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Re: 『狂牛病対策で第ピンチを乗り切った マスコミタブー・資生堂の“政治力”』 <ふざけた厚労省の危険認定と橋本元首相の役割> [「噂の眞相」2月号] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 26 日 21:47:37:

(回答先: 資生堂、BSE対策対象の化粧品回収遅れる 厚労省指摘 投稿者 小耳 日時 2002 年 3 月 20 日 12:18:18)

1月10日に発売された「噂の眞相」2月号に関連記事があるので、抜粋して紹介する。
※P.は、「噂の眞相」2月号の該当ページを指す


>資生堂は高リスクの製品は生産しておらず、中リスクの285種類は11月中旬に回
>収を終えたが、低リスクとされた口紅「ピエヌ」など505種類については回収しなか
>った。

P.59

『「狂牛病に関連して、危険部位とされる『胎盤』を使用した製品については、各メーカーとも早々に回収に着手し、ほぼ回収が終わっているようです。しかし、最も危険な部位とされる『脳』を使用した製品はまったくの手付かず状態なんです。しかも『脳』を使った製品のほとんどは業界最大手の資生堂の製品なんです」(化粧品業界関係者)』


P.59

『注目すべきは化粧品およそ2900品目に関する「リスクのクラス分類」と「使用部位」だ。そこには牛のなかで最も危険とされる「脳」を使用した化粧製品がズラリと並んでいるのだが、およそ1500品目にも及ぶ製品のほとんどが資生堂の製品なのである。<中略>ところが、である。驚くべきことにこの「脳」を使用した製品に対する厚労省の「リスクのクラス分類」はなぜか最も危険度の低いカテゴリーに分類されているのだ。<中略>胎盤は脳に較べて危険度の低い部位とされている。にもかかわらず、厚労省の分類においては、逆に脳より危険ということになっているのだ。<中略>厚労省が採用している欧州の基準でも、脳は最も危険度の高いカテゴリーT、胎盤は次に危険度の高いカテゴリーUに分類されています。が、日本の厚労省が化粧品などについて試算すると、脳は甘いハの処分、胎盤は厳しいロの処分になってしまうんです」 つまり、この関係者は、「厚労省が業界トップの資生堂を保護するため基準に手心を加えて、意図的に胎盤より脳の危険度を低くした」といっているのだ。』


P.60

『厚労省の狂牛病対策委員会のメンバーにもなっている狂牛病の権威である。そのX教授が本誌のインタビューにこう答えたのだ。<中略>X教授 安全性を最優先させるという意味では、回収が最も適切な措置だということになります。実は、専門家を集めた厚労省の狂牛病対策の委員会でも、以前は牛の脳に由来するヒアルロン酸は“回収”との意見が大勢を占めていたんですが、途中から厚労省サイドの強い意向で“原料の切り替え”に変わったという経緯があります。』


P.61

『実は、千葉県で狂牛病の牛第1号が発見された約1ヶ月後の昨年10月、複数の人物から本誌編集部に対して匿名の内部告発があった。告発の内容は「騒動の直後、資生堂幹部がなにかと関係の深い自民党厚生族のドン・橋本龍太郎に泣きつき、ヒアルロン酸を使った資生堂化粧品を回収の対象にしないよう厚労省に圧力をかけた」というものだ。事実。その後、厚労省は牛の脳に由来するヒアルロン酸を使った資生堂化粧品の処分について不自然ともいえる動きを見せた。一昨年12月、厚労省は牛の原産国がどこであろうと、狂牛病感染のリスクの高い部位を化粧品や医薬品に使用することを禁止した。使用禁止とされた部位は脳、脊髄、眼、胎盤、リンパ節、回腸、硬膜、肝臓、肺、膵臓だが、厚労省は既存の製品の回収までは指示しなかった。ところが、千葉県での狂牛病の牛第1号の発見を受け、昨年10月2日、厚労省はすでに市場に出回っている製品についてもメーカーに回収するよう指導した。それが同月29日になって、厚労省は「狂牛病が発生していない国の牛を使用した化粧品は回収の必要なし」との決定を下したのである。』


P.62

『「実は、牛の危険部位を使った資生堂化粧品のうち、厚労省から回収指示のあった品目は200品目とちょっと、大半は胎盤から抽出したプラセンタを使った化粧品で、厚労省からリスクのクラス分類でロにカテゴライズされた品目です。これに対して、脳に由来するヒアルロン酸を使った化粧品は実に1500品目前後にも及びます。もしこれらが回収の指示を受けていたとしたら、200品目で40億円ですから、単純計算でも1500品目としてその7.5倍、すなわち300億円の特別損失を新たに計上しなければならないハメになったわけです」(資生堂幹部)』


P.63

『資生堂、厚労省とも“圧力”の存在については否定するだろうし、“政治的圧力”は現時点では断定できない。しかし、少なくとも「牛脳」という一般的にいっても最も危険な部位が使用された資生堂製品がいまだ回収もされず出回っていること、そして、厚労省が懸賞品に使用されている「脳」の危険度をなぜか、不当に低くランキングしているのは事実なのだ。』

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★ こういう意味で、オリジナルの記事を掲載した「朝日新聞」は、マスコミタブーに“ほんの少し”は抗したという評価はできるようです。


厚労省も、少しは“心配”になって資生堂に回収を急がせたのかも知れません。

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