肉骨粉、徹底調査を 京大医学研究科の福島教授が訴え (京都新聞)




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投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 26 日 03:25:27:

回答先: 1997年以降ヤコブ病患者激増 年2倍も 投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 26 日 03:22:34:

 国内で初めて狂牛病に感染した牛が確認され、厚生労働省は十八日、食肉処理され
る牛の全頭検査を始めたが、クロイフェルト・ヤコブ病の発生予測を研究している京
都大医学研究科の福島雅典教授(薬剤疫学)は、厚労省と農水省の対応の遅れを指摘。
情報の全面公開や、狂牛病に感染した患者が含まれている可能性がある若年性痴ほう
患者の徹底した追跡調査などを訴えている。

 福島教授は昨年八月に英科学誌ネイチャーで報告された「英国で将来、十三万人が
発症する」との論文に注目。日本にも英国から肉骨粉が輸入されているため、同研究
科大学院生の貞池哲志さんらと調査した結果、日本でも狂牛病が発生する可能性が高
いことを確認した。

 このため、今年一月、緊急全面警戒体制を求める要望書を国に提出。農水省には▽
狂牛病の疑いのある牛の隔離▽疑いのある動物を原料にした飼料の使用禁止を、厚労
省には▽(狂牛病感染が原因と見られる)新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病のサー
ベイランスの徹底▽汚染の疑いがある食品や生物製剤などの輸入、製造、使用の禁止
―などを求めた。

 さらに六月には▽若年性痴ほう患者の追跡調査▽新変異型を疑われる患者の登録と
病理診断▽新変異型の診断基準や対応策を国内の全医師に伝える▽新変異型ヤコブ病
の発症例などを各メディアに定期的に流す−などを提言した。しかし、いずれも両省
から何の反応もなかったという。

 その後、九月になって千葉県で狂牛病の牛一頭が見つかった。さらに、東京の十代
の女性に新変異型ヤコブ病の疑いがあることも分かった。「もし本当なら、狂牛病の
牛肉がすでに市場に出回っていたことになる。国はもっと早く、感染予防対策を取る
べきだった」と福島教授は国の対応の遅れを批判する。

 福島教授らによると、英国は日本への肉骨粉の輸出を三百三十三トンとしている。
英国から二万五千五百トンが輸出されたフランスでは二百五十七頭の牛が狂牛病と確
認され、新変異型ヤコブ病は三人確認された。肉骨粉の輸出量などから考えると日本
で新変異型ヤコブ病を発症する可能性はフランスに比べ非常に低いことになる。「し
かし、汚染肉骨粉が他国経由で輸入されたり、感染した国産牛から肉骨粉が製造され
た可能性がある」(福島教授)とし、徹底的な調査と情報公開を求めている。

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