新たな疫病拡大の兆し、英国畜産業に打撃(NNA)




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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 16 日 11:40:22:

豚コレラや口蹄疫に続き、新たな感染症が豚に流行する可能性が出てきた。英国の畜産業界はまたもやひどい痛手を負いそうな気配だ。
この感染症は、離乳後多臓器消耗症候群(PMWS)と呼ばれ、1991年にカナダで初めて確認された。英国では99年に発症が認められ、今年6月にもスコットランドの養豚農家で確認されている。
PMWSは生後5〜12週間の豚に感染し、死亡率は5〜15%が一般的だが、4割に上る場合もあるという。症状は体重の減少や呼吸困難など。皮膚炎や下痢を伴い、病変は臓器にまで及ぶ。有効な治療法はいまだに確立されていない。
ロイター通信によると、イングランドでは畜産豚の4割がPMWSに感染している恐れがあり、さらに数千頭が死ぬ可能性があるという。
養豚業が盛んなイングランド東部在住の専門家、ロジャー・ハーベイ氏によると、既に処分を迫られている養豚場も出てきたという。
英国ではこれまで、豚コレラと口蹄疫の流行で25万頭が処分された。専門家はPMWSが流行すれば、さらに30万頭が処分されると見込んでいる。
英国で初めてPMWSに感染した豚が発見されたときは、流行する気配はみられなかったが、最近では北部に向かって徐々に広がりつつあるようだ。「伝染病とはいえ、口蹄疫ほど急速に流行するわけではないが、確実に国内に広がっている」とハーベイ氏は指摘している。
新たな疫病に対する防止策や、感染した豚への治療法が確立されるには、まだまだ時間がかかる見込み。養豚農家は豚コレラや口蹄疫の痛手からも立ち直っていない。死亡率の上昇と飼料費の増加も重なり、今後の負担は増すばかりになりそうだ。

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