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Re: 七三一部隊と医学界の結びつきは出来上がったネットワークか? 投稿者 寅蔵 日時 2002 年 3 月 30 日 07:35:55:

(回答先: Re: 七三一部隊と生物兵器への贈り物としての人体実験資料 投稿者 寅蔵 日時 2002 年 3 月 24 日 15:52:46)

日本の医学界に君臨するの医学大学。
その頂点は何所なのだろうか?
日本の大学の頂点とは、東大、京大なのであろう。そしてそこを頂点としての各大学へのネットワークが出来上がっているとは思えないだろうか。しかも国の健康衛生を司る厚生省への強大なる影響を与えているはずである。かくして種々の国民へのいろいろな施行は行われていく。あの薬害エイズの担当課長だったか、NHKの放映で苦し紛れに「厚生省は素人集団ですよ・・」と、つい漏らした言葉が意外と真実をついているのではないだろうか。

厚生省の担当官が素人なら、では誰が玄人で、誰が厚生省を動かしているのだろうか?
もちろん玄人とは医学界の権威者である。医学界の権威者とは大学教授関係であるだろうし、その頂点に立つ人々であろう。いかに有能であっても医学界を動かすのはボス的支配権を持つものには適わない。それどころか、彼らの意向にそわないものは異端であるから出来るだけ表に出ないようにされる。
それは巨大な権威主義で出来上がった組織の上ではあまりも当然であり「常識」なのであろう。

こうして推理すると日本の医学界を動かしている実質的権威者は医学大学ネットワークであり、その頂点と思われる東大、京大出身者が握るのが妥当なのではないだろうか?

これは素人の邪推かもしれないが、それほど離れている感覚でもないと思う。
日本の医学界でも旧体制から離れて本当の医療改革を唱え始めた医師たちも数多く出始めているようだ。しかし、彼らの改革はなかなか思う程には進展していないと思う。なぜなら、日本の医学ネットワークはあまりにも固定しているし、その権力機構が強大になり過ぎているからだろう。

それがいつまでも続いているのには大きな理由がある。
それは「国民が指示している」からだ。
戦争も平和も政治の贈収賄も汚い政治家もあらゆるものが「国民の指示がある」から成り立っているのだから。
「大学病院なら何でも言う事を聞くべきだ」「大学病院なら任せて大丈夫だ」という「思想」が無くならない限り、大学病院ネットワークは権力を保ちつつ、国民を管理できる厚生省を動かし続けるのだろう。そしてイザと言うとき、国は
(と、言っても実態は無いのだ。その時々の担当者は何時も替わっているし、大臣なども飾り物に過ぎない。だから謝罪しても心からの反省などないだろうし、元々その当時関与していないのだから反省など沸き起こるわけが無い)
「素人集団だから専門家に任せた結果である」と弁解し、ではその「専門家」たちは・・・「国に決定権があるのだから」という弁解が成り立つだろう。
何度も言うが、医療裁判で「国に勝訴」などと言って、賠償金をいくらいくら支払って貰っても、相手は「国」なのだから「国民」とも言える。それは『自分自身』も含まれているのではないだろうか。
そこには反省も何も見えない。賠償金がどこから出されるのかを考えてみるとよい。厚生大臣が謝罪したって何も痛くも無いはずである。かえって「潔い」などという世間の評判が上がるだけだから、いくらでも頭を下げるのではないだろうか。これも邪推のうちであろうが、とにかく医療被害を受けたものはある者は一生、そして家族を巻き込んで苦しみが続くのだ。いくら保証金を貰って生活できてもそんなものに替えられない程の代償を払っているのだ。 そんな事は当事者にならないと想像も出来ないだろうが、もし「私が」「家族が」と想像してみればよい。

そんな被害者の怨念や怒り悲しみが、今こそ「真実」を浮かびかがらせて来ているようだ。先に書いたように「国民が指示している」うちは「それ」は続くのだ。「国民が拒否する」ことによってのみ、「それ」の支配は終わる。
先にも後にも「全責任は国民にある」と言っては言い過ぎだろうが、これほどの考えで望まないと真の医療改革など実現するはずはない。   と思う。
いつまでも「権威ある存在」に身を委ね続け、いざ自分が被害者となっても誰も責任などとってくれないのだから。

その為には国民は真実を知るべきなのである。
権威とはどこから来ているのか?果たして「権威ある」ものが本当に自分の健康、生命を守ってくれているのか?
そんな「権威」の出来上がった背景を一人一人の国民が知っておくべきであり、知るべきことを知って、なおかつそれを信じきっていくのならそれはそれで良いだろう。イザと言うとき「そんな事知らなかった」などと悔しがってもそれは自己責任となる。

以下参照
http://www.copula.net/mag/vol_2/visible/visible07_2.html
こうして、防疫研究室と平房の731部隊とを中心とした研究体制は、医学界と軍とを密接に結びつけつつ、その結びつきを見えにくくするというニ重の機能を果たす。
平房で助教授・助手たちによって秘密裡におこなわれた人体実験のデータや標本(新種の菌株や病理解剖によって得られた臓器)は、まず防疫研究室に集められ、そこから各大学の研究室に送られる。教授たちは、細菌戦とは関係ない普通の医学研究にそれらを用いることができる。いわば731部隊は日本医学界のための人体実験場であった。また、大学の研究室でおこなわれた、細菌戦に限らない幅広い研究の情報が防疫研究室に集められ、その情報を元にして平房で新たな人体実験がおこなわれる。防疫研究室と医学界との大々的な交流は、防疫研究室が細菌戦の「防御」面の研究だけをおこない、人体実験などはおこなわないという外見を保っているからこそ可能である。「攻撃」面の研究や人体実験は、平房で秘密裡におこなわれるので、医学界が全面的にそこに関与していることは見えないようになっている。

 「攻撃」面の研究や人体実験をおこなっていたのは、平房を本部とする731部隊だけではない。731部隊の「姉妹部隊」として、1938年から39年にかけて、北京1855部隊、南京1644部隊、広東8604部隊が、1942年にシンガポール9420部隊が発足した。これらの部隊はすべて、細菌戦の研究・実行部隊であり、731部隊同様、大学の研究者を動員し、防疫研究室を通じて医学界全体と結びついていたのである。かくして、戦線の諸部隊と京大・東大を頂点とする医学界が防疫研究室を中枢として結びつく、「石井機関」とでも呼ぶべき巨大なネットワークができあがる。

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