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2000-03-29 15:06
がん細胞増殖の一因となる細胞内酵素の働きを止める新しい有機化合物を、前田稔九州大教授(病態分子認識化学)らが合成、岐阜市で開かれている日本薬学会で30日、発表する。生殖細胞など、一部を除いて人間の細胞は、80回程度分裂すると死滅する。染色体の両端にあるテロメアが分裂のたびに短くなるためだが、テロメアが短くならないようにして細胞の増殖を助ける酵素テロメラーゼが、がん細胞の約8割から見つかっている。研究グループは、テロメラーゼを働かなくすれば、がん細胞も正常細胞と同様に老化し、死滅することに着目。インドールと呼ばれる芳香族化合物から有機化合物を合成した。
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