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投稿者 すこやか若葉会 日時 2001 年 12 月 09 日 01:43:06:

週間朝日2001.11.23号より転載。

連載94
個人投資家向けの
ヘッジファンドに要注意

「ペイオフ時代」の
マネー・クリニック

三和総研主任研究員
山崎元
Yamazaki Hajime

 最近、ヘッジファンドを売りにする個人向け金融商品が登場しています。具体的な商品は、投資信託の形を取る者もあれば、ヘッジファンドのリターンを反映する債権の形をとるものもあります。
ヘッジファンドでは先物・オプション・空売りなどを使う複雑な運用を行います。たとえば「ロング・ショート」と呼ばれるような、株式の買いと空売りを組み合わせて、株式市場全体の上下にかかわりなく儲けようとするような商品があります。内外の株式市場が不調ななか、下げ相場でも儲かる可能性があるといった商品性を魅力に売り込もうとしているようです。「いつでも夢を」というわけです。
 一口にヘッジファンドといっても、種類はいろいろですが、率直にいって個人投資家にすすめられうものはほとんどないと思うので、購入をあきらめるために(!)注目すべきポイントを述べます。
 まず個人向けヘッジファンドの運用技術の多くは、専門家が自分のために使った技術の「お古」です。
 たとえば、先の「ロング・ショート」に使えるアイデアは、通常、まず証券会社や金融機関の自己勘定裁定取引で使用されます。当たり前ですが、人は本当に友好だと思う技術は自分のために使います。これが必ずしも儲からないとした場合、まずは大手機関投資家向けに、次に中小機関投資家に、そして個人に向けた商品に利用するといった順番があります。これは、デリバティブを利用した仕組み商品と言われるような商品と同様です、ヘッジファンドは、日本では現在、二線級以下の金融機関を一巡して、個人の順番が回りつつあるところのようです。









個人向けヘッジファンドの注意点
しばしば使い古しの技術を使う
正確な時価評価が難しい
手数料が高い
正確な手数料がわからない
運用にかかるコストが大きい
ファンド・オブ・ファンズは手数料のかたまり
収益連動型手数料は割高につく
元本確保は無意味なうえ高くつく
 ヘッジファンドは手数料が概して高いことと、そもそも把握しにくいことにも大きな問題があります。たとえば、複数のヘッジファンドを組み合わせてリターンを安定させるという「ファンド・オブ・ファンズ」と呼ばれるような商品では、末端の運用会社、これらをまとめる運用会社、さらにファンドを販売する会社が手数料を取るので、多くの場合、「手数料のかたまり」と呼べるような商品になります。 かつて筆者が外資系の証券会社に勤めていたときに実際に見た商品では、ファンド・オブ・ファンズを構成する運用会社のファンド内の売買がすべてファンドを売る証券会社に集中して、ここで一定額以上の手数料を落とす仕組みで、売り手が設けているものもありました。こうした商品は目論見書をいくら読んでも、投資家は実質的な手数料を知ることはできません。
 またヘッジファンドでよくある収益連動型の運用手数料も曲者です。設けなければ手数料が増えないので好む人がいますが、も気の一定割合を取るという条件を定額の手数料ベースに計算し直すためにはいくらか高度な数学を用いた計算が必要ですが、通常高い手数料になっています。もちろん、この程度の損得を自分で計算できない投資家は、商品を理解していないのであり、現地を見ないで不動産を買うくらいのお人よしであり、いわゆる「カモ」です。
 また、元本ないし、元本の一定割合を確保するという条件がついているものがありますが、その条件の中にも実質的な手数料が含まれています。運用資産の最低額を確保したいのであれば、リスクを取る資産への投資額を減らすことがいちばん確実です。
「ヘッジファンド」で確実なのは売り手の儲けだけです。
過剰に期待しないでください。

+ + + + +

>いわゆる「カモ」です。

「いわゆる」はいらないの鴨??

そうそう、あの日本版401k――確定拠出型年金制度は日本企業では導入の動きが鈍いそうですが、下のカキコにもありますけど本家米国ではバクチ損失が次々と表面化してきているんだと。そりゃそうさ!
いずれ泣きを見るのは、最初からわかり切っていた自業自得のはずなのにね。


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