脳卒中に「低温療法」が有効か デンマークで研究成果(CNN)

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 9 月 04 日 07:54:02:

2000.09. 3 Web posted at: 2:26 AM JST (1726 GMT)

ダラス(CNN) 卒中の発作が起きた2、3時間以内に、体温を少し下げれば、脳の損害と死の危険性を軽減できるかもしれない。デンマーク・コペンハーゲンの研究チームが、米心臓病協会(AHA)の学会誌の一つに、卒中の緊急治療として「低温療法」の効用を発表した。研究チームは、まだ実験段階としているものの、「低温療法」を覚醒状態の患者に応用した最初の実験として注目されている。
研究によると、低温療法を受けた卒中患者グループの死亡率は発作の半年後、受けなかった患者の半分だったという。研究チームのラース・カマースガード博士は、「動物実験でも、脳に低温の血液を送りこんで脳の温度を下げると、脳組織の破壊を軽減できるという結果がでている」と「低温療法」の可能性を強調する。
これまでにも「低温療法」は施されてきたが、実際に治療を受けた患者数はわずか。また、治療の最中は意識を失っている状態だった。今回の実験では、被験者となった患者17人に震えを抑える薬を与えながら、覚醒状態のままにして、「低温療法」を施した。
実験では、特殊マットを患者の上と下に敷き、マットに冷気を送り込んで低温状態を作った。最長4時間かけて、体温を摂氏0.7度ほど下げていく。患者は約6時間、低温状態に保たれた。6カ月後、「低温療法」を受けなかった患者の23%が死亡したのに対し、「低温療法」を受けた患者の死亡率は約半分の12%だった。
体温をこれ以上下げた別の実験では、約40%が肺炎を併発している。今回の実験に参加した患者には、大きな副作用はなかったという。
カマースガード博士は、「麻酔を使わない低温療法の可能性を示すことができた。低コストだし、卒中患者を扱う多くの病院で、実際に活用できる療法だと思う」と話している。
「低温療法」は、米アラバマ大学の総合卒中センターでも独自に研究されている。
クレオ・メダースさんは、4年前に重い卒中の発作に襲われ、同センターで「低温療法」を受けた。体温を平熱より2度下げれたまま丸1日、無意識状態ですごした。メダースさんは治療の間、自分の体温が下げられたことを覚えていないという。「『低温療法』を受けていなければ、今生きてここにいなかった。奇跡だ」と「低温療法」に感謝している。



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