ドモホルンリンクル(買ってもいい度 3・5)

 
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投稿者 Y.M. 日時 1999 年 10 月 07 日 03:37:54:

回答先: 「『買ってはいけない』は買ってはいけない」のスレッドです 投稿者 Y.M. 日時 1999 年 10 月 07 日 03:20:29:

船瀬氏は本当に試供品を取り寄せたのか?
ドモホルンリンクル
(買ってもいい度 3・5)

パンフレットも見ずに書いた?マトはずれなデマ記事
またも船瀬俊介氏のデマ記事である。この記事の冒頭で船瀬氏は、再春館製薬の
コマーシャルが白衣を着た研究者の「誠実さ」や「ひたむきさ」を感じさせると
ころに、犯罪的なオープニングが仕組まれていると尊大に言う。ところがよくよ
く調べてみると、船瀬氏の記述こそがデマと嘘でいろどられた「見事に犯罪的な
……オープニング」だったのである。
同社の無料サンプルを「試みに取り寄せてみた」という船瀬氏は、そのパンフ
レットに記されている「お肌のおとろえに立ち向かうあなたを応援します」を読
んで「もう、ここで『ドモホルン』は嘘を言っている」と、薬事法第66条違反
を持ち出して騒ぎ立てている。これだけを読めば、言うところは間違っていない
ようにも思える。ところが、である。
後述される「さらにバンフを開くと、『サギ効能』のオンパレード……」以下、
船瀬氏が騒ぎ立てる「ドモホルンリンクル」の試供品添付のパンフレットを、実
際に私が取り寄せてみたところ、そんな記述はただの一行も見当たらなかったの
である。何度目を見開いて読んでも、なぜかそんな記述はなかった。これはいっ
たいどうしたことだろう……?
船瀬氏が『買ってはいけない』の中でデマと嘘を常用しているとはいえ、まった
くの作り話を書くとは思えなかったので調べてみた。そして明らかになったの
が、冒頭の船瀬氏の嘘だった。船瀬氏は「ドモホルンリンクル」の試供品を実際
に取り寄せていなかったのではないかと思われるのだ。
なぜならば、彼がヤリ玉にあげた「お肌のおとろえに立ち向かうあなたを応援し
ます」と書かれたパンフレットは、おおむね6,7年前(93年版!)のもの
だったのである(ちなみに、「ドモホルンリンクル」は発売されてから25年に
なるという)。彼はいったいどこから、そんな古い資料を持ってきたのか?
船瀬氏が批判のために引用した「ハリが出て」「きめが整い」「お手入れを怠る
と……『肌アレ』が起こり、『吹き出物』ができ、『肌の回復力が遅くなり、元
気がなくなります』……」「さらに、潤いがなくなり、カサカサしてきます」と
いう一連の引用も、すべて数年前のパンフレットからのものなのだ。これでは文
章によるサギ犯罪ではないだろうか。
「まず同社の無料サンプルを申し込むことから始まる」と、あたかも自分が「試
しに取り寄せてみた」かのような嘘をついての記事に「開いた口がふさがらな
い」のは、「ドモホルンリンクル」の愛用者であろう。しかも、『週刊金曜日』
に掲載した段階では「1000円でサンプルを申し込む」と嘘を書いていたの
だ。なんという嘘つき!説明を受けた人はみんな笑ってるけどネ……。
たしかに数年前にさかのぼれば、船瀬氏の言うことも間違いではない。「きれい
な『使用説明』パンフレット」には、そのとおり書かれている。だが、自分がつ
いた嘘を真実と言いくるめるには、そこには6,7年という時間的なムリがあ
る。『買ってはいけない』を読んで悩んでいるのは再春館製薬よりも、船瀬氏の
記事に混乱させられた愛用者だろう。
どこから噂を聞きつけたのか、私のもとにも疑問や質問が寄せられている。『週
刊金曜口』の記事に書かれていることと、自分の持っているパンフレットがどう
やら違うようだと、おおむね素朴な疑問が多かった。ちなみに再書館製薬では、
当時のパンフレットの不備と行政による指導を「わたくしどもの薬事法について
の不勉強だった」と「反省」している。
この記事からはどうみても、船瀬氏が「ドモホルンリンクル」の無料サンプルを
取り寄せなかったのは、明白な事実と思える。「きれいな『使用説明』パンフ
レットが添えられていた。開いてみると……」という記述も、したがって真っ赤
な嘘である。現在の「ドモホルンリンクル」の無料サンプル添付のパンフレット
は「再び春がきます」という社名を模したイメージ的な表題であって、再春館製
薬の自己紹介から始まる企業アイデンティティがメインの内容である。船瀬氏が
いう「使用説明」などという言葉は、どこにも使われていないのだ。
それでは、船瀬氏が『週刊金曜日』に掲載し『買ってはいけない』に収録された
記事は、6,7年も前に書いていたのを流用したものなのだろうか?調べてみる
と不可解きわまりない嘘の正体が判明した。じつは『週刊金曜日』に掲載された
記事は『続々・どうしても化粧したいあなたに』(三一書房)から流用した内容
なのである。今回、彼は記事を書くにあたって商品の分析はもとより、何の取材
もしなかったのだ、としか私には思えない。
私も職業柄、至急の原稿を依頼されたり、編集者から取材データを基に書いてく
れと言われることは多いが、独自の取材を欠かしたことは一度もない。十分な取
材ができないと思った場合は、身を切る思いでその仕事はお断りすることにして
いる。手前味噌な言い方だが、それがジャーナリストの責任だと思っているから
だ。そういう意味では、何の取材もせずに書ける船瀬氏の執筆態度が、私にはど
うしても理解できないのである。こんな嘘記事をノーチエックで公刊してしまう
編集者にも問題があるのではないか……。
想像と偏見による安易な書きとばしが、活字ジャーナリズムの信頼を危うくさせ
ることには、怒りと憤りを感じないわけにはいかない。

