投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 05 日 20:12:30:
今日の株式は、後場、機関投資家、特に、投信からの猛然とした売りに、多くの銘柄が値を下げていました。
今の機関投資家、特に、投信は、全く弱気になっており、運用担当者は、自分の持っているポートフォリオを前に、ただ、呆然としている状態だと思います。
その呆然としている間にも、解約は留まるところをしらず、この解約に対応するために、換金売りを出してきており、これが、更に株価を押し下げるという、悪循環を招いているものです。
そして、この換金売りに買い向かっているのは、個人投資家と、一部の外国人です。
今は、前場の解説でも指摘しましたが、上下に激しい動きになりますが、ここは下げてきたら買い。
上げてきたら、売り。
このスタンスで、よいと思います。
ただ、ポートフォリオ銘柄以外の株は、安くなったからと言って買っては、利食う間もなく、下に持っていかれますから、くれぐれも、買われませぬように。
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【日栄】
今日は、終日、強い動きで、引け値は、40円高の1，125円で終わりました。
出来高は、30万株とそれほど多くはありませんが、順調に、戻してきています。
昨日の上げもそうですが、実需筋が、着実に株を吸い上げており、今後、切っ掛けさえあれば、一気に吹き上げていく態勢にはなっています。
今は、切っ掛け待ちの状態ですが、持ち株は、そのまま持続でいきたいと思っています。
拮抗してきています【信用取り組み】が、この切っ掛けになるかもしれません。
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【東京電力】
投信等からの数万株単位の売りで、一時は、3，110円まで下げていきましたが、引け値は3，150円まで、戻して引けています。
出来高は、317万株とまずまずの水準となっています。
この投信の売りは、今後も続きますが、いずれ、消化される筈です。
ここは、じっくり所持しておきたいと思います。
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【東北電力】
引け値は、65円高の2，175円で終わっていますが、おどろくべき事に、2，165円には、48，000株の買い注文が残されていました。
今日の高値の2，185円までの上値には、以下の売り物しかありません。
２，１８５円 ９，２００株
２，１８０円 ８，７００株
２，１７５円 ３，２００株
明日以降、どのような展開を見せるか。
まだまだ株が足らないとして、再度手を抜いて売り物を誘うのか、それとも、上値を買いに入るのか。
じっくり見て行きたいと思っています。
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【ソフトバンク】
後場は、一転売りがちになり、引け値は、130円安の2，230円で終わっています。
出来高は、490万株になっています。
連日、500万株近い商いとなっており、ここでの商いの多さは、所謂、“セイリング・クライマックス”的な、上下に激しい動きになっています。
ここで、再度、2，100円台に、突っ込んできた場合には、絶好の買い場になると思っています。
また、今日の日経新聞朝刊に、このような記事がありました。
＜ADSL ヤフー 利用者 ４万人 目標２０万人に達せず＞
この記事をみた投資家は、【ヤフー】、【ソフトンバンク】に売りを出した筈です。
これは、大変だと。ところが、この記事を読み続けていきますと、最後には、このような小さな記載があります。
＜ ADSLポータルサイト運営やコンテンツ提供を担当する【ヤフー】は、既に４−６月期決算で同事業の黒字化を発表している。＞
見出しでは、【ヤフーのADSL事業は、失敗】と受け取れますが、記事を読んでいきますと、実は、いち早く、黒字化を確保しているのが、分かります。
今後、ADSL事業分野では、最大のアクセス数を誇る【ヤフー】は、最も恩恵を受ける会社になります。
新聞の見出しには惑わずに、事実を、じっくり見極めて頂きたいと思います。
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