「聖戦」を警戒する中国 くすぶる新疆の独立運動

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 27 日 19:40:09:

09/27 17:04 「聖戦」を警戒する中国 くすぶる新疆の独立運動  外信78

 【北京27日共同】新疆ウイグル自治区に独立運動の火種を抱え
る中国は、米中枢同時テロへの米国の報復攻撃に対するイスラム原
理主義勢力の反発が、新疆のトルコ系イスラム住民であるウイグル
民族に飛び火し、「ジハード(聖戦)」の連鎖反応が起こることを
強く警戒している。                     
 新疆の独立運動の歴史は一九三三年と四四年の二回の東トルキス
タン建国にさかのぼる。いずれも長くはもたなかったが、ウイグル
民族の独立志向は中国共産党の支配後も綿々と受け継がれ、九○年
に同自治区アクト県で二十人以上が犠牲となる大暴動が起きた。 
 この時、独立派は過去二回の建国時と同様に「イスラム復興のた
めのジハード」を掲げた。九三年の中国の国家民族委員会の調査に
よると、当時のウイグル民族はパキスタンやサウジアラビアのイス
ラム原理主義と親族訪問の名目で行き来し連絡を取り合っていた。
 中国筋によると、アフガニスタンでタリバン政権が実効支配を始
めてからは先進武器がタリバン政権を通じて運び込まれ、爆発テロ
がたびたび発生。                      
 中国政府はこれまでタリバン政権と接触し、ウイグル民族がアフ
ガンで軍事訓練を受けている証拠を突きつけて、独立派への支援を
やめるとの口約束をタリバン側から取り付けているが「約束が守ら
れているかどうかは分からない」(中国外務省高官)という。  
 タリバン政権や米中枢同時テロの「最重要容疑者」とされるウサ
マ・ビンラディン氏が「ジハード」を呼び掛ければ、ウイグル民族
が呼応し、イスラム復興の大義とともに、その刃を漢民族に向ける
可能性が大きい。同自治区の漢民族の人口は全体の四割弱にすぎず
民族の融和も進んでいない。中国にとって、国境を越えて連帯を強
めるイスラム原理主義の動向はひとごとでは済まされない厄介な問
題である。                         
(了)  010927 1704              
[2001-09-27-17:04]

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