日本政府、情報収集能力に限界 手間取る邦人安否確認

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 13 日 00:09:14:

09/12 19:06 情報収集能力に限界 手間取る邦人安否確認  政治45
共同
 政府は米中枢同時テロで十二日午後になって無事を確認した邦人
数を初めて公表するなど、情報収集に手間取っている。     
 首相官邸の危機管理は、過去の内閣の対応遅れを教訓に作成され
た「初動対処マニュアル」に沿って、初動体制だけは比較的順調に
スタートした。だが邦人の安否など肝心の情報は、在外日系企業の
確認作業に頼らざるを得なかった。              
 海外での同時多発テロという前代未聞の事態で情報が錯綜(さく
そう)し、人数の限られた大使館の活動に限界があるとはいえ、政
府の情報収集システムは見直しを迫られている。        
 「十分な態勢でやっているので抜かりはない」。十二日午前の記
者会見で、福田康夫官房長官は胸を張った。しかし政府が邦人の安
否の公表を控えている点には「確実性が乏しく報告する段階でない
」と言葉を濁した。                     
 もともと首相官邸への事件発生の一報は通信社電だった。小泉純
一郎首相は都内のホテルで秘書官らとの会食を終え、公邸に戻った
十一日午後十時ごろ、通信社電で事件を知った内閣情報集約センタ
ーから首相秘書官経由で連絡を受けた。            
 古川貞二郎官房副長官は同センターから自宅に送付された通信社
ファクスで、上野公成官房副長官も議員宿舎でテレビ報道と秘書官
からの連絡で、それぞれ事件を知った。            
 内閣危機管理センターは関係者への事件発生を伝達後、午後十時
三十五分に「官邸連絡室」を設置。約一時間後には「官邸対策室」
に格上げするなど「初動対処マニュアル」に沿って対応。同センタ
ーには外務省や防衛庁から事件情報を伝えるファクスや電話連絡が
次々と入って来たが、「最新情報は米CNNテレビの方が早かった
」(関係者)との声も漏れた。                
(了)  010912 1905              
[2001-09-12-19:06]

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