＞アルゼンチンの企業は生産性が低く多くの余剰労働者を抱えていました。企業が発展
＞するためにはスリムになる必要があります。

前回書いたように、「国家統治者は、個別企業でどうなのかではなく、経済社会全体で“余剰人員”ができるだけ出ないようにしなければならないのです。それがすぐにはできない国家も数多くありますが、アルゼンチンはできる国家です」と考えています。

その結果として失業率が２５％にも達し多くの人が困窮するのなら、個々の企業の発展なぞクソのようなものです。
個々の企業は、自分の発展を追求するのは当然だとしても、それをマクロ的に制御するのが政府の役目です。

個々の企業が自己の発展のために首切りを行えば、総需要が減少し、自己の発展のために首切りした企業も、さらに首切りをしなければらなくなったり、倒産することになりかねません。それでも維持できたり発展できるのは、国内市場に依存していない企業のみです。

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