[ロンドン 25日 ロイター] 英国政府は、雇用主に従業員の電子メールの監視を認める法律の立法化を先延ばしにする。英フィナンシャル・タイムズ紙が報じた。 英国は10月2日にthe European Human Rights Actの施行を予定しており、法律の専門家から同法に抵触する恐れがあるとの指摘を受けた。 同紙によると、貿易産業省は、電子メール監視の法律に関する協議延長を認め、10月24日をめどに立法化すると意向という。 ある大手企業は、この法律が通過すれば、従業員の私的な電子メール使用を禁じることが可能になるとしている。 一方、同紙によると、電子関連ビジネスの業界団体は、この法律がまったく非実用的で、実際に遵守するのは不可能だとすると声明を出す見通し。