光通信社長「行き過ぎ」認める、アジア拠点の買収は完了 ( NNA )

 
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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 3 月 27 日 12:00:27:

光通信の重田康光社長は24日に香港で、香港上場企業・金力国際(ゴールデンパワー・インターナショナル)の買収と、「光通信インターナショナル」への社名変更手続がともに完了したと発表した。光通信は、日本での成功をアジアでも再現すべく販売網構築に力を入れる計画。しかし投資規模については「今後検討する」とした。一方、日本での成功の陰に、携帯電話の販売などで行き過ぎがあったことを認め、今後は是正する姿勢を示している。重田社長は香港での記者会見で、様々なスキャンダル情報やそれに伴う株価急落の一因となった『文芸春秋』4月号の光通信に関する記事についてコメント。「不法行為は断じてなかった」としつつも、携帯電話販売で業界のリーダーになる過程で行き過ぎがあったことを認め、「改善に努力する」との姿勢を示した。『文春』は、「重田康光・光通信社長、世界最速の金ぴか道」と題する記事で、「光通信は業界用語で『寝かせ』と呼ばれる『名義貸し』を多用し、実際には携帯を使わない加入者を数字だけそろえ、電話会社のインセンティブ(奨励金)を稼いだ」と報じていた。
重田社長はその一方、「ある意図を持って、風説を流布するものに対しては、断固たる措置を取る。法的措置については社内で検討中だ」と表明。なお、『文春』の記事はこれには当てはまらないとしている。

■アジア事業は3方面から

重田社長は、光通信インターナショナルが展開する事業内容について【1】未成熟ハイテク企業への投資【2】企業間電子商取引(B2B)【3】移動体インターネット――の3種類と説明した。
光通信インターナショナルの会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した斉藤正秀・光通信常務は、さらに詳しく◇アジアでの販売網構築◇相乗効果が期待できるインターネット企業への投資◇マザーズ上場企業など傘下日本企業のアジア進出を支援◇香港ですでに資本参加している娯楽情報ポータル(入口)サイト企業スターイースト・テクノロジー、証券ポータルのCASHなどの日本進出支援――と解説。「販売網」について、日本での場合のように携帯電話のみの販売をするものでなく、幅広い通信・情報サービスのネットワークであり、ポータル・サイトのようにネット上の販売網も含まれることを強調した。光通信は日本から派遣する役員をすでに内定し、まもなく発表する。

■光通信キャピタルと同士討ち?

重田社長の事業説明の一部は、先に光通信グループのベンチャーキャピタル部門である光通信キャピタル(=HTC、蒲谷良司社長)の説明と矛盾する。HTCは2月22日、香港のイーワン社への投資を発表した際、「光通信本体は香港の成熟企業へ、一方HTCは未成熟企業へ投資するので両社の事業はバッテングしない」としていた。ソフトバンクの孫正義社長と北尾吉孝常務との間のように、重田社長と蒲谷社長との事業戦略に隔たりがあることを示すものなのかが注目される。
ソフトバンクの北尾常務は香港で今月初め、光通信と重田社長を嫌悪する発言をし、孫社長が慌てて謝罪する一幕があった。

■ソフトバンク・PCCWとは友好的

重田社長は24日、北尾発言に関連して、ソフトバンクについて「孫社長を尊敬しているし、すでに何件もの合弁事業を行っているが、今後も継続したい」との考えを表明。またパシフィック・センチュリー・サイバーワークス(PCCW)の李沢楷(リチャード・リー)会長についても、「香港のインターネット投資家として最も尊敬している。(現在行っている株の持ち合いを通じて)PCCWの幅広い傘下企業を利用していきたい」と語った。
[NNA 2000年3月27日]



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