睡眠剤10倍で植物状態に…東京医歯大病院

 
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投稿者 全文 日時 2000 年 6 月 03 日 14:06:56:

睡眠剤10倍で植物状態に…東京医歯大病院
http://www.yomiuri.co.jp/04/20000602it12.htm

東京医科歯科大病院の睡眠剤投与ミスで陳謝する病院側幹部ら
 東京都文京区の東京医科歯科大付属病院(沼野藤夫病院長)で先月十五日、睡眠剤を誤って過剰投与された患者が植物状態になる医療事故が起きていたことが二日、わかった。同病院が会見を開き、明らかにした。病院側が自主的に事故を公表するのは異例。同病院は同日、事故について警視庁本富士署に連絡、同署は業務上過失傷害の疑いで事情聴取を始めた。
 同病院によると、先月十四日午後九時ごろ、首の手術を受け一般病棟に移っていた二十代の患者に対し、デパスという睡眠剤を五ミリ・グラム投与した。約三時間後、患者の呼吸が止まっていることに看護婦が気づき、蘇生(そせい)の措置を施したが、意識は回復しなかった。病院は「この投与が原因である可能性が高い」としている。

 薬を処方したのは主治医で、患者が「眠れない」などと訴えたため、〇・五ミリ・グラムを出すつもりで誤って十倍の五ミリ・グラムを処方するよう研修医に指示した。研修医は言われた通りに手書きでカルテや処方せんを記入し、薬剤部も看護婦も、量が過剰なことに気づかなかった。この薬剤の常用量は一〜三ミリ・グラムだという。

 同病院は手書きの処方せんを禁じ夜間でも処方量の誤りが自動的にチェックできるコンピューターでの処方指示を行うようにした。

 同病院も加盟する「国立大学医学部付属病院長会議」は先月、家族への説明や謝罪、公表などを盛り込んだ医療事故防止ガイドラインの中間報告を作成。今回は、これに沿っての発表となった。同病院は「誠に申し訳ない。事故防止に一層努力していくが、今後もし重大な事故が起きた場合は、患者家族の同意を得て、公表していく」としている。

(6月2日19:32)

ナイフで殺されるより、病院で殺される方が多い?
No.368 拳銃よりも危険な米国医療(by ビル・トッテン)
http://www.billtotten.com/japanese/ow1/00368.html




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