陸自再編前倒し、2師団1混成団を旅団化(22日讀賣)

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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 22 日 16:01:18:

防衛庁は二十二日までに、陸上自衛隊の第五師団(司令部・北海道帯広市)と第十一師団(同・札幌市)、第二混成団(同・香川県善通寺市)の旅団への改編を、次期中期防衛力整備計画(次期防、二〇〇一年〜〇五年)期間中に着手する方向で最終調整に入った。これらの部隊の旅団化は九五年に策定された防衛計画大綱で決まっており、次期防と次の次期防(〇六年〜一〇年)で段階的に実施する予定だったが、朝鮮半島情勢などの急速な変化に対応するため、計画を前倒しすることになった。
防衛庁が予定を早めた背景には、九八年の北朝鮮による弾道ミサイル発射事件や九九年の北朝鮮の工作船による領海侵犯事件、今年六月の韓国と北朝鮮による首脳会談の実現など、安全保障環境の変化がある。
防衛計画大綱に盛り込まれた陸自部隊の改編は、冷戦終了に伴う防衛力のコンパクト化とともに、ロシアに備えて北海道に集中していた防衛力を、北朝鮮などに備えて西方へ再配置するのが目的だ。当初は、三つの中期防(十五年)をまたいで行う予定だったが、同庁では国際情勢の変化に対応するため、早期に改編を実現する考えだ。
ただ、師団の旅団化には人員の異動が伴い、特に、第五、第十一師団はともに北海道に駐屯するため、約四千人が短期間に北海道以外の地域に転属することになる。このため、現場の自衛官や陸上自衛隊などからは、当初の予定通り、間隔を置いて旅団化を進めるべきだとの主張が根強い。
また、「一個師団の旅団化には五百億から一千億円かかる。同時期に多額の予算を取られると、装備の近代化に回す予算がなくなる」(陸上自衛隊幹部)との声もある。
防衛計画大綱では、十二個師団二個混成団の体制から、八個師団六個旅団への改編が決められている。
すでに一個師団が旅団化され、今年度中にもう一個師団の旅団化も終了する。次期防で二個師団、一個混成団の旅団化が行われると、沖縄に駐屯する第一混成団をのぞき、防衛計画大綱で予定していた旅団化がほぼ終了する。

◆師団は定員が六千人から九千人規模で普通科、施設科、輸送科など各種部隊を組み合わせた独立した兵力単位。旅団の部隊構成もこれに準じたものだが、三千人から四千人規模と師団に比べて小さい。混成団は師団、旅団のような総合的な部隊構成ではなく、規模も約二千人となっている。



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