「タリバン後」へ動き加速 北部同盟に内紛の危うさ

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 07 日 18:14:28:

10/06 18:12 「タリバン後」へ動き加速 北部同盟に内紛の危うさ 外信63

 【ジャボルサラジ(アフガニスタン北部)6日共同】米軍事作戦
が近づくアフガニスタンで五日、反タリバン勢力「北部同盟」のア
ブドラ外相が「(国家統一のための)最高評議会を十日以内に開催
」と言明、「タリバン後」への動きが加速し始めた。しかし各軍閥
の寄り合い所帯である同盟は、将来的に内紛の危うさも抱えている
。                             
 九月上旬、ウサマ・ビンラディン氏が関与したとみられる暗殺で
、カリスマ的指導者マスード元国防相を失った北部同盟。一時は分
裂も指摘されたが、その後の米中枢同時テロで情勢は一変。国際的
注目が急速に高まり、逆に首都カブール奪回作戦に向け、結束を強
めている。                         
 しかし、タジク人主流でパンジシール渓谷一帯を拠点とするマス
ード派と、ウズベク人主流でウズベキスタン、タジキスタンと国境
を接する北部を拠点するドスタム将軍派では、流通させている通貨
が異なるなど、軍閥ごとに一定の自立傾向があるのは否めない。 
 同盟関係筋は「各派ともかつての内紛がイスラム原理主義勢力タ
リバンの台頭を許したとの反省から、現時点で(軍閥間の)対立傾
向が顕在化する可能性は低い」としながらも「タリバン後の新国家
体制づくりの過程で、以前の内戦を戦ってきた軍閥が覇権争いを再
開する可能性は否定できない」との懸念を示した。       
 一九七三年に国を追われたザヒル・シャー元国王の担ぎ出し自体
が、民族ごとの軍閥などで構成する同盟側の自信のなさを示してい
るとの指摘もある。                     
 ポスト・タリバンのアフガンの新たな国づくりは、同盟側が内部
の民主的結束と国際社会の支持をどう維持していけるかにかかって
いる。                           
(了)  011006 1812              
[2001-10-06-18:12]

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