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竹中経済財政担当相は、為替動向について、今の円のレートはファンダメンタルズからかけ離れた所にあるとは思っていない、と述べた。都内で講演した後、記者会見で述べたもの。
竹中経済財政担当相は、最近の円安について、「基本的にはファンダメンタルズとかけ離れたところに今の円レートがあるとは思っていない」としたうえで、「米景気回復が予想より速いなかで、円が相対的に下がっている面があるのかもしれない。日本のファンダメンタルズからみて、今の動きを特に否定する要素はない。予想できる範囲内での動きである」と語った。
また、同相は、来年度以降の補正予算の編成についての質問について、「来年度はゼロ％成長だが、民需主導の形が構造改革のなかで出来ていく」としたうえで、「非常時は別として、補正予算を前提にしていないし、すべきでない」との考えを示した。
また、竹中経済財政担当相は、“中期展望のなかで、２００３年度に消費者物価指数がプラスになると予想している理由は何か”との質問に対して、「徐々にだが需要が増えて、現在のマイナス（傾向）にストップがかかる、というのが主要因だ」と述べた。
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