「子供向けアニメも暴力的」米研究者らが指摘(CNN)

 
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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 5 月 25 日 21:50:22:

2000.05.25
Web posted at: 6:16 PM JST (0916 GMT)

ロサンゼルス(CNN) 米国の映画の鑑賞年齢基準で「一般向け」を意味し、子供に安心して見せられるとされる「G」級のアニメにも、驚くほど暴力シーンが多い――ハーバード大学公衆衛生学部の研究者らが、こんな結論を出した。
この研究は、ビデオ化されている「G」級アニメ映画のうち74本を分析したもの。24日発売の医学専門誌『ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション』に発表された。暴力を広く定義し、「身体が武器として使われているシーンや、剣による戦い、銃の撃ち合いなどの攻撃的行動が出てくるシーン」を取り上げた。
例えば「くまのプーさん」シリーズの中で、トラのティガーがプーに飛びかかり、転げまわるシーンは、暴力的行為にあたる。『バンビ』(1942))でバンビの母親が狩人に殺されたことを暗示した部分、『ライオン・キング』(1994)で主人公シンバの父ムファサが死ぬ場面なども、暴力の中に含まれた。

●アニメと暴力

研究チームのメンバー、キンバリー・トンプソン助教授は、「含まれる暴力の量は、時代と共に増えている。難しいのは、映画にはいろいろなタイプがあって、暴力にも大きな幅があることだ」と語る。
研究によれば、対象となったアニメ映画のうち、81%の作品の中で、少なくとも1人の登場人物が、相手を身体的に傷つけようと暴力をふるっている。その半数近くは死に至るという。また悪役の死ぬ確率は、主人公や「いい人」役の23倍にのぼる。
作品1本に含まれる暴力シーンの長さは、平均9分半。最も多かったのが、アーサー王伝説を描いた『キャメロット-魔法の剣』(1998)で、作品全体の30%近くにあたる24分間が暴力シーンだったという。他に『バグズ・ライフ』(1998)、『ノートルダムの鐘』(1996)『王さまの剣』(1963)などが、暴力場面が多いと指摘されている。
「どの作品にも何らかの暴力行為が必ず含まれていたのには、驚きました」と、トンプソン助教授は言う。そして、「親がこうした暴力的内容を知っておくことは大切」と、注意を呼びかける。
研究に協力した大学院生のフミエ・ヨコタさんは、「アニメに出てくる暴力の多くは、どたばた喜劇の効果を狙ったものですが、それが子供たちに及ぼす影響はわかっていません」と語る。「子供の感覚が鈍って、金槌で頭を殴るのはたいしたことじゃない、と思ってしまうかもしれません」
トンプソン助教授たちは、こうした映画は、問題を解決するのに暴力を使ってもよいという、誤ったメッセージを子供たちに伝えてしまう可能性があると指摘する。「幼い子供たちに社会規範を教える教師として、メディアには大きな力がある」
トンプソン助教授とヨコタさんは、映画の等級システムを改善し、「G」級作品の内容をもっと詳細に表示するべきだと主張する。しかし、等級をつけている米国映画協会には、60年代から続いている現行のシステムを変える気はない。
「過去15年間の調査で、13歳以下の子供を持つ親の70%から77%が、この等級システムは非常に役立つ、またはかなり役立つと言っています」と、ジャック・バレンティ会長は胸を張る。
研究者らはさらに、「G」級映画を子供に見せる時も、あらかじめ試写をしたり、子供と一緒に見て暴力的な内容について話し合うことを勧めている。インターネット上では、「Kids-in-Mind」や「ScreenIt」などのホームページでも、映画に出てくる暴力や性描写についての情報が得られる。




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