確信をもって書くなら使用してからにするぺき
「……この人工アブラ分を毎日顔に塗り続けると皮脂分泌が衰え、素肌でいると
慢性的に肌がカサつくようになる」とは、船瀬氏は自分で体験体感してみたもの
なのか?そうではないだろう。「この人工アブラ分」というのも、船瀬氏が机の
上でヒネリ出した想像の産物なのだ。そもそも「人工アブラ分」が何なのか、船
瀬氏には絶対に答えられないはずだ。『買ってはいけない』のほとんどの記述
は、自分で体験もしていなければ取材もしていない、埃のたまった書物から引っ
張ってきたデータを基にした、想像の産物としか考えられないのである。記事の
参考にした6,7年前のパンフレットはともかく、「ドモホルンリンクル」の無
料サンプルを取り寄せなかったはずの船瀬氏には、同商品を試せるはずがないの
だから。
それにしても、自分で使いもしないで書けるとは、ずいぶん想像力のある人だと
思う。車の記事を書くのなら、その車に実際に試乗してみないと書けない、と、
私は恩う。食品について書くのならぱ、食べてみないとわからないはずだと思う。ここでは混乱させられた読者のために、実際に試供品を自分の肌で体験した
私の実感を報告しておこう。
私はもともと化粧をしないし、スキンケアも嫌いだった。敏感症の肌だと診断さ
れたこともあるし、ファンデーションなどはほとんど使わない、いわゆるスッピ
ン女なのである。でも今回はジャーナリスト精神で、仕方なく「ドモホルンリン
クル」を試してみた。
化粧落としというわけではないが、汚れを落とすつもりでジェルと洗顔石験を
使ってみた。なるほど肌のツッパリを感じさせなかった。これが天然コラーゲン
の作用なのかもしれない。久しぶりに情けない顔のパックもしてみた。化粧液や
美肌エキス、乳液のたぐいも使ってみた。それから数日、スッピンでも何となく
効果が感じられるのに驚いた。「皮脂分泌が衰え」(船瀬氏)るころに試用をヤ
メてみた(どのくらいの時期がいいのかわからなかったが、2週間おいてみた)
が「慢性的に肌がカサつく」(同)のは少しも感じられなかった。
なーんだ、問題ないじゃないの。「ドモホルンリンクル」は、私にはいい。
もちろん今回の報告は私だけの効果かもしれないけれども、私がこの原稿を引き
受けたのは、そこまで確信が持てたからなのである。いまはひそかに、船瀬俊介
氏や山中登志子氏(担当編集者)の肌にも試してみたいと思うのだが、そこまで
はムリか……(笑)。

