鹿砦社通信12/6

 
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投稿者 ウマシカ 日時 1999 年 12 月 22 日 02:07:52:

回答先: 鹿砦社の回答 投稿者 ウマシカ 日時 1999 年 12 月 22 日 02:06:15:

W E E K L Y R O K U S A I S H A
1999/12/6
沈黙は犯罪的だ!!
 当社が熱い想いを込めて世に送った『「買ってはいけない」大論争』に対し
て、『週刊金曜日』編集部より「事実誤認」の「抗議」と「全文削除」の要求
があり、これに対して、われわれは当該部分の「全文削除」をして増刷を続け
る途を選ぶのではなく、あえて今後の増刷中止(事実上の絶版)の途を採った
ことを伝えた先週号の『鹿砦社通信』は大きな反響があった。
 いわく、「民主的な、あの『金曜日』が、そんな出版弾圧のようなことを本
当にやったのか!?」、いわく、「『金曜日』は今なお多くの反論掲載要求を拒
否しているのに、いったいどの面さげてあのような要求が平然とできるのでし
ょう! そのような者たちが、みずからの姿勢を顧みることなく、勢いだけで
他社を批判しようとしてきた日本のメディア情況にめまいがします」等々……。
一方、『金曜日』側からは何のリアクションもない。われわれの「回答書」や
経緯を『金曜日』誌上に掲載するように「回答書」において要望しているのだ
が、今のところは掲載されてはいない。できるだけ早急な掲載を再び求めたい。
確かに、われわれが直接当事者に事実確認をしなかった非は非としてあるわ け
だから、この点については率直に認め詫びよう。また、今後の増刷も中止し、
さらにフィルム破棄や返本分の順次断裁なども行う方針である。われわれにと
って現時点でできうる最大のことをやることに決めた。

 そうした上で、われわれはあえて、『金曜日』派に対し問いかけたいと思う。
 当然のこととして、『買ってはいけない』執筆4氏、そして『週刊金曜日』
編集部は、このかん露出している、スキャンダルともいえる諸々の「事実」に
ついてキチンと答えるべきではないのか!? これは「事実」なのか、「事実誤
認」なのか、さらには、恣意的な謀略なのか???ハッキリしてほしい。とり わ
け、三好基晴氏が積極的に関与されている「日本オムバス」社のアトピー温 泉
湯治については、一部マスコミにおいても「悪徳商法」として批判されてい る
のだから、「消費者のため」というのであれば、そして『週刊金曜日』が社 会
派雑誌として、編集委員にわが国を代表する知識人を冠して発行しているの で
あれば、尚更のことだ。これができないのならば、『週刊金曜日』の存在理 由
はないとさえ言いたい。

 また、船瀬俊介氏の「三一書房」労働争議への深い関与も、多くの心ある同
社の読者や支持者(かく言うわれわれも、三一書房の本を読んで自らの世界観
を培った世代である)に対して責任ある回答をすべきである。現在、船瀬氏の
側の「旧経営陣」は、まさに亡命政権のように、労組の追及を逃れ所在が明確
でなく、出版は再開したものの、いわば“地下出版”のような恰好となってい
る。労組は労組で、中核派などのバックアップを得て一歩も引かない構えであ
る。ちなみに、『金曜日』の某氏は元・革マル派だというから、ここでも“中
核・革マル戦争”ですか? さらに、『「買ってはいけない」は買ってはいけ
ない』の中心的著者の一人は元・ブント系だったというから、まさに三つ巴の
新左翼の内ゲバだ!(笑)

 ところで、『金曜日』からの「事実誤認」の「抗議」に際して、考えたこと
がある。つまりは、どこからどこまでを「事実確認」すべきで、また、どこか
ら以上は「事実確認」する必要がないのだろうか、ということである。果して、
われわれは、ある1冊の本を作るのに、すべての個々の事柄について、いちい
ち「事実確認」をしなければならないのだろうか? 例えば、『買ってはいけ
ない』の中の「味の素」についての記述で、「日本でも“暴力バー”のホステ
スが酒に『味の素』を振りかけ、酔客を前後不覚にさせ金品を奪う事件も起こ
っている」とか、「同社では元刑事をスカウト、総会屋対策などダーティな仕
事をやらせていたと言われている」などということの「事実確認」は行ったの
か!? われわれは、ふだんの会話や記述などで、いちいち「事実確認」をする こ
となくコミュニケーションを行っている。そのことで、ある事柄が時に“都 市
伝説”のような形で流布することさえある。『噂の真相』の一行情報など、 真
偽のほどは疑わしい。私など、「暴露本出版社鹿砦社の社長がSM嬢にモテ モ
テ説」などと書かれたが、まったくのデタラメであるし、また業界内でも、 そ
うまことしやかに噂されているのは困ったものだ。それは冗談としても、鹿 砦
社の一連の出版差し止め訴訟についての報道でも、「事実確認」をされなか っ
た記事や「事実誤認」の記事など多く経験した。トンデモない本ばかり出す 鹿
砦社に対しては何を書いてもいいと感じることも一度や二度ではない。  べつ
に開き直るつもりはないが、「一度、直接『文藝春秋』の編集部や『金 曜日』
の編集部に確認すればよかったのに……」などと多くの方々から言われ た。そ
れはそうだろうが、これは結果論ではないのか。重箱の隅を突つこうと すれ
ば、アラはいくらでも出てくる。それでも、われわれは自らの非は非とし て認
める。では、『金曜日』側は、どうなのか?

『買ってはいけない』でやり玉に挙げられた企業やメーカーの一部には、鹿砦
社の『「買ってはいけない」大論争』にて堂々と自らの見解を述べられた企業
を除いて、いわば“嵐が過ぎ去る”のを待っているかのようなところも多い。
これはイカンとわれわれも考えるし、また『金曜日』もそのことを批判してい
る。『週刊金曜日』8月20日号における、アンケートに答えなかった企業に対
する厳しい指弾は一体何だったのか? われわれには、このかん露出した『買
ってはいけない』執筆者に対するスキャンダルともいえる批判について、当の
執筆者の方々や『週刊金曜日』は、まさに“嵐が過ぎ去る”のを待っているか
のように見える。これでいいのか!?

『買ってはいけない』が提起した問題は、大きな意味を持っているとわれわれ
なりに評価している。であるが故に、このかん露出したスキャンダルや批判に
対して頑に沈黙を守っている姿勢は解せない。また、『週刊金曜日』の創刊の
意義も存在理由も、われわれなりに理解しているつもりであるが、その崇高な
理念が、スキャンダルや社会的批判に対して、無視したり日和見主義的態度を
取ることによって台無しになってしまうのは残念だ。
もはや、これ以上の沈黙は犯罪的ですらある。





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