「黒幕」のラディン氏めぐり さまざまな憶測(毎日新聞)

 
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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 4 月 01 日 23:28:39:

【イスラマバード1日春日孝之】
米政府がイスラム過激派による国際テロの「黒幕」とみなし、行方を
追っているサウジアラビア出身のウサマ・ビン・ラディン氏をめぐり、さまざまな憶測が飛び交っている。
重病説、フィリピン逃亡説、さらには、クリントン米大統領暗殺計画まで出ている。そこで、これらの真偽
を探ってみた。
憶測の中でも最も衝撃的だったのは、3月下旬に流れたウサマ氏の重病説だ。
香港の英字週刊誌「アジア・ウィーク」(3月24日号)は西側情報筋の話として、ウサマ氏は重い腎臓
病を患い、側近は透析に必要な医療器具の入手を試みていると報道した。それによると、意識はあるが「病
状は末期的だ」(情報筋)という。
その後、インドの英字紙「ヒンドゥスタン・タイムズ」は3月30日、インド諜報機関が「ウサマ氏はフ
ィリピンに逃亡した可能性がある」とみていると報じた。昨年末、アフガニスタンを舞台にしたインド航空
機乗っ取り事件で国際社会の耳目が事件の成り行きに注がれる中、脱出を敢行、その目的は腎臓治療では、
というものだ。
それまでウサマ氏は、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力・タリバン政権に保護されているとみられ
ていた。そこで、タリバン諜報機関に近い筋に当たってみると、「ウサマ氏は健康でアフガンにいる。重病
というのは、根拠のないうわさだ」と全面的に否定した。
一方、米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、クリントン米大統領は3月21日、バングラデシュを
訪問した際、入手した「暗殺計画」情報に基づき、予定していた農村部の視察を急きょ中止した。大統領が
搭乗するヘリコプターが深い森林の上空を通過するため、待ち伏せするテロ集団が携行用の対空ミサイルで
撃墜することが容易なためだという。
米国はウサマ氏がバングラデシュのイスラム武装組織「ハルカト・ジ
ハード」を支援しているとみている。
また、大統領は同25日にインドからパキスタンの首都イスラマバードに向かう際、テロを警戒し「おと
り機」を飛ばした。機体に「米合衆国」と書かれた先発機を着陸させて、いったんタラップとスタッフを降
ろし安全を確認したうえで、その数分後、大統領は無印の同型機で着陸する念の入れようだった。
暗殺計画の真偽は不明だが、米国が極度にウサマ氏を警戒していることは間違いない。
米国はタリバン政権に対し、1998年8月にアフリカで起きた米大使館連続爆破テロの黒幕としてウサ
マ氏の身柄引き渡しを要求、国連はこれを拒否したタリバン政権に昨年末、経済制裁を発動した。

ウサマ・ビン・ラディン氏

1979年のソ連(当時)のアフガニスタン侵攻に抵抗するイスラム義勇兵として名をはせた。90年の
湾岸危機でサウジアラビアに米軍が駐留したことから反米姿勢を強め、アフガン帰還兵によるネットワーク
を築いた。祖国サウジからは追放されているが、豊富な資産と数千人の傘下メンバーを持つといわれる。チ
ェチェン共和国の武装勢力とも関係があるとされる。
米国は、98年8月に起きたケニアとタンザニアの米大使館同時爆破事件などの反米テロにウサマ氏が関
与したと断定し同月、アフガニスタンとスーダンの拠点を報復攻撃。ウサマ氏は事件関与を否定している。

[毎日新聞4月1日]




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