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「ボクは無人島で暮らしたい」酒鬼薔薇聖斗 出所間近の肉声入手  2002.1.11・18 週刊ポスト

投稿者 冤罪論者 日時 2002 年 1 月 04 日 20:19:22:

「ボクは無人島で暮らしたい」
酒鬼薔薇聖斗 出所間近の肉声入手
2002.1.11・18 週刊ポスト

【世間を震撼させたあの事件からほぼ5年。「酒鬼薔薇聖斗」の出所時期が迫っている。少年院の中で、少年Aは何を考え、どう変化しているのだろうか。面会者が証言した少年Aの最新状況とは――。】

「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る神戸市の少年(当時14歳)が、児童連続殺傷事件を起こしたのは97年の2月から5月にかけてのこと。土師(はせ)淳君(当時11歳)と山下彩花ちゃん(当時10歳)を殺害したほか、3人の女児にも重軽傷を負わせた少年Aは、神戸家庭裁判所の審判により97年10月、東京都府中市の関東医療少年院に送致された。
 そして昨年末、現在は19歳になった少年Aが、一般の少年院(中等少年院)に移送されていたことが判明した。
 もともと、家裁の審判では、関東医療少年院での処遇期間を最長5年6ヶ月と決めていたが、それより、1年4ヶ月余り早く出ることになったわけである。
 この移送について、法務省関係者は、
「精神状態の回復が順調にいき、社会復帰への準備期間に入ったことを意味します。中等少年院は、20歳未満のものを収容することになっていますし、通例からすれば1年以内に少年院を出ることになるでしょう」
 少年犯罪を含め、数多くの精神鑑定を手掛けてきた上智大学名誉教授の福島章氏(精神医学)も、次のように説明する。
「医療少年院とは、要するに個人の精神的な病理を治療するところ。通常は1〜2年で退院しますが、少年Aは“G3”(特別な処遇を要する)という判断の下、異例ともいえる約4年も入院していた。それだけに、十分に治療に時間をかけた上での決定だと思います」
 今後は一般少年院で、社会復帰のために、「集団生活の学習」が主になる。
「5〜6人の大部屋で暮らしながらの勉強の他、職業訓練も受け、社会復帰の準備をすることになります。集団カウンセリングを通じ自らの非行や生活を振り返る時間もあるほか、個人指導も継続されます」(前出・福島氏)
 家庭裁判所の審判で「行為障害」があると認められた少年A。その猟奇的な手口や、おどろおどろしい犯行声明文で世間を震撼させた彼は、この4年余りでどう変わったのだろうか。
 最近まで少年Aが家裁での担当弁護士はおろか、両親の面会すらも拒否してきたなか、4度にわたって面会をしてきた人物、B氏に話を聞いた。
 密室で暮らす少年Aの様子を知るうえで、貴重な証言である。
「これまで4度、1年に1回ぐらいの割合で面会してきました。詳しいことはお話しできませんが、彼自身、いろいろな問題を抱えているように見えました。初めて面会したときは、“静かなところで、ひとりで死にたい”という気持ちを口にしていたことを覚えています」(B氏)
 少年Aが医療少年院に送致され、しばらくした頃の話だ。ところが、とB氏は続ける。
「2回目に会ったとき、“人のいない無人島のような場所で暮らしたい”という内容の話をしていました。ようやく生きる気持ちが出てきた証だと、私には感じられました」
 この後、医療少年院側は少年に2冊の本を読ませている。
 少年の凶行で犠牲となった土師淳君と山下彩花ちゃんの両親が著した手記だ。
「それを読み、自分の犯した罪の重大さを自覚して、ずいぶん悩み苦しんだようです。ようやく、自分の罪に向き合い始めたわけです
 それからは、家族にかけた迷惑や、神についても考えるようになったようです。
 最後に会ったのは、昨年のことですが、この1年で、反省し、自己を見つめ直すことにより、精神状態はめざましく回復していました。生活態度も改善され、集団討論に参加するなど、社会性を養う訓練も受けています。ようやく、人間の中で暮らしたい、という意欲も湧いてきたようです」(B氏)
 こうして少年Aの変化を見てきたB氏によれば、「回復は著しい」という。となると、前述の法務省関係者のいうように、出所も近い将来となる可能性が高くなるわけだが、一方、“その時期”が迫っていることに複雑な心境を持つ人たちもいる。
 少年Aの犯行の被害者の母親は、不安に顔を曇らせながら、次のように語った。
「子供の体には、今も傷跡が残っています。泳ぐ話が出たりすると、『私、(水着を)着られへんのや』と怒ったりするのがせつなくて、精神的なショックも癒えず、今でも少年Aの年齢の子が近づいてくるだけで、身をすくませるほどです。なのに、あの少年がもうすぐ出てくるとすれば……。子供も、『また、わたしのところにくるんとちゃう』と不安がっていますし」
 事件のトラウマに苛まれる被害者。両親の不安もまた大きい。
「少年Aのご両親には昨秋、会いましたが、率直にいって、本当に責任を感じているのか疑ってしまうのです。慰謝料というか、お金の面ではいろいろ決まったことがあるのに、今のところ支払いは微々たるもの。謝意より先に、その理由をいったりするので、別にお金の問題だけじゃありませんが、どこに誠意があるのか疑ってしまう。ちゃんと(出所後は)ご両親が監督できるのでしょうか。本音を言えば、一生出てきて欲しくない」
 被害者として当然の思いというべきか。
 さらに難しいのは、更生の可否について、専門家でさえ意見が分かれる点だ。前出・福島氏は、
「遺族の手記を読むなどして、他人の気持ちを推測できるようになったようですし、社会復帰も大丈夫でしょう」
 というのだが、一方、立教大学教授で精神科医・町沢静夫氏の見方はこうだ。
「少年は自分の命さえ顧みずに犯行に走りました。そのような人間が、もう一度生きようという気持ちになるには、大変なエネルギーを必要とします。これまでの少年犯罪のケースを見ても、類似の犯罪を起こす可能性は50%近くあると思います。とにかく、4年余りで治療が終わったという判断は性急に過ぎるのでは」
 この少年の処遇、出所時期について法務省矯正局は、
「本人のプライバシーもあり、一切、お答えできません」
 と回答するのみ。
 前出・B氏は、最後に次のような言葉を残した。
「退院といっても、それで終わりではない。社会の片隅から、起こした行為を償いながら生きる道を見いだしていかねばならないのです」





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