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なぜ!爆弾破裂事件に真摯な対応をしていない警察組織/渋谷区の現場に「目撃者に情報提供を呼び掛ける立て看板もなし」

投稿者 あっしら 日時 2002 年 1 月 21 日 19:04:53:

■ 都内で「連続爆弾事件」が発生していた

一昨日(1・19)新宿中央公園(懐かしいねー。デイト中に“覗きさん”に遭遇したこともあるしね)で(消火器)爆弾が破裂したという報道があった。
こういうご時世でもあり、イヤな妄想が走ったがとんでもないヤツがいたもんだ、早く逮捕してくれというレベルで一日が過ぎた。

昨日は出掛ける用事があり、家人と地下鉄に乗っているとき、「あの新宿の爆弾事件はどういうヤツがやったと思う?」と訊ねると、「爆弾マニアが爆弾を製造してその効果を実地で試したかったんじゃない」と言う答えが返ってきたので、「それ以外には?」と再び訊ねると、「うーん、なにか政治的な目的かなにかあって、ほんとうはけが人が出て欲しいとは思っていなかったかもしれない」という答えがあった。

犯人像として、

● 爆弾マニア

● 政治的な意図を持った連中

● ホームレス嫌いの連中

という3つがとりあえずまとまった。

そして、地下鉄もヤバイかもしれないから、できるだけ地下鉄は避けた方がいいという会話で終わった。

ところが、昨日夜フジテレビの「EZ!TV」を見てびっくりした。
今年になってからの「爆弾破裂事件」は、あの新宿中央公園が初めてではないという。
1・10に渋谷区桜丘町で、1・12に品川区で、「爆弾破裂事件」が既に発生しており、なんと、渋谷区の爆弾は「無線機」で起爆されたという。

これについては、先ほど「空耳16」ボードにアップした「【管理人さんへ「日本の事件」ボード開設の要望】社会面情報の「ブロック化」という日本のメディア世界で発生している異常性!!」がすぐ下にあるので参照して欲しい。


■ 最初の爆弾破裂事件(1・10渋谷区)現場レポート

そして、今日(1・21)午前に放送された「NHKBSニュース50」は、1・10の渋谷区桜丘町の爆弾破裂事件の現場を映像で流した。渋谷駅のすぐそばで玉川通り(国道246号線)の歩道にある植え込みが犯行現場であることがわかった。渋谷駅のすぐそばだとわかったのは、渋谷駅の東急プラザ側にある大きなロの字型横断歩道橋が映ったからである。
さらに、11:30AMから放送されたフジテレビ「FNNニュース」も、1・10の渋谷区桜丘町の爆弾破裂事件と品川区の公園での爆弾破裂事件を取り上げ、渋谷区に関して、玉川通り(246号線)から現場を撮した映像を流した。その映像で、今は1回部分にはどこも入っていない「旧東洋信託銀行(現UFJ信託銀行)の前渋谷支店」があったビルの前の植え込みであることがわかった。

※ 一方だけのニュースでは場所が特定できないようになっていたのも不思議である。
NHKの内容だと、おおよその場所は特定できるが、フジテレビの内容だと、それこそ近所を熟知している人でなければ場所が特定できないだろう。


「NHKBSニュース50」も、「FNNニュース」も、重体者が出た新宿中央公園の爆弾破裂事件の犯人と渋谷区及び品川区の爆弾破裂事件の犯人の関連性が強く疑われていると報じた。

品川区は場所が特定できなかったので、渋谷区の犯行現場に雨の中出掛けていった。
現場では、ちょうどビデオカメラを抱えた人ともう一人がそこを撮影していた。犯行現場を覗いてみたが、タバコの吸い殻やゴミがあるだけで、爆弾が破裂したという痕跡は認められなかった。
犯行現場に出掛けていった目的の一つは、11日以上も前に起きた「爆弾破裂事件」だから、当然、目撃者に情報提供を呼び掛ける「立て看板」が設置されているはずだという推測を確認することだった。
殺人事件だけではなく、暴行事件でも、交通事故でさえ、警察は、事件や事故の捜査で情報が不足している場合、目撃者に情報の提供を呼び掛ける「立て看板」が設置される。

しかし、それがどの程度の爆発であったか報道されていないので不明だが、街中で爆弾が破裂させられた、しかも、「遠隔操作で起爆」(NHK)や「無線機で起爆」(フジテレビ)と報道されている凝った仕掛けの爆弾破裂事件である。

これには愕然とした。
刑事警察が犯人検挙に失敗する大きな原因は、初動捜査の遅れである。
人の記憶は薄れやすいし、都会だとそばを通る人は不特定の場合が多いから、事件が発生したらいち早く情報を得るために、近所の聞き込みや目撃者探しをしなければならない。
渋谷区の場合、住宅もそばにないという場所柄、深夜に発生した事件であれば、通行人及び玉川通りの通行車輌に目撃情報を求めることが重要である。

