こんな●○なやつらの報道か。

 
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投稿者 しぜん 日時 2000 年 3 月 31 日 21:24:58:

19 03/20 23:14 毎: <新聞時評>ノンフィクションライター・野村進

毎日新聞ニュース速報

 何か事件が起きると、マスコミが殺到し、大量の情報を流し、そしてあっという間に
忘れ去る。集中豪雨型で、なおかつ一過性というのがマスコミ報道の悪しき典型だが、
最近これに「バッシング」が加わったのではないか。

 いや、バッシングなら昔からあったと言うかもしれないが、このところのバッシング
は以前とは明らかに質が違う。いらだちや情け容赦のなさが一段と加わり、ときに「集
団リンチ」の様相さえ呈する。いまは警察が吊しあげられている。少し前には、官僚や
銀行が標的だった。政治家など、ずっと叩かれ通しである。

 権力に対する監視がマスコミの大きな責務であることは、言をまたない。私の懸念は
、批判する対象への向かい方が嗜虐的で、しかもエキセントリックになってはいまいか
、ということなのである。具体的に言えば、昨年“サッチー騒動”で乱れ飛んだ言説と
、いま新潟県警を糾弾する言説には、共通の薄気味悪さがあって、それは自分を安全地
帯に置いた上での鬱憤ばらしによって、手軽に快感を得ようとするところから来るので
はないか。相手の全人格をも否定するかのようなバッシングが、まっとうな批判のあり
方とは、私には到底思えない。

 そもそも警察批判をするなら、なぜ新潟県警にばかり集中砲火を浴びせるのか。事件
の重大性と警察の失態の度合いを比べれば、京都の小学校の校庭で起きた小2男児殺害
事件が、これほど軽視されてよいはずはない。どちらも被害者にとっては理不尽きわま
りない出来事だが、小2の男の子は命を奪われたのである。にもかかわらず新潟の事件
に報道が偏っているのは、「少女監禁」や「母子密着」、あるいは「温泉麻雀」「退職
金」といった、読者や視聴者が好奇心を募らせそうな単語に、報道する側も飛びつき、
またそのような迎合の仕方に自ら無自覚だったからではないか。

 報道する側のバランス感覚の喪失は、スポーツ報道でも見られる。これに痛烈な批判
を加えたのが、3月4日夕刊「土曜スポーツ面」に「再びさようなら、背番号3」を書
いたスポーツライターの玉木正之氏である。玉木氏は、背番号90番の時代とは対照的
な、ここ数年の長嶋監督の采配ぶりや選手育成能力の衰えを指摘し、背番号3への過度
の依存が、日本のプロ野球の発展にとってもマイナスになっている点を強調する。

 私がここ数年、長嶋監督とそれを報じるマスコミに抱いてきたもやもやした感じに、
初めて言葉を与えられたような気がする。バッシングとは異なる、筋の通った批判のお
手本と言えよう。

 報道する側のアンバランスさは、相撲の「八百長疑惑」でも歴然としている。幕内力
士のあいだで星の売り買いと八百長が日常化していることは、ここ20年来「週刊ポス
ト」の断続的なキャンペーン企画を中心にたびたび報じられてきたのだが、私の知る限
り新聞やテレビなどはそれをまったく黙殺してきた。

 ところが、日本外国人特派員協会で元・小結が実名で八百長を告発し、それが海外で
もさかんに取り上げられるようになると、“お墨付き”でもいただいたかのごとく報道
しはじめた。しかし、2月29日夕刊2面の「特集ワイド」で大きく扱った「毎日」は
まだ良心的なほうで、他紙やテレビは依然として日本相撲協会の顔色をうかがうかのよ
うな及び腰である。

 “ガイアツ”はなにも政治や経済だけの話ではない。マスコミの中にいる私がこんな
ことを言うのは、天に向かって唾する類いなのだが、今回述べたようなマスコミの姿勢
を見るにつけ、他者に「改革」を説くマスコミの改革が最も急務ではないかと思えてく
る。

[2000-03-20-23:14]

報道とはこの程度のものです。



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