住友電、新タイプの電磁波吸収材料を開発〔日本経済新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 11 日 23:59:35:

住友電気工業は11日、新しい電磁波吸収材料を開発したと発表した。磁性体の微粒子を使うタイプの吸収材料で、粒子の形状と大きさを均一化することにより吸収能力を従来品に比べて約2倍に高めた。携帯電話などの電子機器から漏れる電磁波が人体や他の電子機器に悪影響を与える可能性が問題になっていることから、電子機器内部で使う電磁波吸収材料として量産化を目指す。
開発した電磁波吸収材料は、鉄とニッケルの合金によるパーマロイ磁性体を用いる。磁性体の微粒子に電磁波が当たると、電磁調理器と同じ原理によって電磁波が熱に変換されて放出される。1ギガ(1ギガは10億)ヘルツを超える高周波領域では、従来品が電磁波の40%台しか吸収できなかったのに対して、住友電工の新材料は80%以上吸収できるという。量産化すれば製造コストも従来品より低くできる見通し。年内に有償サンプルの出荷を始める計画だ。

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