それが、犯行から11日経過した時点でも、目撃者を捜す手はずが整えられていないのである。
歩道での立て看板と玉川通りを通行する車両が見える位置での横断幕(ちょうどそばに横断歩道がありマラソン開催などで実施される通行制限の横断幕が貼られていたりする)は必須の措置だろう。

■ 被害者が出るならホームレスをと考えた事件なのか

渋谷区の犯行現場も、新宿中央公園と同じように、ホームレスを狙った可能性が高いと考えている。
というのは、近所の人から、ホームレスがそこをねぐらにしているという情報を得たからである。

推測になるが、新宿中央公園「爆弾破裂事件」の場合、多数のホームレスがねぐらにしている公園敷地内であり、報道されている通りの「開けたら爆発という仕掛け爆弾」であれば、ホームレスが被害者になる可能性が高いだろう。

渋谷区の場合は、玉川通り沿いの歩道植え込みであり、誰が爆弾を見つけるかはわからない。だから、ホームレスが近づいたときに爆発させるため、「遠隔操作」を使ったと推測することができる。

残念ながら、品川区の八潮近くの公園というのが、ホームレスがねぐらにしている場所なのかどうかはわからない。起爆装置も導火線(フジテレビ)という。
ご存じの方がいれば、フォローをお願いしたい。


爆弾起爆の多様性から見て、これまでも何回かあったようなホームレスに暴行を加え、なかには死に至らしめた高校生?の事件とは異質であると感じる。高校生レベルの犯行としたら、手が込みすぎていると思う。
また、爆弾マニアでヒッキーという犯人像については、3件が同一犯だとすれば、ホームレスの有無が不明の品川区を除き、ホームレスを意識的に狙っていたフシがある点で違うかなあという思いである。また、渋谷・品川・新宿と行動的なのも気に入らない。

また、左翼過激派犯行説も出ているが、左翼過激派がホームレスを狙った爆弾テロを起こすということも考えにくい。


1990年以降に日本で起きた不可思議な公安事件を見聞きするたびに思い出すのは、

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 116号事件


 一連の朝日新聞東京本社銃撃(87年1月)、阪神支局襲撃、名古屋本社寮襲撃(87年9月)、静岡支局爆破未遂、リクルート元会長宅銃撃事件(88年8月)を指す。関連・類似事件として、中曽根康弘、竹下登の両元首相脅迫、愛知韓国人会館放火事件がある。時効になっていない阪神支局襲撃、静岡支局爆破未遂事件の捜査が続いている。(07:16)

2002年1月8日「朝日新聞」
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である。

「116号事件」についても、情報をお持ちの方がいたらフォローをお願いします。


[関連新聞記事]
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渋谷・品川の爆発、新宿と同一犯か [読売新聞]


 東京都新宿区の区立新宿中央公園で19日朝、木箱に入れられた爆弾が爆発し、男性1人が重体となった事件で、今月に入り、渋谷区(10日)、品川区(12日)で相次いで発生した2件の爆発事件でも、今回の木箱と酷似する木箱に爆発物が仕込まれていた疑いの強いことが、20日、警視庁捜査一課と新宿署の捜査本部の調べでわかった。

 木箱の材質はいずれも合板のようなもので、手製と見られる。捜査本部では3件の爆発事件は、同一犯によるものとの見方を強め、遺留物の鑑定を急ぐとともに、周辺の聞き込み捜査に全力を挙げる。

 これまでの調べで、新宿の事件には、消火器爆弾が使われていたとみられ、目撃者の証言や現場で回収された木片などから、消火器が縦35センチ、横10数センチ、高さ約40センチ程度の合板製と見られる木箱に入れられていた。さらに、この木箱は四方をビスで固定され、手製だった可能性があることが目撃者の証言などから新たに判明した。

 一方、今月10日深夜、渋谷区桜丘町の道路わきの植え込みで、さらに同12日深夜には品川区八潮の公園近くの歩道でも、いずれも突然ボストンバッグが爆発する事件が起きている。

 これまでの捜査本部の調べで、渋谷、品川の現場からも合板とみられる木片が複数見つかっていることが判明。バッグの中に手作りの木箱に入れた爆弾を忍ばせて放置した可能性があり、捜査本部では3件の犯人は同一との見方を強めた。

 渋谷、品川、新宿のいずれのケースでも木箱は手作りとみられ、使われている材質も似ていた。また、火薬は市販の花火の黒色火薬などが使われたとみている。

 一方、渋谷区の爆発現場からは、無線機に使われるアンテナ類が見つかっていたこともわかった。捜査本部では、遠隔操作で、バッグの木箱に詰めていた花火や爆竹などに点火し、爆発する仕組みになっていたとみている。しかし、品川区の現場からは花火の燃えかすなどが見つかったものの、遠隔操作の部品などは発見されておらず、起爆方法などを調べている。

(1月21日03:01)

