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村の再建待ち望む住民ら 地震から1週間のイラン 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 6 月 29 日 20:09:45:

(回答先: 行方不明者の捜索終了 イラン地震、229人死亡 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 6 月 25 日 18:08:38)

06/29 18:15 村の再建待ち望む住民ら 地震から1週間のイラン  外信55
共同
 死者約二百三十人を出したイラン北西部での地震から二十九日で
一週間。村が壊滅し、住居や家財道具を失いテント暮らしが続く被
災者らは、一刻も早い村の再建を待ち望んでいる。       
 震源地に近いカズビーン州南部のアブダレ村。約五十戸の家屋す
べてが崩壊し、三十人近くが死亡した。村外れの高台では、赤新月
社(赤十字に相当)が支給した四十張りのテントで二百人近い住民
が避難生活を余儀なくされている。              
 昼はしゃく熱の太陽に照らされ、夜は冷え込む。昨年の深刻な干
ばつで疲弊した村の生活に、地震が追い打ちをかけた形だ。   
 ホセイン・モハマディさん(40)は家族十人とも畑仕事に出て
いて難を逃れたが、羊八頭とニワトリ二十数羽を失った。「食料や
水の配給は足りている。家を建ててもらえると聞いて待ち切れない
思いだ」と話す。                      
 赤新月社や地元の非政府組織(NGO)のほか、政府の呼び掛け
に応じた市民から食料などの支援物資が次々と届く。車で三時間以
上の首都テヘランから同村に来たという女性二人が、現金が入った
封筒を被災家族に手渡していた。               
 しかし、住民からは長引く避難生活に「食べられるのは缶詰とナ
ン(パン)だけ」との不満も出始めている。          
 赤新月社から派遣された医師は「子どもを中心に被災者のトラウ
マ(心的外傷)が深刻。精神科医が巡回しているが、人手が足りな
い」と指摘した。                      
 州当局者によると、アブダレ村をはじめ壊滅状態の計六村の再建
計画が策定されている。冬を迎えるまでの四カ月以内に、村周辺に
適当な敷地を選んで家屋を建てる予定だが、被災者の不便な生活は
まだしばらく続きそうだ。                  
 アブダレ村から車で約三十分の町アバジでも多くの家屋が半壊、
幹線道路沿いに被災者のテントが並ぶ。食料やテントなど支援物資
の配給遅れで二十二日夜、約二百人の抗議行動があったが、行政当
局は具体策を打ち出せず、住民の不満は日ごとに高まっている。(
アブダレ共同=折坂浩史)                  
(了)  020629 1814              
[2002-06-29-18:15]

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