大江健三郎氏が決定的言辞 神戸小学生惨殺事件の真相第7集より


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投稿者 一刀斎 日時 1999 年 4 月 14 日 22:28:33:

神戸小学生惨殺事件の真相第7集
神戸事件 真相を求めて新展開より

大江健三郎氏が決定的言辞
ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム・札幌セッション

初雪の降り出した晩秋の札幌で、『21世紀への創造』と題してノーベル賞受
賞者(大江健三郎、利根川進)を囲むフォーラムが開催されました。司会は、
あの立花隆氏でした。
フォーラムも後半にさしかかったときに、会場から「神戸事件の真相を究明す
る会のものです」とひとりの男性が大きな声をあげました。「会場から質問状
をとっておきながら、質問にはすこしも答えないのは、どういうことですか。
大江さん、大江さんの好きなサルトル的精神で聴衆と論議すべきではないです
か!」と。
大江氏は目を伏せたまま。イライラした表情をうかべ、右手の指で机をコツコ
ツと叩いている。そこで司会の立花氏が、しぶしぶ質問状を紹介し始めたので
した。
北大農学部の学生の質問状に答えて大江氏は「私の次男は東大農学部を卒業し
た。私は、子供を自由にさせてきた。教育は子供に自由な環境をつくってあげ
ることが必要だ」と発言しました。
すかさず、先の男性が「いま、大江さんは〃子供に自由な環境を〃とおっ
しゃったけれども、いまの日本の社会は一人の子供も救えない社会ではないで
すか」「神戸事件でA少年はいま関東医療少年院に閉じこめられている。大江
さん、あなたはこの少年を、読売新聞『人生の細部』という文章の中で、犯人
だ、と言いましたよね…。しかし、『懲役13年」は、この少年に書けるので
すか!」と。
それまでサワついていた会場は、水を打ったようにシーンと静まりかえった。
彼は「懲役13年」の一部分を静かな口調で読み始めたのでした。動揺をかく
しきれない様子の大江氏は、ゴホッと、咳こむようにしながら、口を開きまし
た。
大江:「それについては、……今でも答えられますから。革マル派の新聞で同
じような批判が私にありました。それについて、革マル派が正確であなたが正
確でない点が一つある。それはね、私が文章に書いたのは少年の脅迫状とされ
ているものについて、この文章は子供でも書きうると私は分析しました。あな
たが言ったダンテの引用の文章は私が論じたものではない。」
(大江氏に問い質した会の仲間)「そうですよ。それ(『懲役13年」)につ
いて、大江さん、あなたはずっと語っていない。そこを問うているんですよ」
大江:「いや、違う。違う。」会場からは幾人ものひとが大江氏を質す声をあ
げはじめる。会場は騒然となる。
(別の男性)「大江さんは『挑戦状』は書けるというが、何をもってそう言う
のか、根拠を明らかにしてほしい。警察の情報を鵜呑みにしているのではない
ですか。」
騒然たるなかでそれまで渋い顔をして沈黙していた司会の立花氏が、演壇から
身をのりだすようにしてしゃべりはじめたのでした。
立花:「会場の人にいいたい。今立ち上がっている人たちと同じ意見の質問状
が数枚あった。組織的にやっている」と。
(男の学生)「立花さん、内容で答えるべきだ」。
(女子学生)「『懲役13年』に沈黙しないで答えてください。大江さん!」
大江:「答えますから!僕への問いかけに答えますから。私が書いた文章はで
すね、誰かが言われた警察のリークとかは無関係に、脅迫状とされているもの
が少年によって書きうるものかどうかについて分析して、これを書きうると私
は考えて、書きました。それは、この少年が事件全体とどうかとか、次の文章
一『懲役13年』一を書いた人間だということについて論じたわけではない。
