パレスチナ「停戦に合意」 ベイトジャラ〜イスラエル外務省も確認 軍なお駐留言明〔産経新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 30 日 12:34:26:

【カイロ29日=村上大介】
パレスチナ自治政府筋は二十九日、仏AFP通信に対し、イスラエルのペレス外相とアラファト自治政府議長の間で、自治区ベイトジャラからのイスラエル軍撤退をめぐる「停戦合意」が成立したと語った。同筋は、議長がエルサレム南郊のユダヤ人入植地ギロへの銃撃停止を命じたとしている。イスラエル外務省筋は停戦合意を確認したが、国防省は否定しており、事態は依然として流動的だ。
イスラエル放送によると、AFP通信の報道を確認した外務省筋は、イスラエル軍が同日午後八時(日本時間三十日午前二時)に撤退を開始するだろうと語った。しかし、国防省筋は同放送に対し、「停戦合意について何も知らない」と述べたうえで、ベイトジャラのイスラエル軍は二十九日夜も駐留を続けると言明、外務省の見解を否定している。
二十八日夜にアラファト議長と二回にわたり電話会談したペレス外相は三十日も欧州など第三者の仲介でパレスチナ側との交渉を継続しており、パレスチナ側との何らかの了解に達した可能性はある。しかし、まだイスラエル政府内の意思統一が図られていない可能性が強く、シャロン首相がどのような判断を下すのかを含め、不透明な状況だ。さらに、イスラエルによるパレスチナ解放人民戦線(PFLP)のアブ・アリー・ムスタファー議長暗殺に反発を強めたパレスチナ武装組織が、実際に議長の銃撃停止命令を受け入れて銃撃を完全に停止するのかも焦点となるだろう。
入植地ギロへの銃撃は、ムスタファー議長が暗殺された二十七日に激化し、イスラエル軍は二十八日未明、銃撃拠点となったベイトジャラに侵攻。パレスチナ側は二十八日夜、自治区ベツレヘムからギロに向けて三発の迫撃砲を撃ち込み、二十九日の日中も迫撃砲を発射している。このイエス・キリストの生誕の地でキリスト教の聖地であるベツレヘムからの攻撃は、イスラエル軍をベツレヘムへの侵攻に誘い、世界のキリスト教社会から非難の声を引き出そうとねらったパレスチナ側の戦術だとして警戒する見方もあった。
エルサレムに近いヨルダン川西岸にあるユダヤ人入植地付近では二十九日、パレスチナ人の乗用車が銃撃を受け、一人が死亡、二人が負傷。また、西岸ナブルスでは、イスラエル人一人が銃撃で死亡。ガザと西岸でパレスチナ人三人がイスラエル軍に撃たれて死亡した。



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