「買ってはいけない」は買うべきか!? という特集


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ ★阿修羅♪ Ψ空耳の丘Ψ1999−2 ] [ FAQ ]

 
投稿者 転載山 日時 1999 年 8 月 09 日 23:27:21:

回答先: 「買っちゃダメ」本の反響 間違い指摘してみて! アンケートに企業回答は3割弱(夕刊フジ) 投稿者 熱三記者 日時 1999 年 8 月 08 日 11:40:37:

 実は、私はこの手の本が嫌いです。「したり顔で知識をひけらかす環境オ
タク」「大げさなゼスチャーで一般市民の愚を嘆いてみせる選民ブリッコ」
「政治家や官僚、大企業、時にはマスコミを含む4悪対自分達という単純二
元論者」が書く本なんて!(全て印象批判なのですが)

 むかむかしつつ、何げなく手にとって読んでいるとこんなくだりにぶつか
りました。執筆者の座談会の記事中で、普段の商品選び、生き方・考え方に
ついて司会者に問われたある執筆者の台詞です。

 「わたしは食生活に関しては、まず市販のものは原則としていっさい食べ
ないし、飲みません。小さい無農薬農園をつくっています。水も丹沢の湧き
水を飲んで・・・」

 この瞬間、私の頭に浮かんだのは次のフレーズでした。
 
 「環境貴族!!!」
 
 このベストセラーに、きっちりとヤキを入れねばならない。決意した私は、
今月の特集「環境会計とは何か」をこちらに変更することにしました。精読
して、アラを週刊金曜日につきつけてやる!そして、うちの読者に「買って
はいけない」は買ってはいけない、と言わねばならない!

 で、その試みはもろくも崩れさるわけです。
 
 読後、実はこの本が結構気に入ってしまいました。


 考え過ぎかもしれません。慣れてくれば製品に何が含まれているのかをチェッ
クするのは簡単ですし、添加物の毒性などについてはある程度の知識でわか
ってきます。それはこの本一冊読めば大体頭に入ります。その意味では「買
ってはいけない」は買うべき書籍である、と言えます。

 それに普通に考えれば、市民に対して貴重な情報を提供してくれています
し、執筆者はいずれも長年消費者問題にたずさわった人達ですから、我々サ
イドに立っていると即断してもいいのかもしれません。

 あえて、結論を出すとすれば、この本は基本的にお勧めです。しかし、買
う時や読んだ後に「何故自分はこの本に魅かれたのか」を考えてみるべきか
もしれません。

 情報処理の神経衰弱か、誰かの声に従うのか、それを決める自由も覚悟を
抱くのも一人一人にゆだねられていると言えましょう。




フォローアップ:



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。