不良債権:IMFの審査受け入れで調整へ 英国の講演で金融相〔毎日新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 04 日 00:32:22:

回答先: IMF審査を受け入れに前向き 柳沢金融相〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 04 日 00:16:41:

【ロンドン福本容子】
訪英中の柳沢伯夫金融担当相は3日、英金融サービス庁(FSA)で講演し、国際通貨基金(IMF)が邦銀の不良債権の実態などを調べる金融審査を受け入れる方向でIMFと調整する考えを明らかにした。米ワシントンで5日、会談するケーラーIMF専務理事との間で早期受け入れに向けた具体的な協議を行う。日本の金融機関が国際機関の審査を受けるのは極めて異例で、不良債権に対する海外の懸念をぬぐい去る狙いがあるものとみられる。
日本に対する金融審査は、IMFが「不良債権の実態を明らかにするうえで有効な手段」として求めていた。これに対し、柳沢金融相は「受け入れにはオープンだが、金融庁の職員の協力が必要。現在の金融庁の人員では無理」と述べ、難色を示していた。
しかし、FSAで行った講演の質疑で「人員不足を理由に受け入れないのは、(不良債権を)隠し立てしているのではないか」と問われた柳沢金融相は「そう受け止められても仕方がない。(そう思われないよう)ケーラー専務理事と審査時期や調査団の構成などについて意見交換したい」と答え、米国滞在中の今週後半にも審査を受け入れるか最終判断する意向を示した。
IMFは今年7〜8月に発表した報告書で、「邦銀の不良債権は25兆円の引き当て不足。公的資金の再注入が必要」と指摘。金融庁は「銀行の自己査定や当局の検査は適切に行われている」と反論し、溝が広がっていた。柳沢金融相は対立を深めるよりはIMFの審査を受け入れて不透明感を解消することが、邦銀への国際的な信認を回復させる早道と判断したとみられる。
IMFの審査は、97〜98年のアジア通貨危機に十分対処できなかったことを踏まえ、99年にスタート。審査は金融機関の経営状況などを調べるもので、これまでに発展途上国を中心に20カ国以上が審査を受けている。主要国ではカナダで実施したほか、英・独も受け入れに前向きな姿勢を示している。
[毎日新聞9月4日] ( 2001-09-04-00:14 )

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