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小泉“裸の王様”に…国民は目覚めた?パフォーマンスはもう逆効果(ZAKZAK)

投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 05 日 19:30:20:

内閣支持率が“危険水域”の40%台まで急落した小泉純一郎首相。仇敵・橋本派などの「抵抗勢力」と裏で手を結び、田中真紀子前外相を電撃更迭したツケといえそうだが、当の首相は4日の施政方針演説で、昭和天皇が終戦直後に詠まれたお歌まで引用して支持率回復に必死の様子。とはいえ、パフォーマンスだけで人気が上昇したのは今は昔。小泉催眠から目覚めた国民は、“裸の王様”となった首相の実像を厳しく見つめ始めた。
「熱病がさめたんです。主婦や女性を中心に『この人はウソをつかない』『薄汚い利権にも群がらない』と期待していたのに、小泉首相までがNGO排除問題の疑惑隠しに加担してシレーッとしていた。国民は『結局、この人も(既存の)政治家だったんだ』と思い始めている。いくら、あの手この手で人気を回復しようとしても、もう逆効果じゃないですか」
こう語るのは作家の麻生千晶氏。
首相は4日の施政方針演説で、終戦直後の昭和21年に昭和天皇が詠まれた「ふりつもる み雪にたへて いろかへぬ 松そをゝしき 人もかくあれ」というお歌を引用しながら、いつもの絶叫口調で「祖国再建に立ち上がった先人たちの献身的努力を思いを致して、難局に雄々しく立ち向かっていこう」と、構造改革に対する理解を呼びかけた。
数週間前なら、国民もこのメッセージに拍手喝采(かつさい)したかもしれないが、完全にメッキがはがれてしまった今は別。民主、自由両党からは「日本経済を立て直す具体策がないからといって、皇室(昭和天皇)を政治利用して人気回復を図るつもりか」「議事録から削除すべきだ」といった批判も続出した。
首相はこれまで二度の所信表明演説で「米百俵の精神」や「ダーウィンの進化論」といった故事や学説などを引用して話題を集めていたが、現在となっては「口先だけのパフォーマンス」といった否定的な見方も多い。
経済ジャーナリストの藤丸佳秀氏は「米百俵の精神は、本来は施政者(政治家)に耐えることを説く教えであって、庶民に苦難を耐えよという話ではない。それを首相はねじ曲げて、国民に景気悪化や失業といった犠牲を強いる方便にした。ダーウィンの『生き残るのは変化に対応できる生き物だ』という進化論にしても、小泉改革自体が行き当たりばったりで本気とは思えないうえ、抵抗勢力と裏で手を握るなど首相自身が変わっていない。あまりにトンチンカン。上辺だけの引用としか言いようがない」と語る。
確かに、小泉内閣発足後から景気後退は加速。1万円台を大きく割った東証平均株価や、1ドル=130円台になった円相場、過去最悪5.6%の完全失業率、3万人以上の自殺者−といった経済指標などを冷静に分析すると、「小泉改革とは経済危機を深刻化させただけ」(兜町関係者)という指摘も納得できる。
実際、4日は首相の施政方針演説の最中から、東京株式市場では失望売りが拡大。平均株価は一時、9623円99銭と、昨年9月17日のバブル崩壊後最安値(9504円41銭=終値ベース)をうかがう水準まで値を下げた。
市場までが小泉改革に不信感を募らせているのだ。
先の藤丸氏はいう。
「市場関係者の間では『小泉内閣では景気回復は100%無理』というのがコンセンサス。現に、外国人投資家は先の外相更迭騒動で『自民党の臭いものにフタの体質は変わらない。小泉首相には構造改革などできない』と見切りをつけて、日本株の買いを手控えている。これで、2、3月危機は確実となった」
今後、首相は真紀子更迭劇で手を結んだ抵抗勢力との連携を深め、党内基盤を固めるつもりのようだが、国民と市場に背を向け続けていては、首相自身が抵抗勢力に変貌したことになるのだが…。




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