荏原は、飛灰や汚泥など固体中に存在するダイオキシンの簡易検出技術を開発した。ダイオキシン類イオンを選択的に検出して定量化する。従来の溶媒抽出法に比べてトルエンなどの溶媒の使用量を6分の1に削減、ダイオキシン抽出時間を20分の1の約1時間へと大幅に短縮することが可能となり、ダイオキシン分析の低コスト化が図れる。自治体や検査・測定会社向けなどに今後、普及を目指していく考えだ。ダイオキシン分析は、汚染の広がりとともに自治体などからのニーズが拡大しているが、時間と費用がかかるという問題を抱えていた。 The JAPAN INDUSTRIAL JOURNAL http://www.sankei.co.jp/jij/news/news-b.html#news5