米炭疽菌事件 深まるナゾ、高まる警戒(産経新聞)

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投稿者 いがらし 日時 2001 年 10 月 28 日 12:18:52:

米炭疽菌事件 深まるナゾ、高まる警戒
拡散菌の移動経路は国防総省探知機6基

 【ワシントン27日=土井達士】ニューヨークで三人が皮膚炭疽(そ)を発症したのに続き、首都ワシントンでは郵便局員二人が肺炭疽で死亡したほか、さらに三人が肺炭疽を発症、連日にわたって国の主要施設で新たな炭疽菌が見つかっている。異常事態で事件の焦点となったワシントンでは、菌の移動経路などのナゾが深まるとともに、細菌攻撃がより強力なものになる可能性も排除できず、警戒も高まり緊張した空気が漂っている。

 ワシントンの炭疽菌事件で、これまでに発見された炭疽菌入りの郵便は十五日に開封されたダシュル民主党上院院内総務あての一通にとどまっている一方、菌が検出されたのは同議員の事務所をはじめとした議会関係施設九カ所▽同議員あての郵便を扱ったブレントウッド郵便局▽ホワイトハウス、連邦最高裁、国務省、中央情報局(CIA)、陸軍病院の各専用郵便処理施設−など極めて幅広い範囲に及んでいる。

 ただ、菌が検出されたすべての施設は、ブレントウッド郵便局から配達を受けているうえ、多くの場合は検出された菌は微量。米政府も「問題の菌は極めて細かく精製され、飛散しやすい」(リッジ国土安全保障局長官)ことを認めているほか、ワシントンでは肺炭疽の発症が確認された五人中四人(うち二人死亡)がブレントウッド郵便局に集中していることもあり、同郵便局でダシュル議員あての炭疽菌入り郵便が処理されている過程で、内部の菌が飛散し、他の郵便物に付着したとの推測も一定の同意を得ている。

 ただ、発症者の残る一人は、「ブレントウッド郵便局に入ったことはない」と証言している国務省郵便施設の職員。米疾病対策センター(CDC)のコプラン所長は二十六日、国務省の事例について「ブレントウッド郵便局で付着した菌を吸って発症するのは事実上、不可能だ」との見解を示し、「ダシュル議員あてのもの以外に炭疽菌入り郵便があったとの前提で調査を進めている」とした。

 しかし、これまでのところダシュル議員あて以外の炭疽菌郵便はまったく見つかっていないうえ、二十六日夜にダシュル議員の事務所からは数百メートル離れている下院議員三人の事務所からも菌が検出されたことで事態は一段と複雑化している。

 一方、新たな細菌攻撃があった場合は一段と致死性などが高いものになりかねないとの警戒感は一段と高まり、国防総省では二十六日、庁舎の外側に炭疽菌などを三十分以内に探知できるという生物・化学兵器探知機を合計六基設置した。


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