脅迫状と『懲役13年』とは、文章がすっかり性質が違ったものだったと私は
考えていますが、それはまあ、文章のうえで。あの、最初の文章の分析との関
係が、直接に文体論としてあるわけではないので…。第二番目に、少年が犯人
であるかどうか、僕にはわかりません。」
(さらに別の男性)「いま、犯人かどうかわからない、とおっしゃいました
が、読売新聞に載った『人生の細部』では、『(A少年は)自他を破壊する犯
罪の主体となった』と書いていたじゃないですか!」
大江:「犯人とは言っていない。最初の脅迫状は少年に書きうるものであると
書いた。それが僕の結論でね。文学の問題として。それから、あと、少年が犯
人であるかどうかということは、これから裁判で、……あるいは将来にわたっ
て判断していくことで。私に答えうることは、最初の文章が、一般の、一人の
子供が書きうると言ったまでで。」
会場のあちらこちらから、「ごまかしだ!」「『懲役13年』はA君が書いた
ものではないと認めるのですか?」「A君が犯人だと言ったことは撤回するの
ですね!」
大江氏は黙したまま語らず。完全に沈黙。虚ろな視線を宙空に漂わせながら、
席にへたり込んでしまい、ペンを持った右手とハンカチを持った左手をせわし
なく震わせつづけていたのです。司会の立花氏は、会場に目を配ることもせず
に、ただただ苦虫を噛みつぶしているのみ。ひとり利根川氏だけが、顔をあ
げ、意気消沈している大江、立花の両人を愉快そうにくりかえし交互にながめ
つづけていたのでした。
気をとり直した司会の立花氏が「大江さん、今後の夢は?」と水を向けると、
「息子の光がピアノ三重奏を作曲しているので、それを演奏会で演じたい」と
大江氏は力なくポツリと語るのみで、左右の手をいっそう激しく震わせつづけ
ていたのでした。そして、司会の立花氏が「いろいろ不手際がありましたが、
これで終わります」と、ぶっきらぼうに言うやいなや、脱兎のごとく、大江氏
は舞台から消え去ったのです。
こうして、実にシラケきったムードが漂ったまま、「札幌セッション」の幕は
閉じたのでした。おもいだせば、第一と第二のふたつの「挑戦状」を読んで、
軽挑浮薄にも〃A少年に書ける〃と公言し、その後に「懲役13年」のあの埴
谷雄高ばりの文章に接して、これには沈黙をつづけてきたのが、ノーベル賞作
家の大江健三郎氏であったのでした。しかし、この「札幌セッション」におい
て。大江氏はついに決定的な言辞を吐いたのです。
「脅迫状と『懲役13年』とは、文章がすっかり違ったもの」「A君が犯人か
どうかわからない。犯人かどうかは、裁判で、あるいは将来にわたって決める
こと」というように。この大江氏の発言は、過去のみずからの言辞を事実上撤
回したことを意味します(とはいえ、一片の反省の弁もなしに)。
また、司会の立花隆氏は、神戸事件の真相を究明しようとする多くのひとびと
の声を踏みにじるこ とにのみ狂奔したのです。そうすることによって、彼はプ
ラック・ジャーナリストとしてのみずからの本性をあらわにしたのです。休み
時間中にひとりの学生から「『第二挑戦状』について、あれだけの文章が書け
る人間は大学生にもそうはいない、とおっしゃっていましたよね」と質問され
て、「俺、神戸事件に興味ないからさあ」と立花氏は答えたそうです。まさ
に、権力者に忠誠を誓ったブラック・ジャーナリストの処世術を示す言動とで
もいうべきでしようか。
大江氏や立花隆氏ら、世紀末日本の文化・知識人の思想的退廃と人間的荒廃
を、さらに鋭くえぐりださなくてはならない、と私は痛感しました。小生も微
力ながら、神戸事件の真相と深層をさらに明らかにするために奮闘しなくて
は、と決意をあらたにしたところでした。
加藤芳夫(真相を究明する会会員)




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