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東京・新宿の爆発物、前日午前中に設置か [読売新聞]


 東京の新宿中央公園で木箱に入った消火器が爆発し、路上生活者の男性(53)が重体となった殺人未遂事件で、爆発物が見つかった事件前日の18日午前中は、公園内にいる人が普段よりかなり少なかったことがわかった。通常なら約200〜300人いる路上生活者の多くが、その当時、施設入所者を決める抽選に出るため、会場の新宿区役所に出かけていた。爆発物は18日午後に見つかっており、警視庁は、犯人が人の少ないこの時間帯を狙って置いた可能性があるとみて不審者がいなかったか調べている。

 調べや新宿区によると、抽選は18日午前9時半からあった。冬場に一定期間、路上生活者らを受け入れる臨時宿泊施設「さくら寮」の入所者選定が目的で、約140人が集まった。この施設の抽選は2週間に1回ある。また同日は午前9時から、非常食の乾パン300人分が配られ、抽選参加者以外の路上生活者らも多数来ていたという。

 抽選に参加した路上生活者の一人は「18日は現場近くにいた路上生活者の多くが午前8時すぎに出かけ、昼前に戻ってきた」と話している。

 これまでの調べによると、最初に紙袋入りの「消火器爆弾」が見つかったのは18日午後3時20分ごろ。爆発現場から約15メートル離れた植え込みの中で、見回り中の公園管理事務所職員が見つけた。


 警視庁はこれまで、18日午前中に公園内で不審者を見たという情報は得ていない。だが「紙袋を持った男を見た」と話す路上生活者もおり、さらに聞き込み捜査を続けている。(15:18)


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大量の花火使用か 東京・新宿の爆弾事件 [朝日新聞]


 東京都新宿区の新宿中央公園で木箱が爆発し、路上生活者の男性(53)が重体となった事件で、現場に花火の燃えかすと火薬が残っていたことが20日、わかった。「消火器爆弾」の破片など約70個が半径約60メートル内に飛び散っていたことも判明。火薬は花火に使われることの多い「黒色火薬」とみられる。爆発物の威力から警視庁は、花火の火薬が大量に使われたとみて、火薬の成分分析を急いで花火の種類を特定し、販路を調べる。

 捜査1課や新宿署などの調べでは、燃えかすは爆発物が置かれていたごみ箱近くで見つかった。花火の紙片とみられ、少量の火薬がこびり付いていた。火薬は黒色火薬とみられる。

 関係者によると、黒色火薬はほかの火薬に比べて着火しやすい特性がある。花火に詰める火薬としての用途が多く、花火の打ち上げや鉄砲の発射薬にも使われる。硝酸カリウムや木炭などで比較的容易に作れるという。

 また爆発物が入っていた木箱は約35センチ×約十数センチ×約30〜40センチとみられる。爆発前日の18日午後、公園事務所の職員が見つけた際には、取っ手つきの紙袋に入れられ、その上にひもが十字にかけられていた。植え込みの中にある木の根元に立てかけられていた。

 20日の現場検証で爆発物の破片が、ごみ箱から半径約60メートルの範囲でも見つかった。19日の捜査で見つかった場所より、さらに10メートル先にまで飛んでいた。消火器の底の部分や側面の金属片のほかベニヤ製の板の破片も見つかった。木箱のふたとして使われていた可能性がある。

 爆発物の構造はわかっていないが、重体の男性が木箱のふたを開けようとしていて起爆装置が作動、爆発した可能性が高い。警視庁は、現場で見つけた資料約200点を鑑定し、仕組みの解明をする。

 一方、今月10日に渋谷区の植え込みでバッグが爆発した事件の現場で、ラジコンのような送・受信機とみられる機械の部品や塩化ビニル管が見つかっていたことがわかった。犯人は遠隔操作で爆発させたとみられる。爆竹のような花火もあった。品川区の公園で12日深夜に爆発した布製かばんの中にも多数の花火が入っていた。


 警視庁は、3件の事件で爆発物がいずれも植え込みの中にあったうえ、花火が使われているか、その可能性があることに注目、関連について慎重に調べている。(03:05)


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1月21日 13:20 爆発事件:木箱設置は18日白昼の2時間 東京・新宿中央公園  [毎日新聞]


 東京都新宿区の新宿中央公園で起きた爆発事件で、爆発物の入った木箱は事件前日の18日午後1時20分〜3時20分ごろの約2時間に公園内の植え込み近くに置かれた可能性の高いことが、警視庁新宿署捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、この時間帯に集中して不審者の目撃情報の有無などを調べている。

 これまでの調べでは、木箱は18日午後3時20分ごろに、爆発のあったごみ箱から約10メートル離れた植え込み近くにあるのが目撃されていた。その後の調べで、付近を午後1時20分ごろ見回りした清掃業者は、不審物には気付かなかったと話したという。

[毎日新聞1月21日] ( 2002-01-21-13:21 )






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