ユニクロ商法の正念場〜8月は既存店ベースで減収の衝撃(PAXNET)

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 05 日 20:04:55:

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング<9983>。8月は既存店ベースで減収となった。ブームの終わりを指摘する報道が相次ぎ、会社側は不快感をあらわにするが、株式市場での見方もすでに暗転しているようだ。

●「株価は下げ過ぎ」と言明〜沢田副社長

ファーストリテイリングが4日発表した8月の既存店売上高は前年同月比で1.9%減。ほぼ3年ぶりのマイナスだ。8月下旬には業績拡大を支えるはずの新規出店が減速すると報じられ、ストップ安する場面もあった。
東証で4日、同社の沢田貴司副社長が記者会見。マスコミ各社は容赦なく「ブームの終わり」を指摘したが、会社側は真っ向から否定し、英国進出など今後の成長戦略の説明に力を込めた。
しかし、株価は誰の目にもひと相場終わっている。昨年5月の高値5万6000円から最大で8割近く急落、今では1万円台前半だ。沢田副社長は株価は「下げ過ぎ」とコメントしたが、市場では「成長鈍化だけでも売り材料なのに、単月とはいえマイナスの数字を見せ付けられたら、株は買えない」(ディーラー)と冷淡だ。

●経営能力への疑問も

さらに市場の不信感を招いているのがダイエー<8263>相手の訴訟。ダイエーの最新カジュアル衣料品売り場はユニクロを真似ているとして、使用中止を求めた訴えだ。
ユニクロはダイエー店内にも出店しており、事業パートナーと対決する格好だ。
古い価値観と戦ってきた柳井社長だが、今や兜町では「訴訟以外に課題は多いはずで、経営上の優先順位を見極める能力がないのでは」、「社長が感情的になっているか、役員会の誤りを社長が止められないかの2つに1つ」などと評判は散々だ。

●高成長維持だけが高株価奪回への道?

格安の衣料品店を全国展開、大ブーム、価格破壊の旗手、そして個性的な経営者―。
「ユニクロは紳士服販売の青山商事<8219>を追い掛けている」と、ベテラン証券マンはそこに見え隠れする共通点を挙げる。同社株が市場の不信感を吹き飛ばし、高株価を奪回する唯一の方法は高成長を続けることなのかもしれない。投資家は現状維持にも緩やかな成長にも満足しない。秋物商戦の結果次第では、投資家をさらに泣かせることになりかねない。

○URL
・ファーストリテイリング
http://www.uniqlo.com/
・ダイエー
http://www.daiei.co.jp/
・青山商事
http://www.aoyama-syouji.co.jp/
[半沢昭悟 2001/09/05 15:07]

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