投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 07 日 17:17:19:
フランスのファビウス財務相は６日、当地で開かれた７カ国財務相・中央銀行総裁会議（Ｇ７）後の記者会見で、米同時多発テロ事件を受けた各国の政策協調などについて次のように語った。
世界経済の見通しについて：「米国は欧州よりも厳しい状況にある。欧州の成長率はとても高い水準にあるわけではないが、なお２％程度となっている。欧州ではプラスの成長率が今後も続くだろう。日本は引き続き困難な立場にある」
米同時多発テロを受けて、仏が追加財政支出や減税を実施しない理由について：「米国には、現在ゼロに向けて減っているとはいえ、相当な財政黒字がある。これに対して欧州は赤字を抱えている」「欧州は米国のように、財政政策という手段を使うことはできない。欧州では（自動的に機能するビルトイン）スタビライザーを使っている。もし税収が減っても、歳出を減らすことはしない」
「仮に、合理的な水準を超えて赤字を増やすような決定をすれば、金融当局は利下げを拒み、それどころか金利を上げるとさえ言い出すだろう」
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