マーケット動向(10/30)〜「彼らが決断に追い込まれる局面を想定」(PAXNET)

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 30 日 19:47:24:

米国株式市場の下落、わが国政府への不信感により、東京株式市場は模様眺め気分強い軟調な調整となった。ところで、総務省が本日発表した9月の完全失業率(季節調整値)が5.3%となり、過去最悪の記録をさらに更新し、完全失業者数も357万人と現行調査が始まった1953年以降で最高になった。これは、あくまでもIT不況や政府が構造改革をやるぞやるぞと掛け声だけかけていることによる失業率の上昇であり、決して、改革の痛みによるものではないという点は認識しておく必要があろう。
わが国市場は引き続き米国株動向に大きく左右される主体性を失った動きが継続しようが、今後は、わが国固有の不良債権問題の影響もあることから、米ナスダックが上昇しても下がり、米株が下がればなお下がるという状況に陥る可能性は排除すべきではなかろう。その合図となるのが、日経平均の25日移動平均線(10月30日現在、1万323円85銭)割れだろう。これを上回っている間は、テクニカルリバウンド継続ムードが漂うことになろうが、これを割り込んで取引を終了すると、徐々に、下へのスピードが加速する展開を想定しておきたい。
不良債権処理に関し、金融当局及び銀行が本気で決断しないとならない状況に追い詰められる場面が近づきつつあるようだ。彼らが決断する時。それは、市場が荒々しく決断を迫るタイミングに他ならない。金融機関の保有株式の評価損の拡大が市場で憂慮されるまで、また、年越えが出来ないのではとの観測が具体的な企業名を伴って市場で囁かれるような状況であろう。そこまで追い詰められないと決断できないのは残念であるが、政治が機能していない以上、それはそれで甘受する必要がありそうだ。

<マザーズ>

昨晩の米国株式市場でダウ、ナスダックともに大幅安となったことから、マザーズ市場は売り優勢の展開となっている。オンザエッヂが大幅続落となったほか、ネット総研、サイボウズ、スカパー、インターアクションの下げも目立つ。一方、Jストリームは5日連続のストップ高、メディアシーク、フォーバルTは2日連続してのストップ高、ソフトブレーンもストップ高となっている。

<ナスダックJ>

ナスダックJ市場は全面安、売買代金も低水準となった。ソフトバンク、ヤフーの下げが嫌気され、MスターやSBIなどソフトバンクグループ株は売り先行となっている。
プレステージ、ゼロ、オープンインタ、CSロジネット、ソーテックの下げもきつい。
一方、IMJは連日で上場来高値を更新した。また、ウェザーNは大幅反発となっている。
オランダの気象情報会社を買収するとの発表が材料視されているようだ。なお、NSSBでは、投資判断「1H」、目標株価2000円を継続した模様。

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