クロレラ:野菜のダイオキシン対外排出機能

 
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投稿者 らっきょ 日時 1999 年 9 月 09 日 23:54:10:

回答先: ダイオキシンの危険性と安全対策 投稿者 ホキーネ 日時 1999 年 9 月 09 日 23:39:10:

2月1日、「ニュースステーション」(テレビ朝日)で所沢産の野菜
はダイオキシン濃度が高いと報道、埼玉県産の野菜を大手スーパーが
入荷を控え、農家は深刻な事態に陥った。その後、各局が同番組で提
示したデータの不的確さと社会的影響をめぐり、報道姿勢を糾弾し
た。だが、一連の報道は、テレ朝の責任追及と「ダイオキシンまみれ
の野菜」を強く印象付けるものばかり。このダイオキシン騒動の中
で、TV側は重大な愚行を犯していたことに気づいているのだろうか。
最も重要なことが報道で欠落していた。

▼ 果ては「所沢産の野菜は安全」宣言

今回のダイオキシン騒動は埼玉県所沢市のJA(農協)が所沢産の野菜
のダイオキシン濃度を隠匿していたことに端を発する。テレ朝側は
「所沢の市民や農家は野菜のダイオキシン汚染について不安に思って
いる」とし、あえて独自に調査したものを公表したという。行政の対
応を促すためとも付け加えた。公表に踏み切れば、所沢産の野菜の価
格は暴落し、農家は打撃をこうむる(テレ朝が用意していた、ボード
に記された「野菜のダイオキシン濃度」は最高値で1グラムあたり3.8
0ピコグラムという数値で、それを充分予測させるものだった)。テ
レ朝側は、そうした犠牲を払ってでも、行政の対応を促したかったの
か。予想通り、所沢の農家の逆鱗にふれた。全国的に野菜のダイオキ
シン濃度を知らしめることなど所沢市民は望んではいなかった。そし
て「野菜」を「葉っぱもの」と表現すべきだったとの問題のコメン
ト。しかし、すでに遅かった。結果、所沢のホウレン草5検体を調査
したところ、0.43〜0.22ピコグラム(1兆分の1グラム)という数値
で、WHO(世界保健機関)の耐用1日摂取量(1〜4ピコグラム)を
超えないため大丈夫ということで片づいた。後に残ったものは、「無
神経なテレビ報道」と「農家の義憤」と「ダイオキシンまみれの野
菜」という印象だけだった。

▼ 「ダイオキシンの体外排出」には葉緑素や食物繊維を多く含む野
菜が最適

TV報道の犯した愚は不的確なデータを公表したことにあるが、それ以
上に、罪なことは日本中に「ダイオキシンまみれの野菜」を強く印象
付けたことにある。ダイオキシン汚染の数値の高さを示し、行政の対
応を促すというのなら、太平洋側の近海魚のダイオキシン濃度をとり
あげたほうがいい。ダイオキシンの60%はこうした魚介類から取り
込まれるもので、身体に溜まる一方。野菜はまだいい。葉緑素や食物
繊維がダイオキシンの排出に働く。

身体に取りこんだダイオキシンを排出するための有効な手段としては
日頃の食生活の中で緑の濃い葉緑素と食物繊維の豊富な「野菜」を摂
ることとされている(摂南大学薬学部 宮田秀明教授ら)。今回話題
になったホウレン草のような。これは福岡県保健環境研究所の森田邦
正氏が行ったラット実験でも明らかになっている。下記の表はラット
の糞中におけるダイオキシンの排泄量を調査したもので、通常の飼料
による基本食を100とした場合のダイオキシンの排泄量を示したも
の。(参考:「ダイオキシンから身を守る法」成星出版 著者・宮田
秀明)。この中で、食物繊維と葉緑素(クロロフィリン)の組み合わ
せが高い排泄力を示していることがわかる。特に葉緑素が主成分のク
ロレラは非常に高い排泄力を持つ。


<ラットにおける食物繊維、葉緑素誘導体などによるダイオキシン異
性体の排泄効果:「ダイオキシンから身を守る法」より)>
:「ダイオキシンから身を守る法」より)>
飼料の種類
糞中排泄量(基本食=100) 平均(最小〜最大)
肝臓中蓄積量(基本食=100)平均(最小〜最大)
基本食
100
100
基本食+10%セルロース
257(155〜424)
84(75〜88)
基本食+10%米ぬか繊維
271(235〜424)
75(65〜87)
基本食+0.2%クロロフィリン
319(219〜331)
71(42〜95)
基本食+0.2%クロロフィリン+10%米ぬか繊維
357(234〜520)
63(35〜87)
基本食+20%クロレラ
463(262〜747)
41(18〜68)

 日本中がダイオキシンに汚染されていることは今や誰もが知ってい
る。どこの農産物がダイオキシンに汚染されているかなど、所沢のよ
うにTVで明らかにしたからといって、市民の怒りを買い、いたずらに
不安を助長するだけ。今回ダイオキシン行政に一石を投じたかも知れ
ないが、同時に被害者をさらに追い込むような形になってしまった。

今、緊急に報道すべきは、「身体に取りこんでしまったダイオキシン
をいかに排出するか」についてではないか。すでに30年ほど前から
徐々に体内に蓄積しているダイオキシン(「環境ホルモン」としての
精子減少の問題もある。また昭和30から40年代以降、アトピー・
アレルギー児が多く誕生するようになったが、これにダイオキシンが
深く関わっているとされている)の健康被害からのがれる術(すべ)
を報道することのほうが現時点では意味のあることだ。そうした思慮
のあるTVメディアであれば、「野菜のダイオキシン汚染」と合せて、
「野菜のダイオキシン排出能」も報道できたはず。

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