投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 14:29:13:
回答先: ２日後にも首都カブール攻撃開始 北部同盟 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 14:02:30:
10/08 08:53 夜空にせん光、爆発音 前線の同盟兵士に高揚感 戦 外信60
【トプダラ（アフガニスタン中部）７日共同＝及川仁】夜空にオ
レンジ色の光が連続して上がっていく。低く響く爆発音。暗やみの
町を兵士らが行き交う―。米中枢同時テロで、米軍の報復攻撃が始
まった七日夜、アフガニスタンの反タリバン勢力「北部同盟」の拠
点、ジャボルサラジは興奮と緊張感に包まれた。前線のトプダラで
は、兵士らが「首都攻略を始める」と高揚した口調で語った。
ジャボルサラジから約六十キロ南のカブール上空に対空砲火の光
が見え始めたのは、七日午後八時半ごろ。突然青いせん光が夜空を
流れ、爆発音が三―四回届いた。各国の取材陣百人余りは「攻撃開
始」を打電するために走り回った。
北部同盟兵士に先導されカブールから三十キロ北の最前線トプダ
ラへ向かう。灯火を消して山道を上る途中、自動小銃を抱えた数十
人の兵士らと擦れ違った。半月に照らされた白い山肌を背景に、兵
士らの動きが激しい。
北部同盟司令官の一人は「米軍の攻撃は、ＣＮＮテレビで知った
。攻撃は大歓迎だ。今度はわれわれが、カブールへ進撃を始めると
きだ」とまくしたてた。
トプダラから見渡すカブールの街は、やみに沈んでいた。砂ぼこ
りで煙っているが、火災などは見えない。前線の向こう側でタリバ
ン兵士の車両の前照灯が激しく動き回っていた。
「すぐにここを退去してくれ」。八日午前二時すぎ同盟側兵士が
叫んだ。傍受したタリバンの無線によると、この高台を狙って砲撃
してくる可能性があるという。岩だらけの山肌を急いで駆け降りる
。
ジャボルサラジに戻る途中、うずくまる十人近い人々に出会った
。同盟側の退去命令を受け、家族十二人で避難したラヒムシャフさ
ん（７２）一家。家財道具はほとんどない。「一体これからどうす
れば…」
衛星電話で連絡がついたカブール市の元タクシー運転手は涙声だ
った。「われわれは非常に悪い状況にある。この状況を理解してほ
しい」。干ばつに加えて、空爆の恐怖。切々と訴えると電話は突然
切れてしまった。
（了） ０１１００８ ０８５３
[2001-10-08-08:53]
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。