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国債の大量発行に伴って、将来的に長期金利の急上昇も懸念される中、運用手段を多様化することで機関投資家の新たな需要を呼び起こし、国債の円滑で確実な消化に役立てる狙いがある。
ストリップス債は利付債(定期的に利息が支払われる国債)の元本部分と金利部分を分けて、取引したり保有したりできる債券。分離後は元本と金利の部分がそれぞれ、額面より安価の割引価格で売られ、償還は額面通り支払われる割引債として扱われるが、再び結合させて利付債とすることも可能だ。引き受ける対象は当面、法人向けに限定する。
金利部分の割引債はそれぞれ償還時期が異なる小口債券にもなるため、財務省は「投資家の多様な資金ニーズに対応できる」と期待する。日本は主要7カ国(G7)で唯一、ストリップス債を導入していなかった。具体的な発行額などは制度施行後の債券市場の動向などを元に判断する。
導入の前提となるのが、国債のペーパーレス化と新たな振替決済システムの整備だ。ストリップス債は元本と金利の部分が目まぐるしく分離・結合し、権利移転が複雑になる可能性がある。このため、これまでのように券面のある現物を必要とせず、日本銀行のシステム上での電子的記録だけで瞬時に付け替えて決済できるようにする。
また、ストリップス債導入に伴い、税制の整備も行うことで、制度の円滑な定着を目指す方針。(
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