成分も確かめずに書かれた嘘の羅列
船瀬氏の記事は嘘で一貫している。「アブラと水分を混ぜあわせたもの」という
以上、アブラとは何かを特定するべきだが、記事に添付されている「商品チェッ
ク」には保存料のパラベンのほかに成分は明記されていないのだ。「ドモホルン
リンクル」は100%パラベンで作られているというのだろうか……。そうでは
ない。船瀬氏の本文の記述にもパラベンは登場しないし、「合成保存料」や「合
成香料」と勝手に解釈する船瀬氏は成分を見誤っているのだ。おそらく「商品
チェック」は船瀬氏に代わって編集部が代筆したものではないかと思われる。
船瀬氏の代わりに説明すると、「ドモホルンリンクル」の主成分は天然コラーゲ
ン(肌の角質層の内側で真皮を支える役目をもち、これが年齢とともに衰えると
シワの原因になる)なので

ある。原料はパンフレットには明記されていないが、子牛の皮膚から低温処理で
抽出されたもので、加熱処理を施していないという点では、コラーゲンの繊維を
たいせつにした製造法だと思われる。ちなみに、船瀬氏の記事にはコラーゲンの
コの字も登場しない。
船瀬氏はその代わりに、「アブラと水分を溶けあわせるため、かならず合成界面
活性剤が配合されている」と、勝手に成分を予想している。しかも船瀬氏は、
「……皮脂腺バリアを溶かし、破壊する」と書いているのだから、石油系の合成
界面活性剤のことだと、私も勝手に予想させていただく。ここで勝手に予想して
いると書いたのは、「ドモホルンリンクル」には石油系の合成界面活性剤が配合
されていないからだ。界面活性剤は船瀬氏が言うとおり、乳液類や化粧液などに
配合されている場合が多い。しかし、その成分が「かならず合成界面活性剤」な
のだと、どうして彼は言えるのだろう?取材をしなかったからといって、小説で
はないのだから何でも好き放題に書いていいというものではない。

「ドモホルンリンクル」は天然成分
「ドモホルンリンクル」の界面活性剤は、大豆からとれる成分をレシチン処理し
たものである。船瀬氏が強引に「アブラ」と見なした成分はヒマワリ油。ほかに
汚れ落としはオリーブスクワラン、肌あれを防ぐ紫根エキス。以下列記すると、
ザボン草エキス、ドクダミエキス、無農薬緑茶エキス、海藻エキス、酵母エキ
ス、ミルク成分、9種の西洋ハーブ、人参エキス、桑白皮エキス、甘草エキス、
紫蘇エキス、真珠エキス……。これらはすべて化学合成されたものではなく、天
然成分をエキスとして抽出したものである。
批判する商品の成分を見ないばかりか、想像力たくましい船瀬氏の筆はさらに滑
る。
「薬事法違反がまかりとおる背景には、厚生省高級官僚が化粧品業界団体トップ
に天下るなど抜きがたい官民癒着の構図がある」と……。ぜひとも聞いてみた
い、それが誰なのかを具体的に。そしてそれが今回取りあげた再春館製薬の商品
とどういうかかわり合いがあるのかを、船瀬氏は書いた以上は立証する責任があ
るのだ。書きとばしであれ、筆が滑ったのであれ。
「白衣など製薬会社のイメージで、引っかける『ドモホルンリンクル』のサギ犯
罪(刑法第246条違反)は、より悪質である」とは、CFの出演者が白衣を着
用したことが悪いのか?商品の内容を具体的に検討もせずに、ましてや6,7年
前の資料を基にした記事で言いがかりの批判をなした船瀬氏の消費者に対する責
任は、あまりにも重い。
不確かな資料を基に、比較的良心的な商品(と私は思う)をあげつらい、消費者
を混乱に陥れる船瀬氏のデマ犯罪は、法律家然として言いくだす彼の方法を借り
れば、名誉段損(民法第71O条および第723条、刑法230条違反)だと指
摘しておこう。
(飯田みち子)
●『買ってはいけない』の論点●
ドモホルンリンクルの宣伝は明らかに薬事法違反。効能についての『老化を防
ぐ、衰えを防ぐ」は禁止表現であり、そのバンフは「サギ効能」のオンパレード
だ。人工アブラを毎日顔に塗り続けると皮脂分泌が衰え、慢性的に肌がカサつ
く。合成界面活性剤は、皮脂腺パリアを溶かし破壊する。




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