Re: 青森で世界最古級の土器片=最新の測定法で分析


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ ★阿修羅♪ Ψ空耳の丘Ψ1999−2 ] [ FAQ ]

 
投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 4 月 19 日 12:53:37:

回答先: 青森で世界最古級の土器片=最新の測定法で分析 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 4 月 18 日 08:47:11:

◎☆青森で世界最古級の土器片
  最新の測定法で分析

 青森県蟹田町の大平山元1遺跡で昨年出土した土器片が、世界最
古級の約1万6500年前のものであることが、同遺跡発掘調査団
(団長・谷口康浩国学院大講師)と名古屋大などによる最新の測定
法で明らかになった。
 これまで、中国の長江(揚子江)中流域の遺跡から出土した土器
が地層中の花粉分析で約1万4000年前と分かり、最古とされて
いたが、今回はこれを約2500年もさかのぼり、確認された中で
は世界最古の土器とみられる。
 土器の使用とともに始まったとされる縄文時代はこれまで約1万
2000年前からと考えられてきたが、これより4500年も古く、
時代区分や土器文化の起源をめぐり論議が起きそうだ。
 この土器片は、昨年7月の調査で、縄文時代草創期とみられる地
下数十センチの赤土層上部から見つかった。
 小さな破片ばかり四十数点が出土、同時に掻器(そうき)などの
石器も見つかった。谷口講師が、3センチ角の土器片5片の分析を
名古屋大年代測定資料研究センターに依頼した。
 同センターの中村俊夫助教授らはまず、土器片に残っていた微量
のすすを以前からある「炭素14法」で分析。大気中の炭素14の
濃度は年代によって変化し実際の暦年代とずれが生じる恐れがある
ため、暦年代が正確なサンゴの年輪を使って補正する最新の測定を
行い、1万6500年前という数字を算出した。
 調査団のメンバーで青森県埋蔵文化財調査センターの太田原潤主
査は「文様は土器の口に近い部分にあるものだが、出土した口付近
の破片に文様が見られない」と話し、この土器片が縄文時代草創期
の初頭に特徴的な無文土器の可能性が高いという。
 大平山元1遺跡は、旧石器時代から縄文時代への過渡期の代表的
な遺跡とされる大平山元遺跡群のひとつ。これまでに、狩猟具の一
種の細石刃など旧石器時代の終わりに特徴的な石器群が土器を伴っ
て出土している。                   (了)


[共同 4月19日]  ( 1999-04-19-06:50 )




フォローアップ:



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。