タリバン打倒も視野 米政権〜主席補佐官「軍事行動の準備整う」〔産経新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 01 日 15:58:02:

【ワシントン30日=佐野領】
ブッシュ米大統領は三十日、米中枢同時テロの主要容疑者とされるウサマ・ビンラーディン氏を「管理下」においていることを明らかにしたアフガニスタンのタリバン政権に対し、「われわれは交渉しない」として、同氏の引き渡しをめぐる一切の取引や交渉を拒絶した。一方、カード米大統領首席補佐官は、米軍が大統領の決断次第でいつでも軍事行動を開始できる準備を完了したことを確認した。
ブッシュ大統領の発言は、同日の米フォックステレビに出演したカード首席補佐官が伝えたもの。
カード首席補佐官は、米国がタリバン政権に対してビンラーディン氏だけでなく、支配下のテロ組織「アルカーイダ」の構成員全員の引き渡しを要求していることを明らかにしたうえで、「交渉の余地はない。われわれは行動をとる用意ができている」と続け、同政権と取引をする考えがないことを強調した。
さらに同補佐官はタリバン政権について「テロ活動の一味であり続けるならば、政権の座にあるべきではない」と指摘、米政府としては政権打倒も視野に入れていることに触れ、同政権に圧力をかけた。
一方、ラムズフェルド国防長官は同日の米NBCテレビに出演、「タリバン政権は数日前に(ビンラーディン氏が)どこにいるか知らないと言っていた。政権当局者の発言を信用する理由はない」と述べ、米政府内部にタリバン政権に対する不信感が高まっていることを示唆した。
また、ロシアのイタル・タス通信も北大西洋条約機構(NATO)の情報として「四十八時間以内に、ミサイル、航空戦力による攻撃が加えられる可能性がある」と配信した。

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