロの舞台となったニューヨークに初めて会場を移し「同
時テロ以降、あらゆる分野の指導者が集まる初の会合」(WEF)
となる。
WEFによると、五日間の総会は「脆弱(ぜいじゃく)な時代に
おける指導力」を主要テーマに、各界有力者による演説やパネル討
論会で六つの重点分野を設定。このうち「安全保障の構築」では、
既存国家に対してウサマ・ビンラディン氏らのテロ集団がもたらす
「非対称の脅威」などを取り上げる。
また、WEFが長年取り組んできた貧困、南北格差などのグロー
バル問題も、テロリストを生み出す「安定への脅威」と位置付け、
日米など先進国主導での解決方法を模索。イスラム原理主義の台頭
を念頭に、テロの背景にある「反西側感情の形成」や「宗教・民族
対立の要因」を減らすための道筋も探る。
総会参加者は一月中旬に発表の予定だが、既に小泉純一郎首相を
はじめ首脳クラスに招待状が送付されている。各国の要人が一カ所
に集まるため、テロに立ち向かうメッセージを発信するための総会
が逆にテロの標的になりかねないとの懸念もあり、警備当局は神経
を使うことになりそうだ。
(了) 011226 1642
[2001-12-26-16:42]
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